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動物検疫所

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エボラ出血熱 ・マールブルグ病について

 

エボラ出血熱は、エボラウイルスの感染により起こります。ウイルスの元々の出どころ(自然宿主)は未だ不明ですが、 アフリカのサルから人へ感染し、さらに人から人へ感染した例が報告されています。感染した人は2 ~21日間で発症し、急な発熱、頭痛、筋肉痛、のどの痛み、嘔吐、下痢、腹痛がおこり、さらに内臓の出血や激しい臓器障害により死亡する場合があります。サルの場合は、出血斑が見られることもありますが、多くの場合は突然死亡します。 

マールブルグ病は、エボラ出血熱と同じ仲間のウイルス(フィロウイルス科)であるマールブルグウイルスの感染により起こります。 やはり自然宿主は不明で、アフリカ由来のサルから人へ感染し、同じような症状が現れた例が知られています。どちらの疾病も現在の時点で治療方法がありません。 

これらの感染症は、国内ではこれまで発生していないことから、海外からの侵入防止が重要となっています。