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動物検疫所

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家畜の伝染性疾病の発生状況

ASF(アフリカ豚熱)に関する情報 

口蹄疫に関する情報 

平成22年4月20日に宮崎県において口蹄疫の発生が確認され、感染が疑われる牛や豚等の家畜の殺処分が行われるなど甚大な被害を及ぼしました。

国内で多くの家畜が殺処分されることは、畜産物の安定供給にも影響を及ぼします。中国や韓国をはじめ、多くの国では口蹄疫の発生が確認されていることから、日本の畜産農家に被害が及ばないよう、動物検疫所では口蹄疫の我が国への侵入防止の徹底を図っています。

リーフレットはダウンロードして御利用ください。

fmdleaflet.jpg 2018版日本入国される皆様へ(中・韓面).JPG
海外での口蹄疫発生(発生地域からの肉製品の持ち込みについて)(PDF:624KB) 日本へ入国される皆様へ(PDF:967KB)

一般情報

  • 原因(病原体)
    口蹄疫ウイルス(Picornaviridae Aphthovirus)
  • 感受性動物
    牛、水牛、めん羊、山羊、豚、しか、いのしし等
  • 症 状
    突然40 ~41 ℃の発熱、元気消失に陥ると同時に多量の流涎(よだれ)がみられ、口、蹄、乳頭等に水疱やびらんを形成し、食欲不振、跛行(足を引きずる)を呈する。乳牛では泌乳停止。
    ウイルス株のタイプによっては、鼻・口部のびらん、潰瘍等軽度の症状しか示さないことがあることにも留意する。

牛 :発熱、過度の流涎、咀しゃく困難、急性の跛行、著名な一般症状の悪化。妊娠牛ではまれに流産が起こる。泌乳牛では乳量の減少が見られる。幼若牛は本病の特徴的な症状を示さず死亡することがある。老齢牛では発症率は高いが、死亡率は2 ~3 %である。

豚 :病変は蹄部に多く見られ、このため跛行が最も気付きやすい。口腔粘膜及び鼻鏡の病変は非常に小さい。幼豚では、通常急性胃腸炎及び心筋の変性が起こる。感染子豚は哺乳を嫌い、弱くなり、元気消失し、悪臭を伴う下痢をする。子豚の死亡率は60 %にも及ぶことがある。成豚では跛行がひどく、歩くことを嫌う。

  • 潜伏期間
    牛では通常2 ~8日(1 ~21日の範囲)
  • 伝播様式
    感染動物との接触(飛沫感染)、感染動物の生産物、汚染物品等により伝播。
  • 予防法
    常在地等を除き発症牛のとう汰による清浄化を推進するとともに、緊急接種用の不活化ワクチンを備蓄。我が国では厳重な検疫を実施(発生国からの畜産物等の輸入禁止措置等)。
  • 治療法
    なし。発生した場合は、家畜伝染病予防法に基づき、まん延防止のため、と殺が義務付けられている。

 

関係機関へのリンク

農林水産省「口蹄疫に関する情報

国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構動物衛生研究部門「口蹄疫」(外部リンク)

 

鳥インフルエンザに関する情報 

アジア諸国をはじめ、多くの国で高病原性鳥インフルエンザが発生していることから、動物検疫所では鳥インフルエンザの我が国への侵入防止の徹底を図っています。

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 海外へ旅行される皆様へ(鳥インフルエンザ)(PDF:594KB)

 ダウンロードして御利用ください。

 

一般情報

  • 原因(病原体)
    A型インフルエンザウイルス(Orthomyxoviridae, TypeA influenza virus)
  • 感受性動物
    鶏、うずら、きじ、だちょう、ほろほろ鳥、七面鳥、あひる、がちょうなどの鳥類等
  • 症 状
    鳥インフルエンザのうち強毒タイプ(これまで強毒タイプの鳥インフルエンザはH5、H7亜型に限られている。)に罹った鶏の臨床症状は、産卵率の低下、呼吸器症状、下痢、流涙副鼻腔炎、頭部・顔面のはれ、鶏冠(トサカ) ・脚部の皮下出血、神経症状などが見られ、高率で死亡。
  • 予防法
    鳥インフルエンザが発生すれば、日本を含め世界のほとんどの国では、ワクチンに頼らない殺処分による防疫措置が採られています。我が国では厳重な検疫を実施しています。(発生地域からの家きん、家きん肉等の輸入停止措置等)
  • 高病原性鳥インフルエンザ/低病原性鳥インフルエンザとは
    農林水産省「鳥インフルエンザに関する情報」(外部リンク)内の「高病原性鳥インフルエンザの呼称について」参照。

 

関係機関へのリンク

農林水産省「鳥インフルエンザに関する情報」(外部リンク)
国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構動物衛生研部門「高病原性鳥インフルエンザのページ」(外部リンク)
国立感染症研究所感染症情報センター「高病原性鳥インフルエンザ」(外部リンク)

 

その他の家畜の伝染性疾病に関する情報

農林水産省「家畜の病気を防ぐために(家畜衛生及び家畜の感染症について)」内の「家畜の疾病に関する情報」をご覧ください。

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