3.事業の効果水質改善による生産性の向上現在、本地区内に設置されている水路は、水田に水を引き入れる用水路と、水田から水を流す排水路が兼用されている状況です。このため上流部で使った水は、そのまま水路を通して下流でも使われることになりますが、近年の都市化・混住化により、下流に行くほど水路に生活排水などが流れ込み、水質が悪化している状況にあります。 このため、本事業では幹線水路について、流入してくる生活排水の流下改善対策として、パイプライン化や、既存の開水路の改修を行うことで水質改善がなされ、生産性の向上が見込まれます。
【図】北岸・南岸幹線水路(パイプライン)(イメージ図)
災害防止効果等 那賀川(なかがわ)から水を取り入れる北岸堰、南岸堰、吉井大西堰(よしいおおにしぜき)の3ヶ所の頭首工(とうしゅこう)は、老朽化によりその機能や安全性が低下しています。これらの頭首工を補修、撤去することで災害の未然防止を図ることにより、農業生産の維持、経営の安定が見込まれます。 |
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徳島県阿南市日開野町西居内456
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