コラム:茶がゆ
茶がゆは柳井市や周防大島町など、山口県東部の郷土料理。鑵子(かんす)と呼ばれる鉄製の釜を使って番茶やほうじ茶を煮出し、その中に白米を入れて炊いたものです。
茶がゆは17世紀初頭に岩国藩主吉川公(きっかわこう)が、奨励して広まったといわれており、お米をあまり食べることができなかった時代に、少しでも量を増やして食べられるようにと考案されました。さらりとした口当たりで漬物と相性がよく、一口ごとにお茶の香ばしい香りが広がります。できたてをアツアツの内にいただくのはもちろん、夏は冷やしてサラサラといただくのもお勧めです。また、さつま芋が入った芋粥もあり、ほんのりとしたさつま芋の甘みがお茶とよく調和しており人気。最近はヘルシー料理としても取り上げられています。
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