事業の目的、概要
事業の目的
南周防地区は、山口県東部に位置し、瀬戸内海を南に望む温暖な気候の地域です。本地区の農業は、水稲を中心とした自給的農家や第二種兼業農家が過半数を占め、農業従事者の高齢化が現在進みつつあります。また、本地区のほ場は、一部では区画の条件が整っているものの、その多くは狭小、不整形であり、さらに排水不良であるため、大豆、小麦などの畑作物の栽培に支障を来しています。また、地域内の一部のため池では、老朽化に伴う漏水などが発生しています。
このような状況から、担い手へ農地の利用集積が進まず、地区内のほ場では耕作放棄地が多く発生しております。
このため、本事業では、ほ場の区画整理、暗渠排水、ため池を一体的に整備。これにより、土地利用の整序化、担い手への農地の利用集積を促進していくとともに、耕作放棄地の解消・発生防止を目指します。また、大豆や小麦などの畑作物を導入し、地域農業の担い手の経営の合理化を図ることで、農業振興を基幹とした地域の活性化に資することを目的としています。
国営緊急農地再編事業「南周防地区」の概要
- 事業名
南周防農地整備事業 - 事業期間
平成23年度~令和9年度(16ヶ年間)(予定) - 受益面積 576ヘクタール
区画整理(ほ場整備):389ヘクタール
暗渠排水(単独):182ヘクタール
農業用用排水(ため池整備):36ヘクタール(区画整理とため池整備の受益面積に重複を含む) - 関係市町
山口県光市、柳井市、熊毛郡田布施町 - 事業費
260億円(平成29年度単価) - 進捗率
63.7%(令和元年度末まで)
詳細は事業の進捗状況を参照ください - 主要工事計画
区画整理(ほ場整備):30換地区(389ヘクタール)
暗渠排水:30換地区(区画整理後に実施)、8団地(暗渠排水を単独施工)(182ヘクタール)
農業用用排水(ため池整備):6箇所 - 計画平面図及び土地利用計画図
国営南周防土地改良事業 計画平面図及び土地利用計画図(PDF : 1,021KB)
お問合せ先
南周防農地整備事業所
〒742-1502 山口県熊毛郡田布施町大字波野585番1
電話:0820-51-1007 FAX:0820-52-1330