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中国四国農政局

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    高瀬農地保全事業所全景

    1.地すべりとは

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    山崩れも崖崩れも地すべりも同じ土砂崩れには違いありません。しかし、地すべりとは、山や傾斜地の一部が非常にゆっくり動く(すべる)現象のことをいい、急に崩れ落ちる山崩れや崖崩れとは区別されています。

    また、急な場所だけに限ったものではなく、一般の斜面ではほとんど起こらないような10~20度という緩やかな勾配(こうばい) の斜面でも発生します。

    動きが遅いので急激な被害は生じにくい(もちろん急激に崩れる場合もある)のですが、何度も継続して動くので危険性がより強く感じられ、長期間の道路封鎖や立ち入り禁止など、地域社会に大きな経済的、心理的な影響を与え続ける場合が少なくありません。

    さらに、すべりを起こす層は10~100mと深いので、いったん崩れるとその崩壊土砂は膨大な量となり、地面に亀裂・陥没・隆起・地鳴りなどが発生します。

    地すべりを起こす要因は、地下水位の上昇や地質・地層構造など複雑です。

    動く速度は、1日数ミリ~数センチと様々。一度地すべりが止まっても、ある期間が経つと再び動き出すこともよくあります。

    ある学者は、地すべりのことを喘息(ぜんそく)のような慢性病に例えています。

    要因がよくわからない、治療の決め手がない、時期がくれば自然に治る、症状が激しくても致命的ではない、などといった理由によるものです。

    【図1】地すべりと地下水の関係

    【図1】地すべりと地下水の関係

    出典:国土交通省砂防部「日本の地すべり」(一部修正)

    【表】 地すべりと斜面崩壊の違い

     

    地すべり

    崩壊

    1)地質

    特定の地質又は地質構造の所に多く発生する。

    地質との関係はない。

    2)土質

    主として粘性土をすべり面として滑動(かつどう)する。

    砂質土(マサ、ヨナ、シラスなど)のなかでも多く起こる。

    3)地形

    5゜~20゜の緩傾斜地に多く発生する。地すべりに特有の地形を示すことが多い。

    20゜以上の急傾斜地の0次谷、谷頭部に多く発生する。

    4)活動状況

    継続性、再発性、時間依存性大。

    突発性があり、時間依存性少。

    5)移動速度

    0.01mm/day~10mm/dayのものが多く、一般に速度は小さい。

    10mm/day以上で速度はきわめて大きい。

    6)土塊(どかい)

    土塊の乱れは少なく、原型を保ちつつ動く場合が多い。

    土塊はかく乱される。

    7)誘因(ゆういん)

    地下水による影響が大きい。

    降雨、とくに降雨強度に影響される。

    8)規模

    1~100haで大規模なものもある。

    面積的規模が小さい。

    9)徴候(ちょうこう)

    大きく変動する前に亀裂の発生、陥没、隆起、地下水の変動などの徴候が生ずる。

    発生前の徴候がなく、突発的に滑落してしまう。

    出典:社団法人 斜面防災対策技術協会ホームページより

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