ホーム > 農村振興 > 農業農村整備 > 「中国四国水土里(みどり)のカレッジミーティング」(平成23年12月9日)概要
12月9日(金曜日)、中国四国農政局は、山口県山口市の山口大学農学部本館2階大会議室において、「中国四国水土里のカレッジミーティング」を開催しました。これは、農業農村に関心を持っている大学生と農政局幹部が農業農村における現状や今後の展開方向等について意見交換を行うもので、平成15年度から実施しているものです。
カレッジミーティングでは、山口大学農学部から農業工学分野を含め、野生動物の生態、栽培学、昆虫学、農業経営学、さらに地域文化といった様々な分野を専攻している学生11名と、深田三夫生物資源環境科学科教授が出席、農政局からは安部設計課長、阪口農村振興課長、塩澤事業計画課長、井上事業調整室長、菊池南周防農地整備事業所長が出席しました。
会議では、はじめに安部設計課長が、「日頃感じている農業農村の課題について意見交換したい。本日のミーティングを契機に農政局と大学との連携の輪がより一層広がって行くことを期待する。」と挨拶しました。深田教授からは「大学では座学や研究が中心となって現場の情報を知る機会や現場を体験する機会が少なくなってきた。本日このような農政局側から最新の情報を与えて頂くことに感謝する。」と挨拶がありました。

安部設計課長の挨拶 深田教授の挨拶
次に、出席者の紹介の後、農政局からの情報提供として、安部設計課長が「農業・農村の多様な役割」について、阪口農村振興課長が「中山間地域の課題と活性化」について、菊池南周防農地整備事業所長が「国営南周防農地整備事業の概要」をそれぞれ説明しました。
そして、学生4名から、取り組んでいる研究内容の発表がありました。
【学生からの研究内容の説明(説明者)】
1.地下灌漑システム設置圃場の水分,養分動態
(生物資源環境科学科4年 下元隆志)
2.耕作放棄地の土壌物理性の変化
(生物資源環境科学科4年 松井祥平)
3.タヌキの生態について
(農学研究科2年 相本実希)
4.生態系配慮型水路における生き物調査
(農学研究科1年 寺本明広)
研究内容の発表を行う学生
その後の意見交換では、「農業・農村が持つ多様な役割を知っていたか」との質問に対して、学生から「実家の周りには田んぼはなく、農業にたずさわっている人も身近にいなかったので、あまり普段は考えずに生活していた。大学の授業で農業農村には災害防止や水源涵養の機能があることを学び、農業農村は守っていかないといけないところだと意識するようになった。」、「田舎は逆に身近すぎていて、その役割を実感することはなかったが、大学に入って田舎が恋しくなり農家に手伝いに行ってたりしてたことから、癒しの効果はあったと思う。」などの意見が出されました。
また、「地域資源を守り将来に継承していくため、国民は何をすべきか」との質問に対しては、学生から「耕作放棄地の話しをよく聞くことがある。将来のために都会へ流れがちな人をいかに田舎に戻すかは大事なことだと思う。今日、中山間地域を元気にする話しを聞いて、田舎でも戻りたくなるような場所を増やすためのサポートをして、そういった場所を増やしていければ、地域資源を守っていけるのではないかと思う。」などの意見が出されました。

意見を述べる学生
これに対し、農政局からは「農業農村の多様な役割は、都会育ちの方も田舎育ちの方も何となく感じてはいると思うが、大学での授業や農業体験等のきっかけが無ければ、それを具現化できないところはあると思う。そういう意味では、こんな見方もあるということを行政や農業に携わっている側からもっと情報発信する必要があることを感じた。」また、「集落を最低限維持するためには、若い人の定住は不可欠である。若い人は農業を就農という観点だけで見るのではなく、農村地域でいろんなことを実践するプロデューサーとして入っていくというのも良いのではないか。さらに、受け入れる側も、若い人の多様な受け入れ方法を通じて、若い人の定住に繋げる方法を模索していく必要がある。」と回答するなど、限られた時間ではあったが有意義な意見交換となりました。
参集した方々
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中国四国農政局 整備部 設計課
担当者:事業調整室長、技術審査第2係長
TEL:086-224-4511(内線2611、2627)
FAX:086-234-7445