世界一の“マンゴー”を目指して
瀬戸内市(株) 神宝あぐりサービス
(収穫直前のマンゴー) |
(瀬戸内の神宝マンゴー) |
経営規模
- ガラス温室3棟で、約800鉢を栽培
- 収穫量は、約15,000個/年
- 従業員7名(アルバイト含む)
取組の経緯
本社(シンポ-工業(株))が畑地灌漑事業に関わった経緯があることから、農業で恩返しをしたいと考えていた。牛窓地区は野菜生産が盛んだが、自社には栽培技術がないことから、誰も取り組んでいないマンゴーに着目し栽培を始めた。
取組の概要
- 栽培施設
地域で活動していた農事組合法人の解散に伴い、平成20年に同法人が所有していたオランダ製のガラス温室5棟のうち3棟を譲り受け、マンゴーを栽培している。 - 栽培方法
ガラス温室における栽培で、樹勢を抑制する必要があること等から、管理が容易で耐寒性が向上する鉢植え栽培とした。 - 栽培技術
栽培当初は、九州の主力産地(宮崎、鹿児島)に技術指導を依頼したが受け入れてもらえず、沖縄県の生産者の支援を受けた。現在は、宮崎県の生産者に年数回の技術支援を受けている。 - 販売先
年間収穫量約15,000個のうち、7~8割は本社ネットワークを活用し自力販売。そのほか、(株)宗家源吉兆庵、竹久夢二敷島堂(株)、天満屋等と取引している。
代表者からのメッセージ
- 地球温暖化が進む中で、マンゴーの花芽形成には12度以下の気温が必要。輸送コストを考慮すれば、沖縄県よりも適地であると考えている。また、宮崎県産マンゴー「太陽のたまご」は、基準糖度が15度以上だが、自社で栽培したマンゴーも15度前後の糖度があり、「世界一のマンゴー」と自負している。
- 今後は、年間30,000個の収穫を目指して取り組みたい。
お問い合わせ先
(株)神宝あぐりサービス
瀬戸内市邑久町山田庄197-1
TEL:0869-22-2767
HPアドレス:http://www.shinpo-agri.co.jp
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