りんどう産地を引っ張る若きリーダーの取組
新見市 奥山亮
(奥山氏 ほ場で、ご家族と) |
(りんどう) |
(栽培ほ場) |
経営規模
- りんどう約50アール(平成29年)
- 出荷本数約13万本(平成28年)
- 労働力2名(うち1名パート)
取組の経緯
一般企業に勤めていたが、奥さんの実家がある新見市での就農を決意。平成20年に初期投資が少ない「りんどう」で就農を開始。
取組の概要
- りんどう専作の先駆者
平成20年からりんどう25アールで栽培開始。基本的な栽培技術を習得した後にかんがい設備を整え、省力化のため液肥管理や粉砕樹皮培地を使ったコンテナ栽培に取り組む。
開花期の異なる品種を導入して出荷時期を分散させ、平成24年には50アールまで規模を拡大。5アール以下の小規模生産農家しかいなかった地域で、初めてりんどう専作経営を確立。
平成29年には、若者による部会の活性化を期待されJA阿新花卉部会長に就任。平成29年度岡山県花き共進会において、農林水産大臣賞を受賞し品質も高い評価を得ている。 - 新見りんどうの販路拡大
西日本有数の産地である新見りんどうの広告塔として、平成29年に「敬老の日にりんどうを贈ろう」キャンペーンやスーパーとのフェアを開催するなど、積極的に販路拡大に取り組む。 - 後継者の育成
平成28年の新規就農者に自らの経験を基に指導を行った結果、平成29年の初出荷で目標を上回る出荷となった。一方で、部会の生産者が高齢化しており、産地の維持・発展のためには就農者の確保が喫緊の課題。そのため、部会長として部会全体で後継者を育成する体制を検討中。
今後の展望
- 平成27年より県の機関等と、独自ブランド「新見オリジナルりんどう」の育成を行っており、他産地との差別化による経営の安定化につなげたい。
- イベント等を通じて全国の就農希望者に新見のりんどう栽培の魅力をPRして、新規就農者の確保を図りたい。
お問い合わせ先
JA阿新営農経済部園芸課(花卉部会事務局)
新見市西方1406
TEL:(0867)72-3134
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お問合せ先
中国四国農政局岡山県拠点地方参事官室〒700-0927
岡山県岡山市北区西古松2丁目6-18 西古松合同庁舎3階
電話:086-899-8610
FAX:086-899-8611