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農山漁村のすがた(平成21年)

  中国・四国地方には、日本の原風景とも呼べる、美しい風景が数多く残っています。穏やかで温かく、時に歴史の重みすら感じさせてくれるような風景をお楽しみください。

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詳細情報 -平成21年 | 12月 | 11月  | 10月  |  9月 |  8月7月  |  6月  |  5月  |  4月  |  3月   |  2月  |  1月  | 

詳細情報 -平成21年

 

12月 

みつまた1

ミツマタの収穫【撮影12月16日】
(山口県周南市)

   周南市鹿野の巣山地区で栽培されているミツマタが収穫を迎えようとしている。山間部に位置する同地区はミツマタの栽培に適しており、約40aのほ場から収穫されるミツマタは、鹿野地方に古くから伝わる「山代和紙」の原料として利用される。

みつまた2

デビラ干し1

冬の風物詩・デビラ干し始まる【撮影12月10日】
(愛媛県西条市)

  12月上旬から、西条市の河原津(かわらづ)漁港で冬の風物詩であるデビラが見られるようになった。

  デビラとは、コンショ(タマガンゾウビラメの地方名)を干したもの。底びき網漁業によるコンショの水揚げが始まった漁港内の干し場には、1本のロープに30匹ずつ通し、すだれ状にしたデビラが並んでいる。

  漁協によると、「2~4日で干し上がったデビラは、主に自家用や贈答用にする。火で軽くあぶると、香ばしくなり、おいしい。」とのこと。デビラ干しの作業は、各漁業者の家庭で来年の3月頃まで続く予定。

デビラ干し2 デビラ干し3

 

11月 

冬季湛水白鳥1

田んぼを白鳥の湖に【撮影11月20日】
(島根県松江市)

  松江市の宍道湖北部の水田地帯では、毎年、はくちょうが飛来している。本年は10月14日に初飛来が確認された後、徐々に増えて11月20日朝には126羽が確認された。

  同市の農事組合法人では、60aの水田に水を15cm程度溜めるとともに、くず米等を撒いてはくちょうを呼び込んでいる。この水田で栽培した米は、同法人の直売所で「湖北はくちょう米」のブランド名で販売されている。

冬季湛水白鳥2 冬季湛水白鳥3

小原紅早生1

収穫期を迎えた「金時みかん」【撮影11月18日】
(香川県坂出市)

  香川県特産の「小原紅早生(おばらべにわせ)」が収穫期を迎えている。

  坂出市松山地区は小原紅早生発祥の地であり、約32haで栽培されている。今年は約270tの収穫が見込まれ、お歳暮商品として高松市場を中心に全国へ出荷される。

  この小原紅早生は、その紅い外観から別名「金時みかん」とも呼ばれ、夏の早堀「金時いも」、年末のお節料理に欠かせない「金時にんじん」とともに、「坂出の三金時」として加工品も開発されるなど、同地区では特産品として栽培を推進している。

小原紅早生2 小原紅早生3

 

 10月 

コスモス畑

休耕田でコスモス栽培【撮影10月28日】
(香川県さぬき市)

  さぬき市鴨部で赤・白・薄紅色のコスモスが満開を迎えている。
  これは、同市が進める「明るいまちづくり花いっぱい運動」の一環で、志度ライオンズクラブが会員の休耕田約2.3haに遅まきのコスモスの種を播いて育ててきたもの。
  10月25日に開催されたコスモス祭りでは、満開のコスモスが摘み放題とあって、大勢の家族連れやカップルが訪れ、両手いっぱいに花を抱えていた。
  なお、26日以降も自由に摘むことができる。

コスモス

赤そばの花畑

赤そばの花満開【撮影10月24日】
(愛媛県内子町)

  内子町石畳地区で赤そば(品種:高嶺ルビー)の花が満開を迎え、観光客を楽しませている。
  当地区では、たばこの後作にそばを栽培(約3ha)しているが、今年、初めて赤そばの種を秋田県から取り寄せて栽培(約10a)を始めた。
  9月下旬に種をまいた赤そばは11月中旬に刈り取り、11月23日に催される「そば祭り」(主催:営農組合石畳)で、10割そばとして振る舞われる予定。
  赤そばの花は今月いっぱい楽しめる。 

赤そばの花 お蕎麦屋さん 

稲刈り後の田園風景02

稲刈り後の田園風景【撮影10月15日】
(高知県佐川町)

  高知県佐川町では、水稲の収穫後にとんがりぼうし状に組んだ稲わらがたくさん並ぶ光景をあちこちで見ることができる。

  一般的に刈取り後のわらは細断してほ場にすき込むことが多いが、この地域では、水田で乾かした後に保管して、しょうが等の敷きわらとして利用している。

 

稲刈り後の田園風景01

柿の収穫作業

西条柿の収穫【撮影10月10日】
(島根県東出雲町)

  東出雲町の中海干拓地では、10月に入って中国地方特産の渋柿「西条」の収穫が本格化している。干拓地にある果樹園は日当たりがよく、他の果樹園に比べ収穫時期が早い。

  農家によると、「今年は特に大玉の傾向で収穫量は多いものの、糖度は若干低い。台風第18号で一部落果したが、収穫量に大きな影響はない。」とのこと。

  収穫した柿は、ドライアイスで脱渋して直売所に出荷するほか、干し柿用として生果で直売所に出荷(消費者が自分で皮をむいて干し柿をつくる)する。

色付いた柿

 

9月 

そばの花と彼岸花


そばの花と彼岸花【撮影9月28日】
(島根県出雲市)

  出雲市では、そばが開花時期を迎え、稲穂の黄色い絨毯に白いそばの花の絨毯が混じるようになった。
  その黄色と白の中に点々と鮮やかな赤い色を添えている彼岸花が、いかにも秋を感じさせる。
  出雲市では6年前に出雲そば生産組合が設立されて以降、そばの作付面積が増加している。
  10月上旬にはそばの収穫が始まり、下旬には全国そばまつりも開催される。

そばの花

みのったリンゴ 

りんごの収穫が始まる【撮影:9月8日】
(山口県阿東町)

阿東町徳佐地区では冷涼な気候を生かして、戦後、りんご栽培が盛んに行われるようになり、現在では西日本有数の産地となっている。
同地区にある約20カ所の観光りんご園は例年並みの8月15日にオープンし、「つがる・王林・ふじ」など品種や園地を変えながらりんご狩りを11月頃まで楽しめる。

みのったりんご みのったりんご

 

 8月  

梨(豊水)

豊水(ほうすい)の収穫最盛期【撮影8月28日】
(徳島県鳴門市)

鳴門市大麻町で豊水の収穫作業が最盛期を迎えている。豊水は糖度が高く、また、ほどよい酸味があり果汁も多い。同市では、収穫等の作業を分散させるため、早生品種の幸水(こうすい)、中生の豊水、晩生の新高(にいたか)が生産されており、豊水は9月上旬まで収穫される。

梨棚 梨

 

 早期水稲の収穫

台風が過ぎ、真夏の稲刈りが再スタート【撮影8月11日】
(高知県高知市)

全国各地に豪雨による被害をもたらした台風第9号は、8月9~10日にかけて高知県に最接近した。台風が過ぎた翌11日には、7月末から行われていた早場米水稲(コシヒカリ)の稲刈りが再開し、農家は、炎天下のもと黄金色に実った稲を収穫していた。

黄金色に実った田んぼ 黄金色に実った田んぼ

 

 7月

 桃(あかつき)の収穫最盛期 

桃(あかつき)の収穫最盛期【撮影7月14日】
(徳島県板野郡上板町)

徳島県の桃の主産地である板野郡上板町で「あかつき」の収穫が最盛期を迎えている。今年は天候に恵まれて順調に生育し、栽培農家では連日、早朝からピンク色に色づいた実を一つずつ丁寧に摘み取っている。収穫は8月上旬頃まで続く。 

たわわに実った桃(あかつき) 収穫された桃(あかつき)

 野良時計前のひまわり

安芸市の観光名所でひまわり開花中【撮影7月12日】
(高知県安芸市)

安芸市の観光名所「野良時計」前に約1万本のひまわりの花が咲き誇り、訪れた観光客を楽しませている。同市の名所に花を植えて観光客を迎えようと、昨年から地元住民がひまわりやコスモスなど季節の花の植えつけに取り組んでいる。7月上旬頃から満開になり見ごろを迎えている。

満開のひまわり 満開のひまわり

 6月

 メロンの花とミツバチ 

メロンの花とミツバチ【撮影:6月14日】
(島根県松江市)

松江市のメロン栽培農家で、ミツバチによる受粉作業が行われた。JAを通じて受粉専用のミツバチを導入したもので、巣箱に女王蜂がおらず増殖はできない。
約1カ月の受粉期間で、メロン1本あたり約5つの雌花が受粉して実になるが、最終的には摘果して1本1果取りで収穫する。メロンは8月上旬に収穫され、贈答用として県内の百貨店等で販売される。 

雌花で受粉しているミツバチ ハウス内に設置された巣箱

 

 5月

 なつみかん:花も実もある風景(山口県萩市)

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5月 なつみかん:花も実もある風景
(山口県萩市)

萩市の特産品であるなつみかんの開花が、最盛期を迎えている。
萩市では、明治維新により職を失った武士への救済措置としてなつみかんの栽培が始まり、今でも当時をしのばせる光景が見受けられる。
また、萩城下町のなつみかんの花のかおりは、平成13年に環境省選定「かおり風景100選」に認定されている。

 裸麦(品種:
            マンネンボシ)の収穫(愛媛県伊予郡松前町)

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5月 裸麦(品種:マンネンボシ)の収穫
(愛媛県伊予郡松前町)

5月中旬から、松前町昌農内地区で裸麦(品種:マンネンボシ)の収穫が始まっている。
取材先の農家によると、収穫量は平年の7割ほどしかなく、これは、は種期の天候不順による発芽不良によるものと のこと。

 河内晩柑(
            宇和ゴールド):満開の花と同居、樹上完熟中の晩柑

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5月 河内晩柑(宇和ゴールド)
花も実もある風景
(愛媛県宇和島市吉田町深浦)

宇和島市吉田町周辺では、初夏の果実として人気がある「河内晩柑(宇和ゴールド)」の樹上完熟栽培が行われ ている。柑橘類の栽培が盛んな南予地域では、4月下旬からみかんの花が咲き始め、5月下旬頃までほぼ1ヶ月の間、町中さわやか な花の香りに包まれる。

 4月

 ももの花が満開(岡
            山県総社市)

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ももの花が満開
(岡山県総社市)

特産のももが岡山県南部地域で満開となっている。「白桃」の栽培が盛んな総社市周辺では、丘陵部のもも畑が まるでピンクの布団をかぶっているようである。
吉備路の象徴である備中国分寺周辺では、このところの陽気で満開のももの花を目当てのアマチュアカメラマンや農 産物直売所、観光いちご園への家族連れで賑わっていた。

 菜の花見頃(
            島根県簸川郡斐川町)

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菜の花見頃
(島根県簸川郡斐川町)

菜の花は同地区の営農組合が食油用に水田約2ヘクタールで栽培しており、品種は、「ななしきぶ」である。収穫 は6月中頃で、隣接する出雲市の製油所に出荷する。
4月12日の菜の花祭りでは、農業用用水池を使った釣り堀や同営農組合で栽培した野菜・花きの直売等が行われる。  

 

 3月

 原木栽培しいた
            けの植菌(島根県隠岐の島町)
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原木栽培しいたけの植菌
(島根県隠岐の島町)

島根県隠岐の島町の建設会社は、原木しいたけの栽培、販売に参入し、現在約3万本の原木でしいたけを栽培して いる。ここでは原木栽培では珍しい周年での収穫・出荷をビニールハウスで行っている。
3月は、原木に椎茸菌を植え付ける「植菌作業」の盛期となっている。

釜ゆでひじきの生産が始まる(愛媛県西宇和郡)
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釜ゆでひじきの生産が始まる
(愛媛県伊方町)

伊方町で、3月上旬からひじきの乾燥・調整作業が始まっている。
「ひじき」とは、褐藻類ホンダワラ科ヒジキ属の海藻で海苔の一種。
ひじきの乾燥は、生干し(茹でずに乾燥)と釜ゆでしたものを乾燥するものがあるが、当地区では、調理しやすく評 判が良い釜ゆでした乾燥ひじきを生産している。
製品は、主に漁協へ出荷されるが、同町内の温泉施設や直売所でも販売されている。 

 釜ゆでひじきの生産が始まる(愛媛県西宇和郡)
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葉たばこの苗定植始まる
(愛媛県大洲市)

大洲市上須戒の国営パイロット団地で、葉たばこの定植作業が始まった。
この農家では、葉たばこを約1ha栽培しているが、「今年は天候が悪く、定植準備作業(畝立て、マルチ張り)が遅 れた。やっと3日前にマルチ張りが終わり、今日から定植作業を始めている。」と話す。
なお、定植している苗は、育苗ハウスで育てた苗(約20日間)である。

 2月

 みかん畑に黄色い
            絨毯(愛媛県西予市)
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みかん畑に黄色い絨毯
(愛媛県西予市)

西予市明浜町の果樹園では、菜の花が満開をむかえ、畑一面黄色く染まっている。
同園地は、除草剤や化学肥料を使用せず、農薬をできるだけ使わない柑橘類の生産・販売を中心に活動している地域 農業法人等が管理していることから、自生の菜の花が広がった。

 青のりの天日干し
            (山口県下関市)
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青のりの天日干し
(山口県下関市)

下関市豊北町北部を流れる粟野川の河口では、2月6日から青のり採り、天日干しが始まった。朝、採取した青の りを水洗いし、泥・ゴミ等を取り除いた後、各々の家の前で荒縄にかけて天日乾燥(一日干)している光景は、冬から春の風物詩 となっている。

 シロウオ漁始まる(山口県萩市)
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シロウオ漁始まる
(山口県萩市)

萩市の松本川河口付近で「早春の風物詩」であるシロウオ漁が解禁された。
シロウオ(素魚)はハゼ科の魚で体長が4~5cmと小さいため、「おどり食い」で食されることが知られている。
潮が満ちてきた時に川をのぼるシロウオは、四手網漁(よつであみりょう)といわれる十字に組んだ竹に四角形の網 を吊るし、水中に沈めた網の上にシロウオが来たときに網を引き上げる漁法で採捕される。

 1月

初荷式(愛媛県松山市)
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初荷式
(愛媛県松山市)

1月5日、松山市中央卸売市場において「初荷式」が行われた。
松山市中央市場運営協議会会長から、「厳しい情勢であるが、明るく頑張って地域を盛り上げていきましょう」との あいさつの後、三本締めを行い、威勢の良いかけ声が場内に響いた。
青果市場では、野菜のせりから始められ、続いて果樹のせりでは県産興居島みかん(秀M10kg)が3,500円で落札され ていた。また、同市場の花き市場でも「初市式」が行われ、椿がご祝儀相場の価格(43,500円)でせり落とされていた。

ふゆみず田んぼ(島根
            県松江市)
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ふゆみず田んぼ
(島根県松江市)

松江市古江地区の水田では「冬期湛水」を行っている田んぼがある。これは、水稲の除草作業を軽減することが 主目的で取り組まれているが、はくちょうのねぐらとしても利用されている。水を張った水田では、はくちょうの糞が肥料となる ため、追肥等が少なくてすむなどの効果もある。
島根県の宍道湖周辺は、はくちょうの越冬地としては最も西に位置するとされている。

子牛市場初競り(
            島根県松江市)
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子牛市場初競り
(島根県松江市)

1月15日、島根中央家畜市場(松江市宍道町)で平成21年和牛の子牛の初競りが行われた。初競りでは、県東部を 中心に340頭の子牛が上場され、306頭の取引が成立した。内訳は、雌152頭、雄2頭、去勢186頭。1頭当たりの平均価格は、約30万 5千900円で、昨年の初競りに比べ12万円程度安くなった。
主催者のJA全農しまねは、不況の影響で枝肉価格が上がらないこと及び飼料価格が依然高止まりしているため、肥育 農家の買い付けが弱いことや積雪で競り参加者が少なかったことが原因とみている。

「姫とうがらし」の
            雪さらし(岡山県鏡野町)
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「姫とうがらし」の雪さらし
(岡山県鏡野町)

鏡野町奥津地域の特産物となっている「姫とうがらし」の雪さらし作業が、1月12日から同町のNPO法人「てっち りこ」により始まっている。
町内の生産農家が昨年8月~11月にかけて収穫した姫とうがらしを同法人が買い取り、塩漬けにしたもので、週1回程 度、1回約500kgを一面雪で覆われたほ場に並べる作業が続く。(3月末まで計5,500kg)
この雪さらしにより、塩分を雪が吸収し、絶妙な塩抜きができ、風味もまろやかになる。

中国四国農政局案内

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