ホーム > 生産 > 中国四国の大豆 > 豆類の干ばつ対策について
|
暖地・温暖地では夏期の干ばつ時期が大豆の開花期と重なります。 開花始めから子実の肥大期に水分不足になると、落花・落莢が多くなり収量の低下や青立ちを招きます。これら被害を軽減させるために、かん水を行う必要があります。
青立ちした大豆(サチユタカ) |
開花期以降に干ばつにあうと減収及び青立ち株の発生の原因となります。
特に、莢の伸長始め~粒肥大始めは特に著しく減収し、青立ちの程度が高まります。
1.特定の期間に土壌乾燥した場合の収量比(%)と青立ちの程度
2.莢伸長始め~粒肥大始めの期間に土壌乾燥がpF2.8以上となった日数と青立ちの程度との関係
(近畿中国四国農業研究センター、2006)
|
《参考》 pFとは? 土の中の水が土の毛管力によって引きつけられている強さの程度を表す値で、土の湿り具合を示す値でもあります。しかし、pFは土の水分状態(水分張力)を示すもので含水量を表すものではありません。 十分に水を含んでいる土の場合、pF値は低く植物の根が水を吸いやすい事を示しています。逆に土が乾燥してくるとpF値は高くなり、水を吸い上げるには強い力が必要となります。畑地の場合、通常pF値は1.5~2.7で、これ以下では水分過多となり、これ以上では水分不足となります。 |
干ばつの影響を軽減するためには、畝間かん水の実施が効果的です。
水の確保が可能な地域では、最長葉が直立し、ほ場全体が白っぽく見えるようになる前に、畝間かん水を実施しましょう。
また、かん水後は、長期にわたって滞水しないよう早めの排水が必要となりますので、ご注意下さい。
「収量300kg/10a、品質Aクラスのための大豆不耕起栽培マニュアル(PDF形式)」
(独)農業・食品産業総合研究機構 近畿中国四国農業研究センターHPより
(独)農業・食品産業総合研究機構HPより (平成17年度研究成果情報)