マルト製菓株式会社(広島県)「積極的なプロモーションで各国へ菓子の販路開拓」
令和元年度取組事例
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事業者の概要
- 所在地:広島県福山市御幸町中津原1532
- 代表者:代表取締役社長 戸田 信一
- 主な品目:菓子(カステラ等)
- 主な輸出国先・地域:中国、香港、韓国、台湾、タイ等、約20カ国・地域
- 事業概要:カステラ、チョコケーキ等の半生菓子製品の製造。
輸出の取組内容
- カステラ等の菓子を、中国、香港、韓国、タイ、オーストラリア等を中心に20カ国・地域程度に輸出。カステラは人気が高く、輸出の6割を占める。
- 販路拡大のために、現地での地道な試食販売によって、販売店・購買層の生の情報を入手することを重視している。
- 中国語や英語に対応可能なスタッフを採用したことで、スピード感のある輸出が可能となった。
取組経緯
- わずかではあるが、約20年前から商社を通じて中国等へ菓子を輸出していた。
- 2013年の中国での展示会への出展をきっかけに、中国市場の活気と将来性を見込んで本格的な輸出を開始。
- 近年はアジア地域に限らず、中東、南米方面も開拓しつつある。
課題と対応方法
- 商品PRを工夫し認知度を向上
展示会等におけるプロモーションを、商社まかせから製品の特徴をよく知っている自社社員が直接行うやり方に変えて、好成績を収めている。 - 賞味期限延長要求への対応
無理して要求に合わせるのではなく、回転率を上げて賞味期限内に商品を売り切るスキームを現地で実証して見せることで、バイヤーの信頼を確保。 - 原材料や包装材の工夫
輸出先ごとに輸送機関や荷扱い等が異なることから、原材料の配合や包装容器の素材等を工夫し、品質保持を実現。
実績
- 輸出額
2020年:3億6,000万円、2021年:3億5,300万円、2022年:3億8,300万円
今後の事業展開
- 単に輸出国数を増やすのではなく、すでに輸出している国に対しても、より市場開拓を進め、輸出量の増加を目指す。
- 海外展示会出展に取り組み、他の国への展開も図っていく。
- 政治問題や地政学リスクに対応できる販売エリアの分散を進める。
印刷用
マルト製菓株式会社(広島県)「積極的なプロモーションで各国へ菓子の販路開拓」(PDF : 466KB)
お問合せ先
経営・事業支援部 輸出促進課
代表:086-224-4511(内線2668,2159)
ダイヤルイン:086-230-4258