3 漁港施設等の整備

(1) 漁港施設の整備

 漁港の整備は,第8次漁港整備長期計画(計画期間63〜5年度,総事業費2兆4,100億円)に基づいて行われており,その実施状況は 表IV-1 ( ダウンロード )のとおりである。

 このほか,水産業協同組合が事業主体となり,国から無利子貸付けを受けて漁港施設の整備を行うNTT-Aタイプ事業(5年度事業費4億6,000万円)を実施した。

(2) 漁港環境の整備

 快適で潤いのある漁港環境を形成するため,漁港における景観の保持・美化を図る漁港環境整備事業の実施により,植栽,休憩所,運動施設,親水施設,ごみ処理施設,安全情報伝達施設及びそのための用地等の整備を推進したほか,海底汚泥による水質汚濁や悪臭が漁業活動や漁業者の就労環境に悪影響をもたらしている漁港を対象に,汚泥等のしゅんせつを行い,水質環境の改善を図った。

(3) 漁港関連道の整備

 漁獲物,漁業用資材等の輸送の合理化を図るため,農林漁業用揮発油税財源の身替り事業として,漁港と主要道路又は関連漁港等を結ぶ漁港関連道整備事業を実施した。

(4) 海岸保全施設の整備

 第5次海岸事業五箇年計画(計画期間3〜7年度,総投資規模1兆3,000億円)の第3年度として,漁港海岸背後に密集する漁業集落を高潮津波,波浪及び侵食による被害から防護し,国民生活の安定を図るとともに,海とのふれあいの増進と良好な海岸空間を形成するため,面的防護方式を取り入れた海岸保全施設整備事業に対し,439箇所を対象に113億9,620万円(うちNTT分8億6,060万円)の助成及び無利子貸付けを行った。

(5) 海岸環境等の整備

 多様化する海洋性レクリエーションの需要に対処するとともに快適で潤いのある生活の実現に向けて,海岸環境整備事業に対し,110箇所を対象に38億200万円(うちNTT分12億3,540万円)の助成及び無利子貸付けを行った。

 また,狭あいな漁村地域において公園,学校等の公共用地を確保するため公有地造成護岸等整備事業に対し,4箇所を対象に2億2,600万円(うちNTT分5,300万円)の助成及び無利子貸付けを行った。