3 漁業従事者等に対する社会保障等の充実

(1) 漁業従事者に対する社会保障等の充実

 ア 船員保険については,災害補償部門において年金等の賃金スライドによる額の引上げ等を行った。

 イ 労働者災害補償保険については,引き続き,労働保険事務組合制度等を通じて同保険への加入促進を図った。

(2) 沿岸漁業者等の福祉対策の推進

 近年の漁業就業者の高齢化に対応して,漁業者の老後の生活の安定及び福祉の向上を図り,漁業の担い手・後継者の育成確保に資するため,全国共済水産業協同組合連合会が実施する自主的な漁業者老齢福祉共済の事務運営及び普及推進に要する経費並びに漁業者の老後の生活安定を図るための老後設計についての指導助言体制の整備を行うのに要する経費について引き続き助成した。

(3) 保健福祉の向上

 老人保健制度により,40歳以上の者に対し健康教育,健康診断等を行う保健事業を推進したほか,国民運動として「ねたきり老人ゼロ作戦」を展開し,老人のねたきり状態を予防するための施策を総合的に実施した。

 また,18歳から39歳までの家庭の主婦や自営業の婦人を対象として健康診査,生活指導等を実施する等生涯を通じたきめ細かな健康づくりの施策を推進した。

 健康づくりの基盤整備の面では,老人保健事業を始めとする住民生活に密着した対人保健サービスを行うため,地方公共団体が実施する保健所の機能強化,市町村保健婦の充実,市町村保健センターの整備等に対し助成した。

 さらに,(財)健康・体力づくり事業財団による国民健康づくりの啓発・普及活動を展開した。

 このほか,へき地保健医療対策として,へき地中核病院,へき地診療所,患者輸送車(船)等の整備に対し助成する等施策の充実を図った。