2 沿岸漁場及び沖合漁場の整備・開発

(1) 沿岸漁場の整備・開発

 我が国沿岸漁業の動向等を踏まえ,沿岸漁業の安定的な発展と水産物の安定的な供給に寄与するため,「第4次沿岸漁場整備開発計画」(平成6〜13年度,総事業費6,000億円)に基づき,増養殖場造成事業,魚礁設置事業及び沿岸漁場保全事業を総合的かつ計画的に推進した。( 表V-2 , ダウンロード )

 平成11年度においては,漁港事業及び港湾事業との連携により,水域環境保全,しゅんせつ土砂等の有効利用等を実施したほか,海岸事業との連携により,静穏水域の整備等を実施した。さらに,水産資源の増大並びに海洋環境及び生態系の保全に資するため,藻場・干潟の造成を緊急かつ重点的に実施した。

 また,新たに,沖合域等の海域での効率的な漁場整備等に必要な施工技術の開発を実施した。

(2) 沖合漁場の整備・開発

 我が国が有する広大な沖合水域を総合的に整備し,資源増大方策を実施することにより,その水域を有効に利用していくことは,内外の厳しい漁業情勢下にある我が国にとって大きな課題である。

 このため,海洋構造の異なる水域に設置された浮魚礁を合理的かつ有効に組み合わせた利用方法の開発を目的として海洋水産資源開発センターが実施する沖合造成漁場有効利用調査に対し助成した。