1 水産動植物の保護等

 ア 「水産資源保護法」に基づき,水産動植物の繁殖・育成に適した水面及び資源状況の著しく悪化している水産動植物が生息している水面を保護水面として指定したほか,道県が行う保護水面の管理に対し助成した。

 イ 小型鯨類(いるか)の保護について国際的関心が高まる中で,混獲され,又は座礁したいるか等の救出,適切な対応を行うための啓発・普及等を実施した。また,減少の著しい水生生物に関するデータブックの掲載種について,保護手法の検討を進めるため,従来の文献調査に基づき,現地調査,増殖保存試験等を実施した。

 ウ 海洋環境に配慮した漁業の確立を図るため,「生態系保全型漁業」のあり方に関する調査を実施した。

 エ さめ類の資源管理やはえなわ漁業における海鳥の混獲削減について,国際連合食料農業機関(FAO)で採択された国際的な行動計画によって求められている我が国の国別行動計画を策定するために,必要な調査を実施したほか,計画内容の検討を行った。

 オ 主に青少年に対し水産資源の保護培養と持続的利用の重要性についての意識の醸成・定着を図るための水産教室等による普及・啓発活動に対し助成した。また,遊漁船業(釣り船)を利用した遊漁以外の遊漁による採捕数量の推定のための調査を新たに実施した。

 カ 海砂の採取が生態系に与える影響についての調査を実施した。

 キ 海浜生物の生息環境について,ボランティア等を利用した定点調査等を実施したほか,海浜環境及び生態系の保全に関する啓発・普及を図った。