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北陸農政局

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平成28年度食育の取組紹介  

「新潟市アグリパーク~日本初の公立教育ファーム~」(新潟県新潟市)【平成28年10月21日】   

【クラブハウス】
【クラブハウス】
【みんなで芋掘り】
【みんなで芋掘り】 
【焼き芋、楽しみ!】
【焼き芋、楽しみ!】

新潟市アグリパークは、農業に触れ、親しみ、学ぶ場を提供する日本初の公立教育ファームとして、平成26年6月、新潟市南区に開園しました。農業や食を学ぶ教育ファーム、生産者が加工から販売まで取り組む6次産業化、新規就農支援を目的に、ほ場や畜舎、農産物の調理体験施設、食品加工支援センター、宿泊施設、農産物直売所、レストランなどが整備され、4つの企業でつくる「にいがた未来共同事業体」(指定管理者)が管理運営しています。

事業の核となる教育ファームは、農業体験学習を通じて農業への理解を深め、郷土愛を育むことを目的に運営されています。国が定める学習指導要領等を踏まえ、市と市教育委員会が、幼稚園・小学校・中学校・特別支援学校・適応指導教室などを対象に策定したアグリ・スタディ・プログラム(以下「ASP」)に基づき実施しています。

耕起から収穫まで体験出来るほ場、収穫した野菜を加工し食味出来る体験ハウス、乳牛や山羊、羊を飼育する畜舎、宿泊施設を活用し、さらに近隣農家の協力を得ることで、ASPを実践しています。
また、アグリパークでは12名のスタッフがインストラクターとして活動しており、ASPの実施にあたっては、学校側と事前に綿密な打合せが行われ、より効果的な学習が出来るよう対応を行っています。
なお、アグリパークでは、新潟市民を始め、市外からの学校や来訪者も広く受け入れています。

10月6日、市立立仏小学校1・2年生が同パークを訪れました。この日のプログラムは、サツマイモ掘り、サツマイモの下処理・窯入れ、動物スケッチ、焼き芋試食という収穫・加工・食の体験です。子どもたちの表情はとても生き生きしており、自分で掘った芋が焼き上がるのを楽しみにしていました。
教育ファーム園長の真柄正幸氏にお話を伺うと、利用率が下がる冬場や施設の魅力を一層高めていくためのプログラム開発、インストラクターの資質・指導力の向上、施設規模の問題からくる大規模校への対応などが課題であり、今後も日々改善に努めたいとのことで、来園者が農業体験学習を通じ、農業や食文化に興味・関心を持ち、食の大切さを理解し、ふるさとのすばらしさを知っていただき、「アグリパークに来てよかった」と言っていただける施設になればとおっしゃっていました。 

* お問い合わせ先新潟市アグリパーク(電話:025-378-3109)  

「能登乃國ゆするぎ塾 ~ 農家ビジット・ツアー ~ 」(鹿島郡中能登町)【平成28年9月13日】  

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【説明に耳を傾けるツアー客】
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【昨年の稲刈りの様子】 
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【草鞋作りの実演】

「能登乃國ゆするぎ塾」は、職業、年齢、性別を問わず互いに「元気のある活き活きとした町おこし」をめざし平成3年に中能登町で発足しました。塾長を務める大湯章吉さんは、地元中能登町を中心に「親子農業体験」、「中学校台湾交流」、「農家ビジットツアー」など農業を通して様々な活動を行っています。

今回は、ゆするぎ塾がコーディネートし、受け入れを始めてから10年目を迎える「農家ビジットツアー」の取材に伺いました。このツアーは、アメリカのTAUCK社とJTBが共同企画したもので、日本の農業や文化に興味がある外国人を対象に京都、金沢、飛騨、東京などを巡るツアーで、プログラムは観光に加えて七尾市や中能登町の農家訪問を取り入れたものです。今年はアメリカを中心にオーストラリアやヨーロッパなどから1000人超30ツアーの受け入れを予定しています。

 9月2日の朝、棚田を抱える中山間の集落「七尾市花園」にアメリカ、オーストラリア、フランスからのツアー客32人を乗せたバスが到着しました。最初に一行は、稲穂が豊に実った刈り取り間近の田んぼに移動し、大湯さんから稲作の種まきから収穫、副産物として得られた籾殻、稲わらや糠などの副産物の生活への利用などについて、写真や現物を交えての説明を受けました。参加者は、日本の文化を育んできた稲作にとても興味があるようで、「化学肥料などは使っているのか?」、「玄米から白米まではどのような行程が行われているのか?」など技術的な質問も行われました。

その後、一行は地元の古くからの名主で典型的な日本家屋を今に残す池岡邸(築200年)に移動し、地元の方々による草鞋(わらじ)作りの実演や日本家屋独特の、風土に調和し工夫された家屋や蔵、庭園などを興味深く見学していました。

参加者からは、「裕福な農家ですね」「お宝がたくさんありますね」などの感想が聞かれました。また、日本の食に関しては、「日本食は我々の食とは全く異なったもの。生魚は食べられない」、「日本食の中では天ぷらがおいしかった」「昨日呑んだお酒がとてもおいしかった」などの感想がありました。ツアーは、稲作の始まる4月から収穫が終わる11月初旬まで実施され、田植えや稲刈り体験、農機具の乗車体験なども行われます。

大湯さんは、こうした取り組みが「地元のみなさんが能登のすばらしさを再発見し、地域の活性化や農家の元気につながること、能登の安全な農作物の発信につながれば」とおっしゃっていました。  
 

* お問い合わせ先能登乃國ゆするぎ塾塾長 大湯章吉 (電話:090-3298-6511)  

野口孝則(上越教育大学 教授)(新潟県上越市) 【平成28年9月13日】  

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【上越には美味しいものが沢山!】
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【どんなメニューができるかな?】

野口孝則教授は、昨年4月の着任とともに立ち上げた食育サークルを活動中心として、若手生産者との交流を図る農業や漁業の体験、発酵・醸造等の食品加工の工場の見学等を通じて地元の食材や次世代に伝えるべき食文化を学び、地域の食の専門家とともに、地元食材を活用した地産地消料理レシピや新商品の開発を行っています。最近は、JAえちご上越の「あるるんの杜」でのメニュー開発、平成28年度農林水産省機能性農産物等の食による健康都市づくり支援事業に採択された「機能性農産物活用促進協議会」の副会長としても活動しています。

上越教育大学では、地域貢献活動の一環として、公開講座を行っています。今回取材に訪れたのは、8月2~4日に小学生高学年以上の子供を対象として開催された、『食育教室(上越教育大学食育クラブ)』です。この講座では、3日間かけて体と心の健康について学び、地域の美味しい食材を知り、味わい、地域の食材を使った美味しい料理やお菓子などの新しい商品をみんなで考えます。

取材に訪れたのは初日だったので、まずは自己紹介。生徒たちからは、この講座を申し込んだきっかけと得意料理を教えてもらいました。6年生の牧野君は得意料理がプリンと卵焼き。5年生の多賀さんは、ひやし中華とカレーだそうです。小学生で得意料理を即答できるなんて凄いですね!!

午前の部は、野口教授から「食事と健康について」と題して、健康のための毎日の食の大切さについて、今まで研究で訪れた国や地域の「食と健康の調査」でわかったことを、簡単なクエスチョンを交えながら教えてもらいました。その上で、食べるということの意味や、体と心の健康について子供たちと考えていきました。

午後の部は、食育クラブから管理栄養士の北條真菜さんと窪田友華さんがアシスタント先生として、お米や大豆のできるまでと、それぞれがどんな加工品になるかを解説してくれました。お米や大豆を使った新しい料理を考えるための基礎知識を得たところで、自由な発想で新しい料理やお菓子のアイディアを出し合いました。
もち米におからを混ぜたおもち、豆乳プリン、餅ゼリーなど、次から次へとアイディアがあがっていきます。
今後、2日目には地域の美味しい食材を学び、3日目には実際に地域の美味しい食材を食べながら、新しい料理やお菓子のアイディアをまとめていきます。さて、最終日までにどんなレシピが思いつくかな?
 

 **講座を終えて、子供たちからの感想**

「上越にはたくさんのおいしい食べものがあることがわかりました。料理のアイデアを考えるのは最初はむつかしいと思ったけど、やってみたらとても面白かったです。」
「これからも家族みんなで上越のお野菜やごはんを食べたいと思います。お手伝いをしたりして、料理を勉強したいです。」
「上越の雪下人参がとても甘くておいしかったです。大好きになりました。」
‥などの感想が出ていました。

野口教授は、「今回は、地元の食材や食文化に関して適切に情報を提供することと、実際に産直の野菜売り場の見学や試食を通じて子供たちの創造力を磨く機会を持つことが出来ました。「食育」というと料理教室をすることが多いのですが、実際に料理をしなくても、子供たちの食への興味・関心を高め、地元の食材を用いて料理をしたい気持ちを高めることは十分に可能です。今後も、新しい食育の形を探っていきたいと考えています。」と、話されていました。  

* お問い合わせ先上越教育大学大学院 学校教育研究科 臨床・健康教育学系 教授 野口孝則(Mail:takanorinoguchiphd@gmail.com 

金沢学院短期大学(石川県金沢市) 【平成28年8月19日】   

「お弁当の日」BEST 10!!
 

実習の時間です!

実習の時間です!!

金沢学院短期大学は、70年前の1946年に金沢市出羽町に誕生しました。現在は食物栄養学科と現代教養学科を持つ短期大学です。食物栄養学科では、将来、栄養士さらに管理栄養士として活躍する「食と栄養のスペシャリスト」を養成しています。 

食物栄養学科の水口冨美江先生は、食の大切さや食を通して得られる心の豊かさと優しさを伝えられる栄養士の育成を目指しています。また、保育所での食育活動を行うなど、精力的に活動されています。
今回は、水口先生の調理実習授業で行われました、『お弁当の日』の取組を取材させていただきました。

『お弁当の日』の内容は、生徒が自作のお弁当をエントリーして総選挙を行います。この取組は、栄養士を目指す学生たちが、自分でメニューを決めてスーパーに買い出しに行くことによって旬の食材を知り、実際作ることによって「次はこうするともっと美味しくなる」という風に、変化していくのではないかなとの先生の思いから始まりました。

お弁当には、個々に「コンセプト」と「アピールポイント」が記載されていて、それぞれがどんな思いで作ったかが一目でわかるようになっています。彩り、栄養面、これからも続けられるような工夫、ボリューム、かわいらしさ。作る思いは人それぞれ。素敵なお弁当が並びました。

  

**学生たちのアンケートから**

 ・母のありがたみを実感しました。朝が苦手なので短い時間で作ることを目標にしましたが、とても大変でした。30分で毎朝作る母に尊敬しかありません!!

 ・お弁当を一人で作ったことがなかったので、実際作ってみて意外と大変だった。一からおかずを作るのは大変で、途中で嫌になった。高校時代、親に毎日作ってもらったありがたさがわかった。

 ・今日も美味しそうにできました。実家から旬の野菜が届くので、おかずを色々作っています。

 ・お弁当を作るのは、とても時間がかかりました。母はいつも3人分のお弁当を作っているので、苦労がわかりました!感謝です!

栄養士を目指す学生でありながら、あまり旬の食材を知ることのなかった学生たちも、朝早く起きてお弁当を作ることで、家族が作ってくれていた大変さがわかったり、バランスや見た目も気になってきたりと、変化が見られました。来年度も、この取り組みを続けていきたいと、水口先生は話されていました。
 

* お問い合わせ先金沢学院短期大学(食物栄養学科)水口(電話:076-229-1181 (代表))   

「共学農園・南砺福野高校」(富山県南砺市)【平成28年6月20日】  

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【開校式で自己紹介】
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【定植作業】
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【生徒さんに質問】

南砺福野高校の「共学農園」は、施設と授業の一部を地域のみなさんに開放し、学校のもつ農業教育の機能を提供することにより、農業の知識や農業への関心を高めていただくとともに、学校と地域社会との連携を深めることを目標に平成14年から実施されています。
また、生徒は、日頃の学習成果を生かして栽培方法等をアドバイスするなど、受講者と交流し、共に学ぶことを通して、生徒自身も社会の一員であるという意識を高め、主体的・意欲的に学ぶ態度を身につけることを目標としています。

28年度の共学農園講座は、年6回実施され、第1回・2回「魅力ある家庭菜園作り(05月20日、06月17日)」、第3回「コンテナガーデン作り(07月08日)」、第4回「サツマイモスイーツ作り(09月23日)」、第5回「リンゴ・カキの収穫体験(10月31日)」、第6回「簡単な雪囲い・雪吊り(11月18日)」という内容で、それぞれの講座を農業環境科の野菜、花、造園専攻の3年生が担当します。
5月20日、平成28年度「共学農園」の開講式と第1回の講座が開かれました。竹田校長先生のあいさつの後、受講生12人の自己紹介(当日1名欠席)が行われました。

はじめて参加する方、何度も参加されている方、これから畑をしたい方、家庭で畑を作っている方などさまざまです。その後、職員、生徒の自己紹介が行われました。生徒さんも緊張している様子でした。

開講式の後、いよいよ実習です。今回は、ピーマン・シシトウ類の定植作業体験です。5種類の品種を、受講生と生徒が5班に分かれて定植が行われました。作業内容は、(1)定植、(2)殺虫剤の散布、(3)看板立て、(4)水やりです。「殺虫剤はドーナッツ状に散布する」、「水やりは直接苗にかけない」など普段畑を作っている方も新たな発見のようです。作業がはじまると、受講者から生徒さんに対し積極的に質問があり、生徒さんは緊張しながらも、普段の学習を踏まえ、はきはきと答えていました。作業が進むうちに畑では、受講者と生徒さんの会話もはずみとても打ち解けた様子でした。 

* お問い合わせ先富山県立南砺福野高校共学農園係(電話:0763-22-2014)  

高須城山・農と人の会(福井県福井市)【平成28年6月14日】       

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【高須山と高須町】
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【みんなでわいわい田植え】
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【電気柵の設置】

福井市の中心部より北西約20キロメートル、市内はもとより坂井平野や日本海が一望できる高須山(標高438メートル)の中腹に豊かな自然に囲まれた世帯数40戸、人口約80人の高須町があります。人が住み始めたのは、縄文時代と言われ、室町時代、南北朝の争いに鎌倉幕府を倒した後醍醐天皇と足利尊氏の戦いの南軍最後の城(鷹巣城)がこの高須山にあったそうです。

5月22日、深緑に包まれた高須山中腹の棚田に50名ほどが集まり、田植えに汗を流しました。
田植えに集まったのは、「高須城山・農と人の会」の住民有志と棚田オーナーのみなさんです。2年前までは、市と高須町が「棚田オーナー」を公募、住民みんなで、田植えから稲刈りまでの舞台をささえてきました。ところが、昨年この取組に大きな変化がありました。高齢化が進み、草刈りなど管理作業の負担の大きさから、住民側の受入態勢が確保出来なくなり、会長の畑健一さんら地元住民有志6人とオーナー経験者約40人で「高須城山・農と人の会」を結成し引き続きオーナーを募集し運営していくことなりました。

五月晴れの下、一般市民の方をはじめ大学の先生や学生さん、環境団体等の方々などオーナーのみなさんが参加し、田んぼに引かれた線にそって、田植えが行われました。作られるお米は、化学肥料不使用、農薬5割減の特別栽培米です。田植え後は、参加者全員で、鳥獣害(とくに猪)防止用の電気柵の設置が行われました。                   
今後の日程は、一部オーナーによる除草作業、7月に除草作業とバーベキュー、9月に稲刈り、10月に脱穀・籾すり、11月に収穫祭、3月には総会が行われます。
会では、有志をつのり、ジャガイモ栽培やそばの会などの取組も行われます。

畑会長さんからお話しを伺うと、田植え・稲刈り・はさがけなどの際の天候が一番心配だとのこと。「米作り体験交流活動を通して、町内の豊かな自然を生かした地域おこしの活動に取り組んでいきたい。」とおっしゃっていました。住民からは、楽になったとの声がある一方、さみしいという声も聞かれるそうです。
自然豊かな高須町の里山で、高須町やオーナーのみなさんと触れあってみませんか。
  

* お問い合わせ先「高須城山・農と人の会」会長 畑  健一さん(電話:0776-87-2153)

* 農林漁業体験活動の取組団体一覧(福井)参考 

お問合せ先

経営・事業支援部地域食品課
担当者:「食育ネットほくりく」事務局
ダイヤルイン:076-232-4890
FAX:076-232-4178

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