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なし

・バラ科
なしには日本なし、西洋なし、中国なしなどがあります。
現在の日本なしは日本の中部以南に原生しているニホンヤマナシを基本(きほん)種として改良されたものです。全国的には10世紀以前から栽培されていたようですが、江戸時代には多くの品種が果樹園(かじゅえん)で集約栽培されていました。
現在日本なしは、千葉や茨城、鳥取をはじめ全国各地で栽培されていますが、明治時代は新潟、奈良、静岡などが主産地だったようです。また、江戸時代には越後(えちご)の国【=新潟県】に阿部源太夫(あべげんだゆう)さんという有名ななしの栽培家がおられたそうです。
西洋なしは、ヨーロッパ中部、地中海沿岸(えんがん)地方に原生する種類で、フランス、ベルギーなどで改良され、日本へは江戸時代に伝わったそうです。明治時代には、山形、福島、秋田、長野、岡山などで栽培されていたそうですが、現在は山形で過半数(かはんすう)が栽培されており、また、新潟も主産地になっています。







