北陸地域の食料自給率
北陸地域の食料自給率について考えてみよう
7.バーチャルウォーターを知っていますか?
食料を大量に輸入することは大量の水を輸入すること
小麦やとうもろこし、牛や豚など、食料を生産するにはたくさんの水が必要になります。大量の食料を輸入しているということは、そのときに使った水も輸入していることになります。
小麦やとうもろこしは、可食部(食べられる部分)に対して約2000倍、大豆や大麦では約2500~2600倍の水が必要です。つまり、大豆1カップ(170グラム)を生産するために、お風呂約2杯分の水が必要になります。
さらに、肉類は飼料を生産するときに使われる水も合わせて計算するので、牛肉は、肉として食べる部分の約2万倍、豚肉は約6000倍、鶏肉は約4500倍の水を必要とします。つまり、牛肉100グラムを食べるには、2リットル入りのペットボトル1000本分の水が使われているのです。
実際には、目に見えませんが、こういった水の量を具体的にするため、輸入している食料をもし自分の国で作ったらどのくらいの水を必要とするかを表したものを「バーチャルウォーター(仮想水)」と言います。
日本のバーチャルウォーターは、とうもろこしが145億立方メートル、大豆121億立方メートル、牛肉140億立方メートルなど、合計627億立方メートルです。これは、一般家庭が1年間に使用する水の約5.6倍にあたります。
今世界中で水不足が深刻化しています。地下水をくみ上げすぎて地盤が沈下したり、砂漠化の原因になったりしています。日本が食料を大量に輸入することで、世界の貴重な水資源に悪影響を与えています。

(※工業製品のバーチャルウォーター13億立法メートルを含む)
資料:東京大学生産技術研究所 沖大幹教授等のグループ試算






