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地域の概要 |
更新日:平成21年3月31日
地域の概要地形状況本地区は、新潟県の中央に開けた新潟平野の中部に位置し、東は信濃川、西は中ノ口川に囲まれた南北約19km、東西約5kmの完全輪中地帯で、新潟市(旧白根市のほぼ全域)と、加茂市の一部からなる農地約5,200haの農業地帯であり、古くから土地改良事業等により基幹排水施設の整備が行われてきた。 地区内の標高は、-1mを最低に最高6m程度で、傾斜は上流部が1/3,000、下流部が1/10,000と極めて平坦な地形となっており、地域の排水は全て機械排水に依存している。 水利状況1.用水状況本地区は、一級河川信濃川及び中ノ口川を水源とし、国営かんがい排水事業「信濃川下流地区」により造成された大島頭首工及び中ノ口川等から取水し、地区内には県営圃場整備事業等により造成された12ヶ所の揚水機場等により地区内に配水されている。 2.排水状況本地域は、信濃川と中ノ口川に囲まれた完全輪中地帯で、本地区の排水流域約7,200haの排水は、常時は白根排水機場から中ノ口川に排水される。 また、洪水時においては白根排水機場、中部排水機場、萱場排水機場が連携して中ノ口川に排水される。 営農状況本地区の営農は、コシヒカリを中心とした水稲と野菜等の複合経営が行われており、特にきゅうり、ほうれんそう、さやえんどう、枝豆は県内生産の第2位を占め、畑作物が多く作付けされている。また、新潟市郊外という立地条件から観光果樹園も多く、もも、なし、ぶどうは県内第1位の生産量で県の優良農業先進地域として発展している。 農業生産構造は、農家1戸当り経営耕地面積は2.0haと、県平均1.4haを上回り、専業農家率も10%と、県平均8%に比して高い県下有数の農業地帯である。 環境状況本地域は、新潟平野の中部に位置し、東は信濃川、西は中ノ口川に囲まれた南北約19km、東西約5kmの完全輪中地帯であり、排水は全て機械排水に依存している。 地域の生物生息状況については、魚類ではコイ、フナ、タモロコ、モツゴ、ドジョウ、メダカ等、鳥類では、スズメ、ムクドリ、モズ、キジバト、カルガモ、サギ類の生息を確認しており、また、白鳥やキアシシギ、ムナグロといった旅鳥も水田に群れて飛来するなど好適な生息空間となっている。 本地域に隣接する信濃川、中ノ口川及び鷲ノ木大通川の三つの河川が合流する三川合流地域においては、タコノアシ、ガガブタ、ミクリといった貴重な植物などが生育しており、信濃川では魚介類が36種、鳥類が57種等が確認されている。 このほか、桃園や梨園及び転作として作付けされた食用菊やチューリップが、緑豊かな田園空間として住民にやすらぎを与えている。 このように本地域は、都市近郊にあっても豊かな自然を有し、隣接する信濃川、中ノ口川とともに優れた自然環境を形成している。 白根地区 水路の生態当地区は、信濃川と中ノ口川に囲まれた輪中となっているため、魚類にとっては閉鎖的な環境となっている。 また、低平地故に水路勾配も極めて緩く、水が常時濁っていることや、用排兼用水路であることから、水深は深く且つ水位の季節変動も大きく、さらに護岸は鋼矢板護岸が一般的で、単調な水路断面となっているのが当地区の水路の特徴で、生態に良好な環境とはいえない。 しかしながら、平成15年~16年の2ヵ年に行った排水路10地点での魚類調査では、13種類の魚類(図1参照)が確認された。 さらに、平成15年~17年に行った、白根排水機場周辺での環境調査では14種類の大型・小型の魚類(表1・図2参照)が確認された事や、鷲ノ木大通川の白根排水機場導水路との分流付近(図2参照)では、水生植物が繁茂する堆砂島が形成され、陸部にはヨシ、水際部にはマコモやスズメノヒエなどが群生し、植生帯を作りだしている。 植生帯周辺は、植物によってもたらされる豊かな食餌環境と退避・休息環境となり小型魚類の生育場所、ならびに大型魚類の産卵場所と幼魚・稚魚の成育場所となっているものと思われ、鳥類のアオサギやハクセキレイ、セグロセキレイが水生生物を食べに来ているほか、コガモの越冬地・ねぐらになっている。
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