ホーム > 報道・広報 > 行事予定・イベント情報 > 豊かなむらづくり表彰事業 > 平成19年度豊かなむらづくり表彰事業受賞地区:小浜宮川土地改良区(北陸農政局長賞)
| 県名(所在地) | 福井県小浜市後瀬町(宮川地区) |
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| 名称(代表者) | 小浜宮川土地改良区(理事長:前野 高一郎) |
| 組織の規模・性格 | 旧市町村単位の集団・機能的な集団 |
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宮川地区は、従来生産性の低い土地条件であったことから、用水不足や担い手不足という問題を抱えていた。小浜宮川土地改良区は、これを解消するため、基盤整備事業による水源の確保や農業生産法人等を設立し、企業的水田農業を展開した。 また、地産地消、食育の推進として、地元農業者で組織する「百笑クラブ」が生産した野菜や米を給食の食材として地元小学校に提供している。 さらに、農村伝統行事「虫送り」の復活による伝統継承や農村景観の保全活動として、桜の植樹やひまわりの植栽を行うほか、農地・ため池をフィールドとする「どろんこ祭り」、ため池ボート競争などの地域交流活動に取り組んでいる。 このように土地改良区が推進母体となって、儲かる農業への転換や地域資源を活かした農村環境、伝統文化の維持保全や交流活動が豊かなむらづくりに大きく貢献した。 |
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宮川地区は、ほ場の区画が10~20aと狭小で軟弱な農地での個人零細経営や、営農に不可欠な農業用水の不足に悩まされるなど、生産性の低い農業になっていた。
さらに、米価の低迷や農業従事者の高齢化、担い手の不足など厳しい状況になったことから、農業者をはじめ地域住民の活力や集落機能の低下など、地区の将来が懸念される状況にあった。
このため、土地改良区は地区全体の合意形成のもと、平成9年度から18年度にかけて経営体育成基盤整備事業に取り組み、ほ場の大区画化(1.0ha)や用水のパイプライン化等の再整備を行うとともに、あわせて経営体の育成、農地の利用集積を一体的に推進した。
| 人口 | 862人 |
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| 世帯数 | 総世帯数 266戸 販売農家戸数 47戸(専業:8戸、1兼:6戸、2兼:33戸) |
| 農用地の状況 | 田 191ha、畑 1ha |
| 主要作目 ()内農業産出額 |
水稲 145ha(116百万円)、大麦 32ha(2百万円) |
小浜市は、福井県南西部若狭地方の西部に位置し、北はリアス式海岸の若狭湾に、南は海抜900m程度の低山地を介して滋賀県に接している。
平野部は、若狭湾に注ぐ中小河川沿いに形成されているが、その規模は小さく点在している。主にこの平野部を中心に水田農業が営まれており、昭和40年代のほ場整備によって区画は整理されているが、中小区画がほとんどで小規模零細経営が主体となっている。また、農業用水は、その大半を河川に依存しているが、水源の水量が乏しく不安定な状況となっている。
(1) 儲かる農業への転換
儲かる農業へ転換するためには、効率的な営農が可能な生産基盤の整備と経営体の育成が不可欠であるとの認識から、土地改良区が主体となって、経営体育成基盤整備事業及び経営体育成促進事業の実現と、事業の円滑な推進に向けて地元調整、関係機関協議を行い、農地の利用集積を推進し1生産法人と2営農組合を設立するなど、若狭地方のみならず福井県を代表する企業的な水田農業地域となっている。(平成17年度末集積率 87.3%)
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農地利用集積平面図(事業実施以前→平成17年度末現在) |
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(2) 豊かな農村景観の維持保全
大麦を栽培したほ場を活用し、景観植物として「ひまわり」を栽培している。6月中旬に種を播き、8月には2haを超すひまわり畑が住民の目を楽しませている。近くには、ほ場整備で創設された非農用地に設けられた老人ホームもあり、憩いの場としても活用されている。
平成19年度には、ひまわり畑を活用した迷路等を作り、子供たちの遊びの場を創出している。
なお、平成17年度には小浜市「小浜まち景観賞活動部門」の最優秀賞を受賞した。
(3) 伝承文化の保全活動
毎年8月には農作物病害虫駆除にまつわる農村伝統行事である虫送りが行われる。土地改良区は、地域を代表する組織として包括的な指導力を発揮し、活動や行事運営について主催者である宮川地区伝統虫送り保存会を強力に支援している。
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景観ひまわり畑 |
虫送り行事 |
(4) 住民交流活動を通じた人的活性化
農地・ため池をフィールドとする「どろんこ祭り」、「ため池ボート競争」に農地や施設の提供・斡旋はじめ活動運営面などを担っている。地産地消、食育の推進としては地元農業者で組織する「百笑クラブ」が生産した野菜や米を宮川小学校への給食食材の提供や、農協青年部が中心となって宮川小学校児童を対象に田植え体験を行うなど地域交流活動に取り組んでいる。
また、次世代を担う子供たち(宮川小学校児童)に地域の自然・生態に興味を持ってもらうため、農地・水・環境保全にかかる意識醸成を図るための活動(生き物調査)を行政と連携して実施している。なお、これらの活動を子供たちがまとめた子供農業体験レポートがJA県中央会が主催する小学校対象審査会において「平成18年度最高賞」を受賞した。
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ため池ボート競争 |
生き物調査 |
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