ホーム > 報道・広報 > 行事予定・イベント情報 > 豊かなむらづくり表彰事業 > 平成19年度豊かなむらづくり表彰事業受賞地区:音川ふれあい市実行委員会(北陸農政局長賞)
| 県名(所在地) | 富山県富山市婦中町外輪野(音川地区) |
|---|---|
| 名称(代表者) | 音川ふれあい市実行委員会(会長:若松 虎次郎) |
| 組織の規模・性格 | 旧市町村単位の集団・機能的な集団 |
|
音川地区は、過疎化と高齢化による地域の活力減退に対し、地域の特産である大かぶや山菜等の直売による村おこしのため、「音川ふれあい市実行委員会」を結成した。 「音川ふれあい市」は地域住民が誰でも参加できる直売組織であり、地元の新鮮・安全・安心な農産物の供給や消費者体験交流会などを通じて、参加者の生きがいづくりと地区内外の市民の農業理解の向上に寄与している。 さらに小学校の古代米栽培指導による子供達への食農教育、地域の生産・加工組織や「とやまとれたてネットワーク」との連携で地産地消活動の推進を担っている。 このような消費者交流活動は、農業の良さや食文化等を消費者に伝承し、かつ地域住民に対しても地域活性化を継承されており、豊かなむらづくりに大きく貢献した。 |
![]() |
中山間地に属する音川地区は、昭和40年代をピークに人口の減少と高齢化が進行した。地域の活力減退を危惧する中で、地域に元気を取り戻す活動を求める声が次第に強まった。
平成7年に音川地区活性化推進協議会で地区の各種団体の代表者らが話し合いを重ねた結果、自家生産の農産物や伝統的な季節感あふれる作物を生産し、住民のふれあいを通して安全な農産物を消費者に供給する直売活動に取り組むことになった。
地区内で直売に参加する会員を募集し、平成10年に直売に参加する女性や加工組織「農事組合法人 音川加工」の代表者等で「音川ふれあい市実行委員会」を結成した。
| 人口 | 1,671人 |
|---|---|
| 世帯数 | 総世帯数 452戸 販売農家戸数 200戸(専業:15戸、1兼:16戸、2兼:169戸) |
| 農用地の状況 | 田 273ha、畑 14ha、樹園地 6ha |
| 主要作目 ()内農業産出額 |
水稲 185ha(249.8百万円)、野菜 15ha(120百万円)、果樹 6ha(72百万円) |
音川地区は富山市婦中町の南西部に位置し、富山市中心部へは車で約20分と比較的近い。
山あいには水田や畑が散在し、一部ではブドウ園経営(4カ所・6ha)も行われており、主に観光農園として県内外から多数の観光客が訪れている。また、水田や水田転換畑で栽培されている「大かぶ」は、漬け物加工原料として京都方面に出荷されている。
地区の人口は、昭和20年代には2,800人、40年代には2,300人と減少し、現在は2,000人を割っている。
(1) 地域に開かれた農産物直売所(音川ふれあい市)
「音川ふれあい市」は地区民誰でも参加できる。音川地区25集落から79戸(全世帯の17%)が参加している。
市は毎年3月末から12月末までの毎週土・日の午前11時45分から午後4時頃まで開催し、年間約12,000人の消費者が訪れている。
朝収穫の新鮮野菜をモットーに豊富な山菜類や珍しい山里の品々を取り揃え、売る人と買う人のふれあいを大切に、年々売上を伸ばしている。
また、他地区の直売組織会員を募り、婦中町中心部のスーパーにインショップ「朝の音市場」コーナーを開設した。生産者の声が届く身近なコーナーとして通年販売を開始し、消費者から好評を得ている。
|
音川ふれあい市 |
インショップ「朝の音市場」 |
(2) 中山間地の地域資源をいかした農産物
|
山菜ほ場 |
会員は、消費者からの要望が高い中山間地ならではの野菜や山菜類(大かぶ、うど等)の栽培に意欲的に取り組んでいる。
ふれあい市に出荷される商品数は年間198種類で、なかでも地元野菜類が75種類で全体の46%を占め、朝取りの軟弱野菜やなす等が人気商品となっている。山菜については17種類、年間2,000kg余りの集荷となっており、新たな特産にしようと生産拡大に努めている。
一方、中山間地の夜間の冷涼な気象と粘質土壌から生み出される極め細かな肉質をもつ「早生大かぶ」は、冬場のかぶら寿司や千枚漬の原材料として遠くからの買い物客を引きつけている。
(3) 地産地消活動の推進
富山市で地産地消のネットワークとして行われている「とれたてステーション とやま 地場もん屋」の地域店として加盟し、スタンプラリーを実施している。
さらに、地域の婦中青果物出荷組合早生大かぶ部会や婦中町ハウス白ねぎ出荷組合、農事組合法人 音川加工との連携による加工品の販売を行うなど、他組織との連携を図りながら地産地消活動のリーダー役となっている。
|
大かぶ漬け |
地場もん屋 |
(4) 消費者との交流及び食農教育の取組
古くからの良さを見直し、「住んで良かった」、「周りからうらやましがられる集落にしよう」と各集落でむらづくりへの関心や意欲が高まり、自然の恵みを見直す環境整備(ホタルの里づくりや炭焼き小屋の建設等)や地区内外の交流活動(大かぶの加工体験や古代米栽培体験等)が展開されている。
|
炭焼き体験 |
大かぶ加工体験 |
![]()
企画調整室
担当者:地域農政調整官、計画推進係
代表:076-263-2161(内線3217)
ダイヤルイン:076-232-4206
FAX:076-232-4218