ホーム > 報道・広報 > 行事予定・イベント情報 > 豊かなむらづくり表彰事業 > 平成20年度豊かなむらづくり表彰事業受賞地区:櫛池地区農業振興会(天皇杯・農林水産大臣賞)
| 県名(所在地) | 新潟県上越市清里区(櫛池地区) |
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| 名称(代表者) | 櫛池(くしいけ)地区農業振興会(会長:小山 文男) |
| 組織の規模・性格 | 集落の集合体(11集落)・地縁的な集団 |
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櫛池地区では、「櫛池地区生産組織連絡協議会」、「清里区中山間地域等直接支払集落協定協議会」及び櫛池地区の認定農業者を構成員とする「清里区認定農業者連絡協議会」の3組織によって、コスト低減や中山間地域等直接支払制度の第2期対策として、単独では営農継続が困難となっていた集落も取り組んだ形で広域協定を締結するなど、各々で取り組んできた。しかしながら、高齢化等による集落機能の低下が否めないなか、広域組織の運営のために地域の負担の増加を避けるため、3組織の目的や事業を代行する機関として、「櫛池地区農業振興会」が発足した。 現在、市町村合併が進むなかで、一般的には中山間地域は行政のきめ細かな支援等が届かなくなり、更なる過疎化が懸念されている地域が多い。農業振興会は、各集落から推薦を受けたものを役員とし、また、独自の拠点施設を保有するなど、実質的に行政の一翼を担う組織として活動している。 これら農業振興会を中心とした活動は、豊かなむらづくりに大きく貢献し、今後の全国の中山間地域における取組の発展モデルとなる可能性が高いものと考えられる。 |
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櫛池地区棚田の風景 |
櫛池地区はもともと豪雪地帯であり、他の多くの北陸における中山間地域と同様、高齢化・過疎化が進行しており、地区の集落の中には、単独では農業生産のみならず居住し続けることも困難となるいわゆる「限界集落」が出ることも懸念されていた。
このようななか、地域においては、国土を守る公益的な機能の維持、特色ある農業の振興、就業の場の確保、定住条件の整備などの観点から、櫛池地区全体を守るためには、集落の範囲を越えた連携体制を構築し、全集落がひとつとなった活動が不可欠との認識が醸成され、様々な広域組織作りに取り組んでいる
| 人口 | 863人 |
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| 世帯数 | 総世帯数 261戸 販売農家戸数 144戸(専業:22戸、1兼:10戸、2兼:112戸) |
| 農用地の状況 | 田 198ha、畑 41ha |
| 主要作目 ()内農業産出額 |
水稲 165ha(227百万円)、そば 10ha(1.4百万円) |
櫛池地区は、上越市清里区の最も山間部に位置しており、櫛池川の両岸に散在する11集落からなる。積雪が2~3mにも及ぶ豪雪地帯でもあり、農業生産条件、居住条件ともに厳しい典型的な中山間地域である。昭和51年から始まったほ場整備は、10~20a区画を中心に作付可能面積の85%が完了している。
平成17年から中山間地域等直接支払制度に対応して、12の集落協定を広域化し、効率的な活動と交付金の有効活用を図り、11集落すべてが2期対策に取り組んでいる。
(1) 集落の範囲を越えた広域的な組織作り
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櫛池地区農業振興会役員 |
櫛池地区農業振興会は、中山間地域等直接支払制度を契機に営農組織や集落協定協議会等を統合して平成18年に設立された。
地区が一つになって農地・農家・集落・地区を守ることを目的に、集落間を越えた様々な取組のコーディネーター役を果たしている。各集落代表者を組入れることでコミュニティ機能も発揮しており、今後は、専門部会制の導入等さらなる組織の充実を図ることとしている。
また、地区内の高齢者のためのデイケア等ボランティア活動に取り組むなど、新たなコミュニティ機能の付与についても期待されている。
(2) 継続的営農体制づくりによる不安の解消
生産組織の広域化によって、農機具の有効利用や作業の協力体制が構築された。また、個々の生産組織が法人化する等の動きが見られ、平成17年に任意組合「北野生産組合」が農事組合法人になるとともに、平成19年には隣接する集落が加入し組織が強化された。
また、平成19年に「(農)TONOファーム」が設立され、新たな担い手として活動を開始するなど営農体制の強化と経営の安定化に努めている。
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農事組合法人 北野生産組合 |
農事組合法人 TONOファーム |
さらに、農業法人の設立等により地域の営農活動が活発化し、米の直接販売の拡大や山菜等の新規作物の導入など、新たな取組がみられる。米については、櫛池地区農業振興会が産直米専用米袋や「清流と棚田の里櫛池米」等のラベルシールを作成し、都市との交流イベント等で櫛池棚田米等の直接販売の促進を図っている。
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産直米専用米袋 |
かわさき市民祭り |
(3) 女性の経営参画への意欲の高まり
広域化を図ったことが女性の農業経営や地域活動への参画を促し、女性ならではのアイデアに基づいて農業経営の幅が拡がるとともに地域全体に活気がでてきている。
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女性グループ たんぽぽ |
梨平ポテト会 |
(4) 耕作放棄地の拡大防止
耕作放棄地でのそば畑 |
耕作放棄地の拡大防止のため、「耕作放棄地解消緊急対策普及活動事業」を活用して、農業振興会では「山うど」や「こしあぶら」の実証展示ほを開設している。
さらに、既存作物である「そば」の作付も増加していることから、ほ場整備済みの農地での耕作放棄地はみられず、未整備地においても近年は拡大がみられない。
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企画調整室
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