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北陸農政局

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クローズアップ北陸農政局長賞


平成29年度に北陸農政局長賞を受賞された方々の取組や現在の様子をご紹介します。

糸魚川市(いといがわし)鳥獣被害防止対策協議会(新潟県糸魚川市) NEWアイコン


【受賞名】鳥獣被害対策優良活動表彰

【表彰目的】生産現場において鳥獣被害対策に取り組み、被害防止に貢献している者及び団体等を表彰し、このような取組を広く紹介することにより、被害防止技術の普及及び現場における効果的な被害防止活動を推進し、鳥獣による農林水産業等に係る被害の軽減を図ることを目的としています。

1. 受賞概要

鳥獣被害防止対策協議会事務局の糸魚川市役所農林水産課の小竹係長(右)、中村主事(左)
鳥獣被害防止対策協議会事務局の糸魚川市役所
農林水産課の小竹係長(右)と中村主事(左)




本協議会は、平成24年度に市職員及び猟友会からなる鳥獣被害対策実施隊を設置し、農作物被害の防止に尽力しています。

電気柵の設置に当たっては、集落住民の方々との話し合いにより効果的・効率的な設置を検討しながら推進しており、その後の維持管理についても集落に対し適切な指導を実施しています。

平成29年度までの電気柵の総設置距離は322キロメートルに達し、糸魚川市の中山間地域において広範囲の農地をカバーしています。

また、捕獲従事者の確保対策として、農家等の方々を対象としたわな猟技術研修会を毎年実施するなど新たな担い手の育成に努め、わな免許取得者の増加と合わせ、イノシシの有害捕獲頭数も大幅に増加しています。

この取組は、電気柵の設置距離の急速な拡大と適切な維持管理を両立した被害対策の優良事例として、周辺地域への波及が期待されています。

 

2. 受賞に対する思いなどをお聞かせ下さい。

当協議会としては特別に先進地だという感覚はなく、現在も他の自治体等と鳥獣被害対策についての情報交換を行わせてもらっているところです。
電気柵の設置については交付金等で行っており、農家の方々の負担はほとんど無いため喜ばれています。

当地の鳥獣被害については、ほとんどがイノシシ被害ですが、その軽減については電気柵での被害防止が良いのか、猟やわなによる駆除が良いのか、有識者の中でも色んな考え方があり特効薬と言えるものはなく、我々も試行錯誤の状況です。
とはいえ、電気柵の設置により農地をイノシシ被害から守ることで減収が防げることから、高齢化の進む農家や担い手農家の方々に喜ばれています。
 

3. 取組において課題などをお聞かせ下さい。

電気柵(糸魚川市根知地内)
       電気柵(糸魚川市根知地内)

300キロメートル以上に及ぶ電気柵のメンテナンスは農家の方々が行っていますが、高齢化の中で作業が大変だと 言う声も出ています。
そのため恒久的な造りの柵の導入も検討しておりますが、当地は積雪が多く耐久性の問題もあり、現状では設置に至っておりません。

また、捕獲したイノシシをどう処分するかが課題となっています。
ジビエとしての活用については、民間の個人で取り組んでいる方はいますが、商業的に採算が取れないことや、消費に結びつきにくいことなどの問題で現状では市内での広がりを見せていません。


4. 現在の状況や今後の目標をお聞かせ下さい。

電気柵が設置されたところは被害が減っていますが、未設置のところにイノシシが移っていき、それらの地域では未だに被害が出ていることから、それらの地域から来年度に向けて約140キロメートルの電気柵の設置要望が出ています。

交付金の活用により農地には電気柵の設置が進んでいるところですが、反面、最近では人家の近くまでイノシシが来るようになっており、例えば家庭菜園のような場所にも電気柵を設置することも検討しています。

また、先ほど申しました捕獲したイノシシのジビエ活用についても、地元消費に結びつけられるようジビエ食の講習会なども行っています。

ジビエ講習会 ジビエ料理
ジビエ講習会
 ジビエ料理

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〒951-8035 新潟市中央区船場町2-3435-1
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