ホーム > 政策情報 > 農村振興 > 農山村の自然環境保全 > 「田んぼの生きもの調査2008」北陸管内の結果
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農林水産省が環境省と連携し行っている「田んぼの生きもの調査」について、平成20年度の北陸農政局管内における調査結果の概要をお知らせします。 |
水田や農業用用排水路、ため池などは農業生産のための施設であると同時に、魚類などの生物とって重要な生息・生育の場となっています。農林水産省では、このような農村地域で生きものなどの環境に配慮した土地改良事業を進めています。そして、事業を進めるには、その地域の生きものや複雑な生態系に関する情報を収集、蓄積することが必要であり、環境省と連携しながら、田んぼの代表的な生きものである「魚」「カエル」などについて、その生息状況を把握する調査に加え、今年度からは、農村地域の生物多様性の更なる把握のため、生物多様性に重要な位置を占める「水生昆虫」を対象に、これらの生息状況を把握する調査を実施しました。
また、広く一般の方にも調査に参加していただき、農村地域の多様な生きものについての理解の促進、さらには自然と共生する地域づくりを目指しています。
水田周辺の水路に生息している魚類を調査:30地区 143地点
調査にはタモ網、カゴ網、定置網を用いて行います。
水田周辺の農道、畦周りに生息するカエルを調査:29地区 64地点
調査にはタモ網を用いて1時間の採捕を行います。
農業用水路、ため池、水田に生息する水生昆虫調査:30地区 170地点
調査にはタモ網を用いて行います。
魚、カエル調査を実施の際に、各調査地点でこれらの外来種の生息・生育の有無を確認します。
調査には、農林水産省の出先機関をはじめ、都道府県や市、土地改良事業団体連合会、土地改良区、地元農家、小学校、地域住民の参加のもと調査が行われました。
平成20年6月上旬~10月下旬
30地区143地点で実施した結果、17科49種の魚を採捕しました。
(1) 多く採捕された上位5種
北陸農政局管内で採捕地点数(水路、ため池の合計)が多かった上位5種は次のとおりです。
ドジョウ(51地点)、タモロコ(31地点)、ギンブナ(21地点)、メダカ(15地点)、シマドジョウ(13地点)、トウヨシノボリ(13地点)
(2) 希少種(環境省レッドデータブックに掲載されている種)
6種:スナヤツメ(1地点)、ヤリタナゴ(7地点)、ホトケドジョウ(2地点)、アカザ(1地点)、メダカ(15地点)、カジカ大卵型(1地点)を採捕しました。
(3) 国外外来種(国外から移入してきた種を指します。)
タイリクバラタナゴ、カラドジョウ、オオクチバス、ブルーギル、カムルチーの5種を採捕しました。
このうち、オオクチバス、ブルーギルは環境省の特定外来生物に指定されており、その移動や飼育等が規制されています。
5種:タイリクバラタナゴ(7地点)、カラドジョウ(2地点)、オオクチバス(1 地点)、ブルーギル(2地点)、カムルチー(1地点)を採捕しました。
カエル調査は、29地区64地点で実施した結果、3科7種のカエルをを採捕しました。
(1) 多く採捕された上位5種
トノサマガエル(25地点)、ニホンアマガエル(21地点)、ツチガエル(9地点)、ニホンアカガエル(8地点)、シュレーゲルアオガエル(2地点)
(2) 希少種(環境省レッドデータブックに掲載されている種)
カエルは採捕されませんでした。
(3) 国外外来種(国外から移入してきた種を指します。)
1種:ウシガエル(2地点)を採捕しました。
水生昆虫調査は、30地区170点を調査した結果、4科8種を採捕しました。
(1) 多く採捕された上位3種
ヒメゲンゴロウ(6地点)、コガムシ(4地点)、ハイイロゲンゴロウ(3地点)
(2) 希少種(環境省レッドデータブックに掲載されている種)
1種:ゲンゴロウ(1地点)を採捕しました。
農業用水利施設に被害を及ぼすことが懸念・発生している国外外来種のカワヒバリガイ(二枚貝、特定外来生物)とホテイアオイ(植物、要注意外来生物)、ボタンウキクサ(植物、特定外来生物))について調査が行われました。
29地区で調査が行われましたが確認されませんでした。
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スナヤツメ |
コイ |
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ゲンゴロウブナ |
ギンブナ |
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ヤリタナゴ |
カネヒラ |
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タイリクバラタナゴ |
オイカワ |
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カワムツ |
アブラハヤ |
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トノサマガエル(表) |
トノサマガエル(裏) |
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ウシガエル(表) |
ウシガエル(裏) |
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ツチガエル(表) |
ツチガエル(裏) |
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