ホーム > 政策情報 > 生産 > 園芸特産作物に関する情報 > 今月の園芸特産作物:12月 加賀丸いも
やまのいも科やまのいも属に属する。(長いもが有名)
やまのいもの収穫量は約19万tで、青森県と北海道の2道県で7割以上の収穫量を占め、北陸では約2,200tの収穫量があり、新潟県が1,620t、次いで石川県が477tです。主な産地は、新潟県新潟市・佐渡市及び石川県能美市・小松市です。
やまのいもの産地の一つで、石川県能美市及び小松市板津地区で栽培されているのが「加賀丸いも」です。大正時代に能美市五間堂の沢田仁三松、秋田忠作の両氏が自家用として三重県から持ち帰って栽培したのが始まりで、今では、石川特産「加賀丸いも」として、日本料理を始め、高級和菓子の材料、家庭料理の一品として利用され、豊富な栄養を含み、粘りの強いのが特徴です。最近では、丸いもを原料とした焼酎も販売されています。
当時は生姜のようなデコボコとした形をしていましたが、栽培地の土質が砂れき土であったことから、現在のような丸い形となりました。
また、より良いものを収穫するよう、連作による障害を避けるため、栽培する田を毎年替えており、丸いもを1年栽培した所には、その後2年は水稲を作付けします。
2~3月にかけて植え付けを行い、晩秋から冬にかけて収穫されます。低温貯蔵されたものが年間通して出荷されており、貯蔵されたものの方が味が濃くなるとも言われています。
丸いもの特徴である粘りはムチン(たんぱく質とマンナンが結合したもの)を含んでいるためで、ムチンは胃の粘膜に作用し胃壁を守り、胃潰瘍などの予防にも良いとされ、たんぱく質の吸収を促進するので、一緒に食べたものの消化吸収がよくなり、さらには、滋養強壮にも役立つと言われています。また他にも、サポニンを含んでおり、胃腸の働きを助け、抵抗力や回復力を高める働きがあると言われています。
傷のないものは数ヶ月は保存できますが、カットしてある場合は変色しやすいので早めにお使いください。
また、いもの皮をむいたり、擦ったりした時に痒くなる時がありますが、原因は皮付近にあったシュウ酸カルシウムの結晶が壊されて、手や口に刺さるためです。シュウ酸カルシウムは酸に弱いので、酢水につけてから料理するとかゆみはおこりませんし、タンニンの影響で黒ずむことも防げます。
料理方法は、広く流通している長芋等と同じように利用下さい。
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とろろ汁
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お好み焼き
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