このページの本文へ移動

北陸農政局

メニュー

今月の園芸特産作物:10月 いちじく     

いちじくの産地

北陸管内のいちじくの栽培面積及び収穫量(平成24年)いちじくの原生地はアラビア南部といわれており、『旧約聖書』にもでてくる古い果樹です。日本には江戸時代に伝えられ、明治末期に主として米国から多くの品種が導入され、栽培が盛んになりました。
現在、日本全体で1,062ha栽培されており(平成24年産)、主産地は愛知県139.0ha、福岡県132.5ha、和歌山県95.1haなどです。
北陸管内の栽培面積は、新潟県32.3ha、富山県2.3ha、石川県12.5ha、福井県2.6haとなっています。

いちじくの品種

桝井ドーフィン
 桝井ドーフィン

現在、日本で栽培されている品種の大半は、「桝井(ますい)ドーフィン」です。「桝井ドーフィン」は、明治42年に桝井光次郎氏がカリフォルニア州から導入した品種で、全国に広まりました。
北陸管内では、桝井ドーフィンが大半を占めていますが、色づきの浅い蓬莱柿(ほうらいし)、黒紫色のビオレソリエス、黄緑色のコナドリアなども一部で栽培されています。

 

 

 無花果

無花果

いちじくは、「無花果」と書きますが、花がないわけではなく、果実の内部(多肉質の花托(かたく))に多数の小花をつけ、これが開花します。食べていると小さな粒を舌に感じますが、これが種子です。

 

  

水稲育苗ハウスを利用したいちじく栽培

北陸地域は水稲栽培が盛んですが、水稲の育苗ハウスを活用して果樹を栽培する取組が新潟県や富山県で始まっています。いちじくをプラスチック製のコンテナに植え、水稲の育苗が終わった後にコンテナをハウス内に入れて栽培します。
ハウスでの栽培は、雨天日でも計画的に作業ができ、品質の良い果実が生産されるなどのメリットがあります。育苗ハウスを有効に活用し、水稲との複合経営の広がりが期待されます。 

いちじくの選び方・保存方法

いちじくは、果実全体が締まっていてツヤが良く、大きいものを選びましょう。果実の先端が少し開き加減のものがよいでしょう。
いちじくは、とくに貯蔵性がないので、早めに食べるように心がけましょう。 

いちじくの栄養素

いちじくは、丈夫な骨と歯を作るために必要なカルシウムの供給源として優れています。カルシウムは単独で摂るよりも、ビタミンDやマグネシウムを併せて摂取すると体内で吸収されやすくなります。いちじくにはマグネシウムも豊富に含まれているので、カルシウム不足が気になる方にお勧めです。
また、いちじくには食物繊維が豊富に含まれており、特に水溶性食物繊維の割合が高いのが特徴です。水溶性食物繊維は、血糖値の上昇を抑制する効果や高脂血症を予防する効果、腸の運動を活発にし便通を整えてくれる働きがあると言われています。 

図-1   カルシウム

図-1   カルシウム

 

図-2   マグネシウム

図-2   マグネシウム

 
  ◇資料:日本園芸農業協同組合連合会「くだもののはたらき」
        科学技術庁資源調査会「日本食品標準成分表」

 

お問合せ先

生産部園芸特産課
担当者:果樹係
代表:076-263-2161(内線3333)
ダイヤルイン:076-232-4314
FAX:076-232-5824

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。

Get Adobe Reader