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北陸農政局

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今月の園芸特産作物:5月 茶

茶の生産

北陸の茶は、古くから栽培されており、昭和50年産では管内で389haの栽培面積がありましたが、徐々に減少し、平成16年には32haとなりました。その後は横ばいで推移しており、平成26年産では32ha(新潟県22ha、富山県3ha、石川県4ha、福井県3ha。全国44,800ha)となっています。 

茶の産地

 

北陸の主な茶産地は、村上市(新潟県)、朝日町(富山県)、加賀市(石川県)などです。

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(写真提供:新潟県村上地域振興局)

北限の茶「村上茶」(新潟県村上市) 

日本には茶の北限といわれている産地がいくつかありますが、新潟県の村上市は、新潟県の北端に位置しており、流通している茶の産地としては北限として知られています。
茶の栽培は、年平均気温が11℃以上必要とされており、経済的に成り立つのは、茨城・栃木・群馬・新潟を結ぶ線の以南といわれています。村上地方は集団的に栽培されている茶の産地としては最も北限に位置しています。
村上茶は、他の地域に比べて寒い冬の期間が長く、年間の日照時間が短いため、カテキンの含有量が少なく甘みを強く感じます。また、村上茶は長い間の自然交配による寒冷地向きの混合茶樹で栽培されており、独特なまろやかな味が生み出され、高級なお茶として親しまれています。

バタバタ茶(富山県朝日町)

バタバタ茶の風習は、仏教儀式の一つであるとされており、富山県朝日町蛭谷(びるだん)では古くからお講などの仏教儀式やお祝いの際にバタバタ茶と呼ばれるお茶会が開かれていました。バタバタとは、慌ただしくバタバタと茶筅(ちゃせん)を左右に振りお茶をたてる動作から呼ばれるようになりました。
バタバタ茶で飲まれているお茶は黒茶といい、中国で漢時代に飲まれていたものが日本に伝来したものです。摘み取ったお茶の葉を発酵させて作る発酵茶です。紅茶・ウーロン茶は茶の葉に含まれる酵素の働きによる発酵茶ですが、黒茶は茶葉をゆでて酵素の働きをいったん止め、その後、微生物の働きで発酵させており、後発酵茶と呼ばれています。 

茶の機能性

茶に含まれている「カテキン」は、緑茶特有の苦渋味成分で、強い抗酸化作用を有するポリフェノールの一種です。最近の研究により、カテキンには殺菌作用、抗ガン作用、血圧上昇抑制作用など、多くの生理作用があることがわかっています。
こうした中、農林水産省野菜・茶業試験場(現 国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 野菜茶業研究所)が育成した「べにふうき」は、主に鹿児島県や静岡県などで生産されていますが、花粉症などのアレルギーに効果があるとされる「メチル化カテキン」を豊富に含んでいる品種です。べにふうきは、香りがとてもよく、紅茶(発酵茶)、ウーロン茶(半発酵茶)用の品種として命名登録されましたが、メチル化カテキンは他のカテキンと同様に紅茶にすると消失してしまうことなどから、「緑茶」としても広く利用されています。 

 

お問合せ先

生産部園芸特産課
担当者:農政調整官(畑作経営)
代表:076-263-2161(内線3336)
ダイヤルイン:076-232-4314
FAX:076-232-5824

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