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北陸農政局

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今月の園芸特産作物:6月 うめ

うめの原産地

うめの原産地は中国とされています。奈良時代の遣隋使、遣唐使によって中国から薬用として持ち帰られたと考えられています。
日本も原産地の1つとする説もありますが、中国を原産地とする説が一般的です。
なお、うめの学名(Prunus mume)の“ムメ”は江戸時代のうめの呼び名を指しており、英語では「Japanese apricot」と呼ばれています。


  

全国におけるうめの生産

国内におけるうめの栽培面積は16,700ha (平成27年)で、全国各地で栽培されています。栽培面積全国第1位は、和歌山県で5,540ha(全国シェア33.2%)となっています。
北陸管内では766ha (平成27年、全国シェア4.6%)栽培されており、県別にみると新潟県98ha、富山県47ha、石川県114ha、福井県507haとなっています。
例年、うめの花は2月中旬頃から咲き始め、ミツバチを放して受粉をさせます。収穫は6月中旬頃から始まり、収穫する際に実を傷つけないように一粒一粒丁寧に収穫します。梅干し用のうめは、実が熟してから収穫するため、実が汚れたり、傷ついたりしないように、樹の下に収穫用のネットを張って収穫します。 

北陸のうめの産地

福井県若狭町

北陸管内のうめの主な産地は、新潟県新潟市(旧亀田町)、富山県氷見市、石川県珠洲市、福井県若狭町及び小浜市などです。
特に、福井県は栽培面積が全国3位で日本海側では一番大きな産地です。
なかでも、日本海と三方五湖に囲まれ、気候が穏やかな福井県若狭町の三方五湖湖畔一帯では古くからうめが栽培されています。

 

 

うめの品種

全国的には和歌山県等の南高(なんこう)、群馬県等の白加賀(しろかが)などが有名です。うめには、各地の環境条件に適応した地方品種が多く、主力品種が各県で異なります。新潟県では越の梅(こしのうめ)、藤五郎(とうごろう)、富山県では稲積(いなづみ)、石川県では石川1号、福井県では紅サシ(べにさし)、剣先(けんさき)などがあります。
福井県では、「紅サシ」が出荷量の9割近くを占めます。「紅サシ」は、実の片側にほんのりと赤みがさすのが特徴で、主に梅干し用に利用され、完熟したうめとシソ、塩だけを使い作られる梅干しは、甘みと酸味が絶妙な梅干しに仕上がります。近年、「新平太夫(しんへいだゆう)」「福太夫(ふくだゆう)」といった品種が県で育成され、多収性で加工適性が優れていることから、今後の栽培面積の拡大が期待されています。

紅サシ  紅サシ
紅サシ:片側に赤みがさすのが特徴
(写真提供:福井県)

うめの食べ方、機能性

うめは、梅干しや梅ジャム、梅酒などに加工して食べられており、梅酒には青梅が使われます。
うめにはビタミン類、ミネラル類が多く含まれている他、クエン酸やリンゴ酸などの有機酸と呼ばれる酸がとても豊富です。クエン酸やリンゴ酸は、糖質がエネルギーに順調に転換していくためにビタミンB群とともに不可欠な成分であり、疲労防止に効果があります。また、鉄の吸収を高めるので貧血の防止効果があり、さらに、カルシウムの吸収促進効果などもあります。 

お問合せ先

生産部園芸特産課

担当者:果樹係
代表:076-263-2161(内線3333)
ダイヤルイン:076-232-4314
FAX:076-232-5824

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