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北陸農政局

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今月の園芸特産作物: 10月 だいこん

だいこんの由来

だいこんは、アブラナ科だいこん属の植物で、昔から日本人の暮らしに馴染んできた野菜の一つです。
だいこんのルーツは諸説ありますが、地中海地方や中東が原産で古代エジプトから食用としていた記録があるようです。日本での最初の記録は「日本書紀」に“『於朋花(おほね)』”の名前で記されています。この名前が“大根(おおね)”に転じ、さらに室町時代からは音読みの“だいこん”と呼ばれるようになったようです。栽培が盛んになったのは江戸時代に入ってからで、地方ごとにあった多種類のだいこんは品種改良が盛んに行われ、漬け物などの加工にも積極的に取り組まれ、飢餓対策として栽培が奨励されました。 

北陸のだいこん産地

北陸4県で栽培される野菜のうち、最も作付けが多いのがだいこんです。特に新潟県は作付面積で全国6位、収穫量9位となっています。北陸管内の代表的な産地としては、新潟県新潟市、富山県富山市、石川県金沢市、福井県坂井市などです。
北陸管内では、主として砂丘地で、すいかの後作として作付けられることが多く、一般的に、8月の上旬から中旬頃に播種を行い、生育期間は2ヶ月~3ヶ月程度で、10月の上旬頃から12月中旬にかけて収穫が続きます。  

 

作付面積(ha)

収穫量(t)

新潟県

1,530

56,600

富山県

  181

  3,890

石川県

  317

13,300

福井県

  267

  6,450

                                                   資料:農林水産省 「平成26年産野菜生産出荷統計」  

北陸の地方品種

一般的には、青首系と白首系のだいこんが中心です。また、桜島だいこんや守口だいこん等の地方固有の特徴あるだいこんも作られており、北陸地方では、次のような品種が見られます。 

源助だいこん

gensuke_daikon.jpg加賀野菜“源助だいこん”は、ずんぐりとした円筒形で肉質が柔らかく、大根らしい歯ざわりです。また、煮くずれしにくく、煮物用大根の代表品種で、おでんに用いられます。10月下旬~2月上旬に出荷されます。主な産地は、金沢市です。

板垣だいこん

板垣だいこん板垣だいこんは、一般の大根に比べ細根で、小指の太さほどの時からでも首部は鮮明な緑色であるのが特徴です。辛味が強いですが、いわゆる「辛味大根」ではありません。その辛味を活かして、越前おろしそばの辛味付けにも使用します。肉質が締まり、歯切れも良いため、糠漬けにも向いています。10月~11月に収穫されます。主な産地は福井市です。

 だいこんの機能性と鮮度

だいこんにはデンプン分解酵素のジアスターゼが含まれているため、食べ物の消化を促進し、胸やけや胃もたれを防ぐほか、二日酔いの緩和にも効果があります。だいこんの辛味のもととなるイソチオシアネートは、すりおろしたり切ったときにだいこんの細胞が破壊されることで生成され、血栓予防や殺菌作用などの効果があります。また、だいこんの葉には、カロテン、ビタミンC、カルシウム等が豊富に含まれています。
だいこんの鮮度は葉で見分けることができます。葉先がみずみずしいものを選びましょう。葉の切り口が「スカスカ」になっているものは、だいこん自体に“す”が入っている可能性が大きいので避けた方がよいかもしれません。
根は太くて重く、かつ、表面が白くてつやとはりがあるものが良品です。根の先に毛穴が少ないものは、順調に生育した証しですので、その肉質も緻密です。
葉つきのものは日持ちも風味も良いですが、養分を葉にとられてしまうので、早めに葉を切り落としましょう。  

daikon_1.jpg

注意:“す”とは、だいこんを切ったときに空洞がある状態を言い、急激な生長に養分供給が追いつかないことによって引き起こされる現象です。  

調理のヒントと保存方法

だいこんは、一般的に根の上の方に甘みがあるので、サラダや下ろしなどの生食用として最適です。春から夏のだいこんは辛みが強く、冬のだいこんは甘みが増すという特徴があります。
だいこん下ろしでは、時間が経つにつれビタミンCが失われますが、下ろした直後に少し酢を加えると、ビタミンCが壊れにくくなります。
だいこんは、大部分が水分ですので、乾燥を防ぐようにして保存しましょう。寒い季節には、新聞紙に包んで風が直接当たらないところに置けば、1週間は保存できます。冷蔵庫に保存する場合は、ラップに包み、野菜室で切り口を上にして保存しましょう。

 

お問合せ先

生産部園芸特産課
担当者:農政調整官(野菜・特産情報)
代表:076-263-2161(内線3334)
ダイヤルイン:076-232-4314
FAX:076-232-5824

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