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北陸農政局

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今月の園芸特産作物

1月   水仙(スイセン)

スイセンとは

スイセンとはヒガンバナ科スイセン属の総称です。地中海沿岸が原産地で、北半球の暖帯に分布しています。
原種は約30種あり、それらを交配して非常に多くの園芸品種が作られています。これらの園芸品種は、もとになった種や花の形態により、ラッパスイセン、大杯スイセン、小杯スイセン、フサザキスイセンなどに分類されています。日本で古くから親しまれてきたのは、フサザキスイセンのひとつである「ニホンズイセン」です。スイセンの開花時期は種類によって異なりますが、主に12月~4月頃です。
切り花のスイセンは、特に12月20日頃~年内に正月用として人気があります。

スイセンの三大産地のひとつ“越前水仙” 

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北陸における切り花のスイセンの主産地は、福井県の越前海岸一帯の海岸線の傾斜地です。一般に越前水仙と呼ばれており、現在約60~70ヘクタールで栽培されています。
越前海岸は、淡路島(兵庫県)、房総半島(千葉県)とともに、三大産地のひとつになっています。

 

 

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  【越前水仙(ニホンズイセン)】




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   【球根植え付け作業】

越前海岸は暖かい対馬海流と強い海風によって、雪が降っても積もりにくいことに加え、水はけの良い土地であり栽培に適しています。
越前水仙は、他の産地に比べて葉が堅く締まり、香りが強く、日持ちと草姿がよいのが特徴です。12~2月頃が開花シーズンです。





市民参加ボランティアによる越前水仙球根改植運動の展開

スイセンの球根は成長して大きくなると分かれて過密状態となり、徐々に小さい球根が多くなります。球根が大きければ大きな花がたくさん咲きますが、球根が小さすぎると花が咲きません。このため、きれいな花を咲かせるためには数年おきに改植(植え替え)作業が必要となります。

しかし、越前水仙は海岸段丘の斜度約30度の急な斜面で栽培されており、生産者の高齢化の進展により改植作業がなかなか進んでいませんでした。そこで産地では、スイセンが咲き誇る景観を守るため、平成18年度から一般市民が参加する球根改植ボランティアの実施を始め、現在も続いています。
 

「スイセンの里」と呼ばれる大西山(石川県輪島市)

世界農業遺産に認定されている「能登の里山里海」には、輪島市東部に「スイセンの里」としても知られている大西山地区があります。約30年前から集落全体にスイセンが植えられており、毎年4月中旬になると数万株の花が咲き誇ります。

icon_01.gif 「大西山」に関する情報(能登の里山里海HP) http://noto-satoyamasatoumi.jp/detail.php?tp_no=78


スイセンを長く楽しむために

ぬめりがあるので水替えはまめに
茎を切ると透明の粘りのある液が出てきます。これが水を汚す原因になるため、水替えは毎日行いましょう。

咲き終わった花は取り除いて
房咲きのものは1本の茎の先端に数個の花がついています。咲き終わった花から順に取り除き、ほかの花に栄養分がいくようにしましょう。

長期保存するときは
はかま(茎の白い部分)を少し切り、はかまが隠れる程度に水を入れ、毎日水替えをしましょう。日のあたらない気温の低いところなら2~3週間(気温により差はあります)は美しい花と香りが楽しめます。
 

豆知識

道におけるスイセン
スイセンは冬に咲く数少ない花の代表として、華道書では「冬の花の司」と賞賛されています。生け花の発展とともに、松、杜若(カキツバタ)、蓮、菊と並んで「五一色」の一つにまで数えられるようになっています。

有毒成分を含みます
スイセンは同じ科のヒガンバナと同様、リコリンをはじめとした有毒成分を含んでいます。スイセンを植えておくと、ネズミやモグラなどが寄りつかないと言われています。スイセンの葉はニラとよく似ており、間違って食べて食中毒になることがあるので気をつけましょう。

icon_01.gif 知らない野草、山菜は採らない、食べない!(農林水産省HP) http://www.maff.go.jp/j/syouan/nouan/rinsanbutsu/natural_toxins.html

 

icon_01.gif* 「今月の園芸特産物」バックナンバーはこちら

お問合せ先

生産部園芸特産課
担当者:花き・特産係
代表:076-263-2161(内線3333)
ダイヤルイン:076-232-4314
FAX:076-232-5824

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