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北陸農政局

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今月の園芸特産作物:5月 シャクヤク

シャクヤクの来歴

シャクヤクは、ボタン科ボタン属に分類される多年生草本で、わが国へ伝来したのは、奈良時代と推察されています。
色とりどりの洋芍と呼ばれるシャクヤクの他に、和芍と呼ばれるシャクヤクが薬用作物として古くから利用されており、その代表品種として「梵天」と呼ばれる八重白花品種が今日まで伝承されています。
また、シャクヤクの根は、漢方薬原料として利用され、鎮痛、抗炎症等の薬効成分があると知られています。

シャクヤク(洋芍) シャクヤク(和芍)
シャクヤク(洋芍) シャクヤク(和芍)

シャクヤクの生産・調製

収穫されたシャクヤクの株 乾燥調製後の
収穫された
シャクヤクの株
乾燥調製後の
シャクヤクの根

シャクヤクは寒暖いずれの地域でも生育する広域適応性を持っていますが、原産地が寒冷地であることや、寒冷地の方が病害も少なく、薬効成分も高くなることが知られていることから、冷涼な地域での栽培に適しています。
収穫は、植付け後3~5年の秋に行い、株を掘り起こし根茎から根をもぎ取ります。根茎は苗に、根は生薬として使用され、収穫した根は乾燥しないように1ヶ月程度貯蔵し、土を洗い落とし、外側の皮を除去する作業を行い、日陰乾燥した後、50℃程度の温風乾燥で仕上げられます。




資料:国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所 薬用植物総合情報データベースより
写真:富山県より提供

北陸のシャクヤク栽培

全国の薬用作物としての「シャクヤク」の栽培面積は、平成28年産で3,578aで、このうち新潟県が41a、富山県が560a、福井県が380aとなっており、3県で全国の27%を占めています。
特に、富山県においては、薬用作物栽培の定着・産地化に向けて各種の取組が行われており、シャクヤクを中心に薬用作物の栽培が拡大傾向にあります。

シャクヤク地図

 産地化に向けた取組

シャクヤクの圃場
シャクヤクの圃場
シャクヤクの収穫機
シャクヤクの収穫機

富山県

平成26年に産(医薬農)学官による「富山県薬用作物実用化研究会」を設立、県内における薬用作物の生産・流通の課題や商品化等に関する検討が行われ、薬用作物栽培技術確立プロジェクトチームを核として薬用作物の栽培技術確立や種苗供給等に取り組んでいます。
特にシャクヤクについては、富山大学と連携し優良品種の選抜や加工技術の確立に取組み、併せて生薬原料として利用しない花について、県食品研究所において、食品として利用するための成分分析や加工技術の確立等にも取り組んでいます。
また、生産者等が「富山型薬用作物生産協議会」を設立、栽培技術の確立や収穫作業の機械化、販路開拓等「くすりの富山」のブランド化に向け高品質な薬用作物の生産と産地化を目指し、様々な取組が展開されています。

 
資料(写真):富山県より提供

 

お問合せ先

生産部園芸特産課
担当者:農政調整官(畑作経営)
代表:076-263-2161(内線3336)
ダイヤルイン:076-232-4314
FAX:076-232-5824

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