このページの本文へ移動

北陸農政局

メニュー

今月の園芸特産作物:3月 ユリ

美人の代名詞 -ユリ-

「立てば芍薬(しゃくやく)、座れば牡丹(ぼたん)、歩く姿は百合(ゆり)の花」と美しさの形容にも用いられるユリは、その可憐さから、結婚式の花嫁の髪飾りやブーケなどにもよく用いられます。
ユリは多年生の植物で、北半球のアジアを中心にヨーロッパ、北アメリカなどに多くの種が広く分布しており、日本には15種ほどが自生し、このうち7種が日本固有種といわれています。 

 ユリの由来

ユリの名前の由来は、ユリ属の一般名称である朝鮮語「ナリ」が転じたとする説や、風で花がゆらゆら揺れ易いことから「ユリ(揺り)」となった説、花が傾くさまから「ユルミ(緩)」の意とする説など多数あります。
ユリは漢字で“百合”と書きますが、これは、ユリの球根“ユリネ”に由来します。ユリの球根は、植物学的には根ではなく「鱗茎(りんけい)」と呼ばれ、茎の一種なのですが、およそ100もの鱗茎が重なり合ってユリの球根が形成されることから“百合”となったといわれています。

ユリの品種

ユリは世界に100種以上の原種があるとされ、花弁の形状などからいくつかにグループ分けされます。花弁が漏斗状に反り返るヤマユリ系(ヤマユリ、サクユリなど)、花弁がラッパ状のテッポウユリ系(テッポウユリ、ササユリなど)、花弁が大きく反り返り球状になるカノコユリ系(カノコユリ、オニユリなど)、上向きに咲くスカシユリ系(スカシユリ 、ヒメユリなど)等があります。

ヤマユリ
 ヤマユリ
テッポウユリ
 テッポウユリ
オニユリ
 オニユリ
スカシユリ
スカシユリ

 

園芸品種は、種間交雑が行われ改良がされていますが、大輪で香りが強いカノコユリ系交配種のオリエンタル・ハイブリッド(カサブランカなど)や、ほどよい香りで花色が豊富なLAハイブリッド(フレミントン、フリンストンなど)等が有名です。

カサブランカ(オリエンタル・ハイブリッド)
 カサブランカ
フレミントン
 フレミントン

ユリの産地、新潟県

平成29年産の国内のユリ作付面積は741haで、このうち新潟県は127haで全国1位となっています。
出荷量は全国で1億3,760万本で、うち新潟県は1,240万本で全国3位(全国の9%)、出荷額でも全国217億円中、新潟県が30億円で全国3位となっています。
新潟県内でユリの栽培が盛んな産地は魚沼市、津南町、村上市で、主に夏から秋にかけ出荷されます。

平成29年産ユリ切り花出荷量 新潟県のユリ切り花産地 
平成29年産ユリ切り花出荷量 新潟県のユリ切り花産地

 

津南町では標高300~1000メートルの河岸段丘のほ場で5月から12月まで出荷を行っています。
津南町ユリ切花組合(JA津南町)では「雪美人」のブランドで販売を行っており、冬場に降った雪を活用した雪室(ゆきむろ)で出荷調整、開花抑制、球根の貯蔵等を行っています。
また、球根の養成も行っており、輸入した小球根を1年かけて養成し、茎が太く力強いユリの生産に取り組んでいます。 

雪美人カサブランカ

 

雪室への雪の張り込み 雪室施設内 ユリ球根養成ほ場
雪室への雪の張り込み 雪室施設内
ユリ球根養成ほ場


  (写真提供:新潟県農産園芸課)

お問合せ先

生産部園芸特産課
ダイヤルイン:076-232-4314
FAX:076-232-5824

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。

Get Adobe Reader