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北陸農政局

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今月の園芸特産作物:10月 栗(くり)

栗(ブナ科くり属)

くりの実

栗の野生種は、温帯地域に広く分布しており、世界で栽培されている栗には、ニホングリ、チュウゴクグリ、アメリカグリ、ヨーロッパグリなどの種類があります。
チュウゴクグリは、日本では甘栗として親しまれており、小粒で甘みが強く、渋皮をむくのが簡単です。一方でニホングリは、大粒で風味が良いのですが、渋皮がむきにくいという特徴があります。
ニホングリ以外の種類の栗は、日本において害虫や病気の被害を受けやすく栽培が困難なため、日本で栽培されている栗の大部分はニホングリとなっています。
日本での栗の栽培の歴史はとても古く、7世紀末には既に広く栽培されていました。

栗の生産状況

日本における栗の栽培面積は19,800ha(平成28年)であり、茨城県(3,700ha)、熊本県(2,750ha)、愛媛県(2,140ha)を中心に、全国各地で栽培されています。
北陸管内では、500haの面積で栽培されており、県別にみると新潟県(219ha)、富山県(56ha)、石川県(139ha)、福井県(86ha)と、新潟県と石川県で多く栽培されています。
北陸管内では、「丹沢(たんざわ)」、「筑波(つくば)」、「石鎚(いしづち)」、「手々打(ててうち)」、「東早生(あずまわせ)」、「ぽろたん」等の品種が栽培されており、管内栽培面積全体の70%以上をその内の上位3品種が占めています。

農林水産省平成28年耕地及び作付面積統計

(資料:農林水産省平成28年耕地及び作付面積統計)

農林水産省特産果樹生産動態等調査(平成28年産)

(資料:農林水産省特産果樹生産動態等調査(平成28年産))



北陸管内でも、新潟県と石川県で栽培がされている「ぽろたん」は、国の研究機関である「国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構(通称:農研機構)」で開発された品種になります。「ぽろたん」は、ニホングリでありながら、果実に傷をつけて軽く加熱するだけで、渋皮が簡単にむける画期的な品種で、果実は大きく、甘くて、香りもあって美味しいです。渋皮がポロンと簡単にむけることから「ぽろたん」と名付けられました。


(電子レンジ(700W)で2分間加熱後の果実。 岐阜1号はチュウゴクグリ、筑波はニホングリ。)

(写真提供:農研機構)

北陸管内の産地

新潟県五泉市

五泉市は、新潟県の下越地方にある市で新潟県のほぼ中央に位置しています。五泉市の中でも旧村松町での栗栽培の歴史は古く、大正末期には栗の栽培が行われていました。今でも、「村松の栗」は新潟県の名産品として知られています。

石川県奥能登地区(輪島市、珠洲市、穴水町、能登町)

奥能登地区は、石川県能登半島の先端に位置した地域になります。この地域では、昭和40年代から栗の栽培がされており、今でも、奥能登の栗は「能登栗」と呼ばれ親しまれています。観光農園での栗拾いは勿論のこと、近年はスイーツの材料としても人気があります。

(写真提供:「能登の里山里海」世界農業遺産活用実行委員会)

お問合せ先

生産部園芸特産課

代表:076-263-2161(内線3333)
ダイヤルイン:076-232-4314
FAX:076-232-5824

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