ジャガイモ 「こんなにいろいろあるんだ!」
こんなジャガイモ知ってる?
男爵(だんしゃく)
ほくほくした肉質(にくしつ)で、粉ふきいもやコロッケなどにむきます。メークインとともに、日本で広くつくられています。
メークイン
煮くずれしにくいので、肉じゃが、シチューなどの煮(に)こみ料理、カレーライスにむきます。
ホッカイコガネ
目が浅く(※)て皮がむきやすいいもです。煮くずれしないので、煮ものむきです。また、大つぶなので、フライドポテト用にも使われます。
(※)目が浅い:表面のくぼみが少ないことをいいます。
キタアカリ
黄色い肉質でよいかおりがします。火の通りが早く、皮付きのふかしいもや、電子レンジでの調理にむきます。ビタミンCが多いいもです。
ベニアカリ
紅(べに)色の皮で白い肉質。でんぷんが多いので粉っぽく、コロッケなどにむきます。すりおろして、お好み焼きにもできます。
マチルダ
小つぶででんぷんが多く、ベークドポテトとして業務(ぎょうむ)用に使われます。えき病にかかりにくいいもです。
とうや
実りが早い早生(わせ)品種。大つぶで目が浅く、煮くずれしないので煮ものやサラダにむきます。
そのほか
「紅丸」や「コナフブキ」など、でんぷんをとるためのジャガイモもあります。片栗粉(かたくりこ)の原料になります。低い温度で、ノリのようになるので、カマボコやチクワに歯ごたえを出すために使われることもあります。
また、病気や害虫に強いもの、貯蔵(ちょぞう)がきくもの、調理しやすいように目の浅いもの、コロッケ、フライドポテトなどの加工にむくものなど、新しい品種ができています。
ジャガイモの栄養(えいよう)
太陽の光を浴びて、ジャガイモはでんぷんをたくさん貯えます。このでんぷんは、エネルギーのもとになってくれます。ほかにもビタミンCやカリウムが多いので、新せんな野菜の少ない冬には、とくに大切な食べ物だったのです。
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