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農林水産省

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第7回 フードガイド(仮称)検討会 議事次第

日時:平成17年7月5日(火曜日) 10時00分~12時00分

場所:虎ノ門パストラル

1 開会

2 フードガイド(仮称)検討会報告書案の検討について

3 その他

4 閉会

出席者:

【委員(五十音順)】

伊藤 俊一社団法人日本フードサービス協会会員企業・株式会社ジョナサン広報担当
伊藤 廣幸社団法人日本フランチャイズチェーン協会CVS担当部長・株式会社ローソンFCサポートステーションシニアリーダー
尾坂 昇治株式会社シナジー代表取締役
武見 ゆかり女子栄養大学栄養学部教授
田中 清三全国飲食業生活衛生同業組合連合会会長(代理 加藤隆 副会長)
津志田藤二郎独立行政法人食品総合研究所食品機能部長
中村 丁次社団法人日本栄養士会会長
遠藤 景子日本放送協会番組制作局情報番組センター部長
服部 幸應学校法人服部学園理事長
早渕 仁美福岡女子大学人間環境学部教授
松谷 満子財団法人日本食生活協会会長
宮川 誠一日本スーパーマーケット協会販売促進委員会委員・株式会社ライフコーポレーション首都圏販売促進部首都圏販売演出課長
横田 倫子消費科学連合会企画委員
吉池 信男独立行政法人国立健康・栄養研究所研究企画・評価主幹(座長)

【事務局】

岡島 敦子厚生労働省大臣官房審議官
高橋 直人農林水産省大臣官房審議官
中島 誠 厚生労働省健康局総務課生活習慣病対策室長
姫田 尚 農林水産省消費・安全局消費者情報官

姫田消費・安全局消費者情報官

定刻前ではございますが、皆さんおそろいでございますので、ただいまから第7回「フードガイド(仮称)検討会」を始めます。

本日は、針谷委員が所用で欠席されております。また、田中委員の代理として、加藤様に御出席いただいております。

まず配布資料の確認をいたします。

一番上に服部先生の顔が付いたものが入っております。

食事バランスガイドの基本色と学童色の打ち出しのもの。

「第7回フードガイド(仮称)検討会座席表」。

「第7回フードガイド(仮称)検討会議事次第」。

「フードガイド(仮称)検討会報告書案」。

「パブリックコメントの募集結果について」ということで、不足がございましたら、事務局にお申し出ください。

政府は、クールビズということで、今日は結構会場が涼しいですけれども、ラフな格好をしておりますことをお許しください。皆さんお好きな格好でよろしくお願いいたします。

それでは、カメラ撮りにつきましては、冒頭のみとなっておりますので、皆さん席にお戻りください。

携帯電話の電源についてもお切りください。

委員の皆様におかれまして、半年余りにわたって、非常に熱心な御議論をいだきました。「フードガイド(仮称)検討会」も本日が最後の検討会として、報告書の最終とりまとめを迎えることとなりました。これまでの議論の経緯や結果について、適切に反映できるものと考えておりますので、是非よろしくお願いいたします。

それでは恒例によりまして、今後の進行は吉池座長にお願いいたします。

吉池座長

おはようございます。

それでは、議事に入りたいと思います。本日の議事次第をごらんいただきたいと思います。議事の中心は資料1の報告書案を御検討いただき、また御承認いただきたいと思っております。

また、その他のこととして後ほどパブリック・コメントに関して、事務局から御報告いただくという予定でございます。

それでは、早速議事内容に入りたいと思いますが、資料1の報告書案に関しまして、武見委員からIの「『食事バランスガイド』について」御説明をよろしくお願いいたします。

武見委員

よろしくお願いいたします。

そうしましたら、まずお手元にあります報告書案をお開きいただけますでしょうか。主に前回との変更点を中心に御報告させていただきますので、よろしくお願いいたします。 1ページ目の「目次」は大きな項立てに変更はございません。

2ページに移りまして「『食事バランスガイド』作成の目的」という中に、前回食育基本法ができたので、そのことを触れるようにということで、ちょうど上から5つ目の段落の真ん中ほどなんですけれども「このような中で、先に食育基本法(平成17年法律第63号)が成立したところであるが」という形で、食育基本法のことを位置づけております。

一番最後の19ページをお開きいただきたいんですけれども、言うなれば報告書の一番最後のところになりますが、そこにも再度食育基本法に基づいて、食育基本計画が策定されるので、その中でこの普及啓発を行っていくということを位置づけております。

では、3ページの方にいっていただいてよろしいでしょうか。

左側の2-2ページというところは、今までに配布された資料になります。

3ページの食事のところに「『食事バランスガイド』のイラスト」ということで、イラストが実際に入りまして、その下にイラストの解説が付いております。

この中では、一番下の段落のところに、前回、服部委員から要望のありました英語表現ということで、作業部会の方で検討した案を入れてございます。一番下の本イラストのコマの部分は、英語では「Japanese Food Guide Spinning Top」という表し方をして、短縮した言い方としては、「Japanese Food Guide ST」です。

各主食、副菜、主菜、牛乳・乳製品、果物、ここの表現についても英語表記を付けてございます。

続きまして、4、5ページの内容については、特に変更はございませんので、6ページの方に移らさせていただきたいと思います。

6ページに「『食事バランスガイド』の内容について」ということで(1)から説明がございますけれども、この中では(2)の「『食事バランスガイド』の料理区分」のところで、下の方に1.~5.で主食、副菜、主菜、牛乳・乳製品、果物の説明がございますが、4.と5.のところの牛乳・乳製品、果物について、どのような栄養素の供給源であるかということを具体的に書き込みをして、積極的に位置づけたいものということの理由を明確にしてございます。

右側にいきまして、7ページの(3)の3.「対象について」というところをごらんください。

基本形はあくまで成人で、基本形で想定しているエネルギー量は、おおよそ2,200 ±200kcal とありますが、それに該当しない方の活用方法について、その次の文章からで「したがって、ここに含まれない身体レベルが普通以上の男性成人や高齢者等については、この基本形を基にしながら、実際に活用する際には各料理区分における『つ(SV)』の幅の調整を行うこととする」ということで、具体的な活用事例については、後ほど早渕委員の方から御報告があると思いますので、そこで詳しくごらんいただきたいと思います。

続きまして、ページをめくっていただきまして、左側7-2というところは、以前にも出ました「栄養素、食品、食事等の関連について」若干の文言の整理を最終報告書案としてございます。

8ページ目に移りまして、料理区分の基準と数量について、ここにも特に大きな変更はございません。

最後にもう一ページめくっていただきまして、左側「食事バランスガイドを構成する内容」というところで、ここも最終報告書案に合わせた文言の整理などをしてございます。 9ページのところで5.「数量の表示及びその整理について」というところの、ア、イ、ウにつきましては、前回と同じ内容になっておりますが、エのところに「『1つ』、『2つ』といった指折り数えることができる数量で、1日の食事バランスを考える」としておりますが、2つ目の文章です。「また、このような観点から、表示に当たっても原則的には『0.5 』『1.5 』といった小数点以下を含む数値ではなく、できるだけ単純な整数で表すことが望ましい」という辺りで、この辺の数え方の整理をしております。

オは、追加項目ですけれども、管理栄養士等が使っていく場合には、逆に非常に個人の食に対応した「つ(SV)」の使い方についても、適宜配慮が必要であるといった1項目を追加させていただいております。

あと、今、細かくは申し上げませんでしたけれども、全体的な整合性をとるために、若干の文言の表現の修正を幾つかしておりますということで、以上で報告を終わりにさせていただきます。

吉池座長

ありがとうございます。

このパートのところで、コマ本体の色の調整に関して、前回、尾坂委員からお話していただきましたので、引き続き御説明をいただきたいと思います。

また、後半に具体的な作図規程に関してお話していただきますので、ここでは色合いの御説明を尾坂委員にお願いいたします。

尾坂委員

では、色の説明をさせていただきます。

こちらのプロジェクターにもあるんですが、色がなかなか出にくいので、今日はプリンターできれいな紙にプリントアウトしてまいりました。

ただ、皆様方はこちらでしか見ることができないんですが、基本的には今回はこれが新聞に載ったり、あとはカラーコピーで配られたり、いろいろ活用の諸段階が始まっているときに、機器によって相当色がぶれると。色の特性として、カラーコピーをとると、皆様方の手持ち資料でも相当色が変わってきています。

ですから、これを考えまして、2つの色をつくりまして、1つは基本色というもの、もう一つは非常にわかりやすい赤、緑、黄色、ちょっとそれにグレーを入れたような2色パターンにしました。どちらを使ってもよいということです。

ほとんどわからないんですが、1つは濃い目で、1つは薄目です。これは、今、実際日本の場合、再生紙を使ってコピーすることが現場としてすごく多いんです。その場合、非常に色が飛んだりする可能性もありますので、2つのタイプを一応検討しまして、どちらを使ってもいいということで準備をしております。

1つが基本色です。上の方の柔らかい色にしました。これは、今、食品とかいろんなものの包装紙の色が非常に柔らかくなってきています。その中で、かなり強い色をボンと置くということには抵抗感があるということがありまして、1つは柔らかいナチュラルに近い色、結構和風の色です。

それと最初どおりはっきりした色です。教育とかいろんなところでパチッと見せるには、下のはっきりした色がいいと。

商品表示の中に入れていくには、ちょっと薄い色の方がいいのではないかということがありましたので、2つの色を適時使い分けてよいということにいたしました。

大体、これが最終の案でございます。

吉池座長

ありがとうございます。

色使いにつきましては、服部委員の方から再三おしゃれな感じというようなことで御意見をいただいておりまして、今回最終調整で尾坂委員の方から、特にきれいな紙で見るとおしゃれな感じの色使いを御提案いただき、2つのパターンで今後活用していくということでございます。

また、本日服部委員からは、実際にいろいろな印刷物等で刷ったときに、どのようなイメージになるかということについて、1つサンプルをお持ちいただいたので、御説明いただけますでしょうか。

服部委員

早速、これはインターネットから実は引っ張り出したものを印刷にかけてみたんです。これは印刷にかけないで、コピーだとまずだめなんです。印刷にかけると非常にはっきりしたきれいな色が出ましたので、初めは周りに色を付けようかと思ったけれども、真っ白にしてみると浮き上がって見えるものですから、たまたまきれいにでき上がったというところで、皆さんにちょっと見ていただこうと思いました。これは委員の方だけに回っているようなんですが、そういう意味でよけいなものだったんですけれども、持ってきました。そういうことです。

吉池座長

どうもありがとうございます。

ここまでが報告書案のパートIのところになろうかと思いますが、武見委員、尾坂委員の御説明に対して、御質問また御意見等ございますでしょうか。

服部委員

色の範疇なんですが、これはやはり何々の何番という指定か何かがあるんですか。

尾坂委員

色指定をやるんですが、基本的には指定というのは基準でありまして、許容範囲をもう少しビビッドなものから、もう少しダークなもの、これは素材がペンキだったり、印刷だったりするのでしようがないと思います。それらの基本の軸として、多少のぶれは許すということで、許容範囲もこの後に設定しなければいけないと思います。今回、色指定はちゃんとこの次の規定の中で設けております。

服部委員

わかりました。

吉池座長

ほかに第I部の事項について、何か御質問、御意見ございますでしょうか。よろしいでしょうか。

それでは、10ページからの第II部の方にまいりたいたと思いますが、1か所資料の御訂正をお願いいたします。私が事務局の方にお送りしたファイルにタイプミスがありましたようで、この場で御訂正をお願いいたします。

11-2となっているところです。11ページと12ページの間に 11-2 ということで、横長の「参考」というものがございます。後ほどまた御説明をいたしますが、上からkcalと表記をしてあるところで、これは基本形が真ん中にあって、上下400 kcalずつスライドしています。御訂正いただきたいのは、基本形が2,000 となってございますが、ここは2,200 に変更をお願いいたします。

また、下が2,400 となっていますが、これは2,600 の誤りです。

この場をお借りして、訂正とおわびを申し上げます。

これらは11ページの3つの区分の真ん中のカロリーと対応していますので、そのような形になります。

それでは、第II部につきましては、2つのパートがございまして(1)が「成人一般向けの活用」というところでございます。10ページからになりますが、まずここの部分を早渕委員から、またターゲット編と呼んでおりました肥満者、単身者、子育て世代に焦点を絞った活用については、引き続き武見委員から御説明をお願いいたします。

それでは、早渕委員どうぞよろしくお願いいたします。

早渕委員

では「『食事バランスガイド』の活用方法」ということで御説明をさせていただきます。

基本的には、前回と同じなのですが、若干補足説明等を加えておりますので、補足させていただきます。

ここでは、食事バランスガイドを具体的にどのように日々の食生活に生かしていったらよいかについて、解説することを目的といたしておりますが、考え方としては、10ページの下の枠の中に書いております。

まず、自分の1日の活動量とライフスタイルから、今、吉池座長から御説明がありました適量のエネルギーというのがベースにはなるのですが、総量に対してそれぞれの料理を1日にどれぐらい食べたらいいのかということからスタートするということです。

11ページをごらんいただきたいのですが「食事の組み立て方」ということで、まず自分自身の「1日分の適量を把握する」ということで「対象特性別、料理区分における摂取の目安」という表がございますが、真ん中の2,200 ±200 の2,000~2,400 kcalのところが、ほとんどの女性、身体活動の低い高齢者を含む男性ということで、多くの方がこの中に含まれるということで、イラストもこれを想定して書いてございます。

先ほど武見委員から御説明がありました前半のところで、では、活動量の低い子どもとか高齢者に関してはということで、1,600~1,800 kcalの低い部分と、身体レベルが普通以上の成人男性ということで、2,600~2,800 kcalも加えた形で、そこに示してございます。

多くの人たちの2,200 kcal±200 と違うところは、大きく主食が少なくなったり、多くなったり、主菜がやはり同様に加減されるというところで、バランスよくというふうなことを示しております。

基本的には、性、年齢、身体活動レベルから見た1日に必要なエネルギー量ということで、ちょっと専門的にはなりますが、先ほど吉池座長から御説明のありました次のページの 11-2 のところに、別表という形で追記がされております。

別表に関しては、後から吉池座長から補足があると思うのですけれども、あともう一つ全体量としては、今、申し上げたような形の考え方です。

次に「食事の目的と好みを考えて料理を選ぶ」と。料理の選び方に関しての基本的な考え方もわかりやすい形で、簡単に11ページの下の表に示しております。

主食に関しては、やはり5~7SVですので、毎食、主食は欠かせないということをはっきりうたいました。主食に関しては、おかず類との関係で、適宜御飯、パン、麺を組み合わせて、そして3食で摂れない場合は、間食時不足を補うということです。

恐らく現在の日本人の食生活からしますと、主食が多いなというイメージを持たれると思います。というのは、大体2,200 kcalでも6つですので、おにぎりだったら6つ、軽く御飯6杯ということですので、毎食それぐらい食べるということで、比較的多いので、食べられない場合は、間食時におにぎりなどで補ってくださいということです。

副菜は、どうしても日常生活の中では不足しがちなものですので、主菜の倍というように、主菜が今、大体大目になっていますので、肉とか魚料理の倍は食べなければいけないんだと意識的に十分摂取を心がけてくださいということを書いております。

主菜に関しては、多くらならないように注意する。特に、油料理を多く摂り過ぎる、これは油を使った料理を多く摂り過ぎるということですが、脂質及びエネルギーが過剰に傾きやすくなります。

牛乳に関しては、1杯を目安に。

果物に関しては、毎日適量を欠かさずにというような留意点を簡単に示しております。 次に12ページ以降なんですけれども、食事例に関しまして3例です。

これも基本的には前回と同様なのですけれども、イラストに示された2,200 kcalの食事例、これは1日単位で示されていましたので、それを中心に展開いたしました。展開方法をちょっと明確にしました。

具体的には、12ページの2,200 kcalのところで申しますと、朝主食2つに当たるのが御飯軽く2杯。それから、主菜1つが目玉焼きとかというように、主食幾つ、主菜幾つ、副菜幾つに対して、どの料理が当てはまるかということをちょっとくどいのですけれども、あえて明記をいたしました。

食事例1では、前回うどんなどもイラストのとおりに入れていたんですけれども、わかりやすく御飯が軽く2杯ずつということで6サービングというように、単純系で毎食御飯2、2、2で6サービングというようにいたしました。

これもイラストはハンバーグが3サービングなんですが、半分で1.5 。焼き魚が2サービングなんですけれども、半分で1というような形になっておりましたので、やはり卵、魚、肉をそれぞれ摂りたいということで少しずつで、ハンバーグだけは1.5 というちょっと指折り数えてとは違うのですけれども、これも半分食べたということで、合せて4.5 サービングということになっています。

それに合わせまして、コマのイラストを前回は入っておりませんでしたが、今回は尾坂委員のイラストをそれぞれの区分を数値で示しまして、必要量に対して朝はこれだけ、昼が加わってこれだけ、そして夕食でこれだけになりましたというような形で示しております。 「留意点」のところでも前回、松谷委員からも油のことなど御質問をいただいておりましたので、料理に含まれる脂質やエネルギー、食塩の量は、使用する主材料の種類や調理用の油脂・調味料によって異なってくるので注意するということも留意点として書いております。

更に、今回それぞれの栄養価を参考資料として加えておりますので、ちょっとごらんいただきたいのですが、51ページです。参考資料8として「成人一般向け活用部分で示した朝昼夕の食事例の栄養価」ということで、ここでは、朝昼夕の料理内容とそれに対する栄養価を示しています。

一応、栄養価を示しますと、主材料によって随分変わりますので、絶対的なものではないんですけれども、51ページでごらんいただきますと、朝昼晩6サービング、副菜が6サービング、主菜が4.5 サービング、牛乳・乳製品が2サービング、果物2サービングで栄養価としては、この場合は朝昼夕でほぼ2,151 kcalになっていますとか、次に御説明するものに対しても、2,000kcal は、あるいは2,400 kcalの場合はということで、具体的に栄養計算しておりますので、大体の目安にしていただけるのではないかと考えております。 また元に戻りまして、13ページのところは2,200kcal をベースに2,000kcal に展開したものなんですけれども、ここでは主食をあえてパン、スパゲッティということで、変えております。パンになりますと、どうしても食パン的なもので2サービングを摂るのは難しいということにもなるのですが、大体1サービングで2,000kcal の女性であれば、主食が5サービングでいいので、パンで1つ、スパゲッティで2つ、そして御飯で2つというように、1、2、2の組み合わせにしております。

主菜は、やはりカロリーが少なくなった分、4サービングにいたしました。お昼がないのですけれども、夕食は先ほどの2,200kcal の焼き魚が1匹分ということで、2サービングになっております。

主食と主菜が若干少なく、2,000kcal より少なくなっていますが、副菜に関しては、満足感を感じていただくためにもあえて変えずということで、献立を組んでおります。

次に、食事例3の2,400kcal なんですが、これも2,200kcal をベースにいたしまして、肉料理のハンバーグが2分の1だったものをそのまま1個ということで、3サービング入れております。

したがいまして、朝の卵を入れますと、夜1サービングしか食べられないんですが、やはり夜は満足感のある、見た感じでボリュームもあるというようなことで、量のある、かさのある副菜が3品入っております。

2,400kcal ですので、主食が1サービング増えまして、間食におにぎり1個を加えました。

ということで、主食が7サービング、主菜が5サービングということで、若干増えて、副菜とかほかのものは変わらないというようなことで、イラストにもそれが反映された形ということで、一応例を3つ挙げさせていただきました。

吉池座長

ありがとうございます。

コマの絵については、配分パターンと呼んでいますが、詳しい説明は後ほど尾坂委員からお願いいたします。こう見てみると、1日の食事が朝昼夜と食べるごとに塗られていく様が一目で見られるわけでございます。

また、いろいろな具体的な食事のパターンとの結び付きを整理しだすと切りがない話ですので、これは報告書としての全体イメージをつかんでいただくための例と考えてください。

また、具体的な活用については、日本栄養士会の方が中心となって活用のための資料等もお考えいただけると聞いておりますので、それらにより具体的で詳細な活用方法、展開方法というものが示されるだろうと思います。

先ほど御訂正いただきました11-2を御説明申し上げます。今回2,200kcal ±200 の基本形ということでお示ししているわけですが、その前の11ページをごらんいただくと、先ほど早渕委員の方から御説明があったように、1,800kcal を中心とした下のレベル、また高い方の2,600kcal においては、特に主食、また副菜等の調整でバランスがとれるということになります。

これらの振り分けについても、基本的にはより具体的な活用のマニュアル的なもので示していきたいと考えておりますが、1つの参考といたしまして、大体振り分けを考えるとこうなりますというのが、横長の表でございます。

また身体活動のレベルを細かく振り分け、評価しようと思うといろいろな作業も必要になってくるのですが、食事摂取基準に示されている3つのカテゴリーのうち「低い」と「普通以上」ということで、かなり単純化して示していくと、このようなフローチャート的なものとして整理できます。

ただし、かなり強い運動を行っている方とか、肥満のある方については、もう少し個別的な対応をしていく必要があります。

それでは、次の15ページからの焦点を絞った活用について、武見委員の方から御説明をお願いいたします。

武見委員

15ページの方をごらんください。

最近のいわゆる健康状態、食生活上の問題を考えたときに、フードガイドの策定の中では、そこにあります3つの対象層に焦点を絞って、活用ということを考えてまいりました。 基本的には前回と大きなことは変更はないんですけれども、むしろ後ろに参考資料として具体的なメッセージ編がありますので、そちらをごらんいただきながら、お話しさせていただきたいと思います。

まず20ページの方をごらんいただいてよろしいでしょうか。参考資料1というところが出てきます。

21ページ、22ページ、23ページのところには、いわゆる「肥満の現状と生活習慣病との関係」という今の健康課題についての整理がなされています。これはもう既に、この検討会でも何度か資料として提示されてきたものになります。

改善の方向性についても23ページの方に、具体的に少しBMIのことですかとか、ウエストのことですとか、そういうことを入れてあります。

24ページから、さっきの3つの対象層に対する具体的なメッセージという形で、こんなふうな形で、例えばポスターとかリーフレットなどにもお使いいただけるのではないかという1つの例としてお示ししております。

25ページからが、30~60歳代男性肥満者へのメッセージということになります。ただ、30~60歳代ということでは余りに広いので、具体的にメッセージを作成する上では、主に30歳代、40歳代を中心のイメージで作成しております。

1つ目のメッセージは「食事はバランス良く!夕食は軽めに!」ということで、前回まではコマの倒れる絵がなかったんですけれども、バランスが悪いとコマはひっくり返ってしまいますということを具体的にお示ししております。

2つ目に「油を使った料理は控えめに!」ということで、何度か問題になりました同じ料理でも、選び方によって随分違うといった情報を入れてございます。

3つ目が「野菜をもっと食べましょう!副菜は5つ」ということで、26ページの一番上のコマは野菜の料理である副菜を強調した形のコマになっておりますし、外食ではどうしたらいいかといったようなこと、数え方も含めて具体的なメッセージを入れてあります。 あとは、生野菜ではなく加熱した野菜もといったような、かなり細かいアドバイスを例としてだしてございます。

27ページの方には、30~60歳代の最近の現状ということで、具体的なデータを入れてあります。

28ページからが単身者の方々へのメッセージです。

メッセージは3つ例を挙げておりますが、1つは「食事が基本!健康は食事から」。

2つ目が「朝食は欠かさず!」ということで、具体的な「『お手軽バランス朝食のすすめ』」というふうなことで、本当は主食、副菜、主菜の3つの組み合わせをどこまでも推奨したい気持ちはありますが、現状を考えると無理だろうということで、例えば、主食と乳製品と果物とかという、もう本当にお手軽もいいのではないのかという形になっております。

その下の方のコマが段々になっているところは、特にこれは副菜についてなんですが、一番左のコマでは0。では、それはお昼か夜で補いましょうというふうな、そんなようなことも具体的なコマを使った形でメッセージを出しております。

そして29ページには、副菜をもっと摂りましょうということで、単身者という方は、非常に外食、中食の利用が多いので、メッセージの出し方もそこに合わせた「外食・中食でも、もっと野菜料理を!」という表現にして、30ページに関連データを出すという、構成はすべて同じです。

最後31ページにまいります。

31ページが「子育てを担う世代の方々へ」ということになります。

メッセージの1番は「食事はバランス良く!親子で楽しく」。やはり食事は楽しくということが、この世代には大事だろうということで、そういうメッセージも組み合わせました。

あと「朝食は欠かさず!」ということです。

3つ目は「めざせ!野菜大好き!」ということで、この辺もあくまで例ですけれども、同じ副菜や野菜をお勧めするにしても、やはりターゲットに合わせたメッセージの出し方をしていただきたいという気持ちも込めて、このようになっております。

32ページの真ん中のところの料理の組み合わせなどは、やはりこうした子育て世代で出てくるハンバーグとかカレーライスを例に挙げて、どうしたらいいかというふうなメッセージの出し方をしております。

最後33ページには、子育てを担う方々のデータです。

こうした構成で3つの重点対象層の方々へ具体的にどんなメッセージを出したらよいかという、1つのイメージを持っていただく資料を入れてございます。

以上です。

吉池座長

ありがとうございます。

前回のものから絵が入るだけで随分と感じが違ってまいりますし、またメッセージにつきましても、より短めで、印象に残るような形で作業部会の方で御検討いただいて、組み直したものでございます。

ここまでの第II部につきまして、御質問、御意見等はございますでしょうか。

横田委員

ただいまの参考資料を拝見して、非常によくまとまっていてわかりやすいと思います。

これは、今後の検討課題ですけれども、参考資料の部分だけを独立して一般の人に普及させるという方針があったら、それは是非お願いしたいと思います。と言いますのは、報告書の後に付いているということは、初めの部分でも見るのが嫌になるということが結構ありますので、わかりやすいこの部分だけを独立して、見やすい形に作成するということを今後検討していただければと思います。ちょっと先の話ですけれども、お願いいたします。

吉池座長

報告書そのものは、今回の検討をした結果の報告、まとめと思っております。今後、実際にこれをベースにして、どう展開していくのか、特にターゲット編につきましては、事務局もいろいろ御計画、御予定がおありかと思いますので、御説明いただけますでしょうか。

中島生活習慣対策室長

この報告書をおまとめいただいた後、今、御指摘があったようなターゲット編部分だけのパンフレットの作成といったものも1つの検討課題として取り組まさせていただかなければならないと思っております。

吉池座長

よろしいでしょうか。ほかにございますか。

松谷委員

もうこの情報が出てきて、私たちは長いこと6つの基礎食品から30食品をとか、さまざまな形でもって栄養指導の方法というのをやってまいりました。だから、これが出たからには、この線に沿ってみんなでやろうという形で、先日の総会のときにもみんなで決意し合ったところなんです。

対象別になってまいりまして、地域でやる場合は、子どもを対象とする場合もあれば、高齢者、男性といろいろとあるわけですから、今度このまとめ本が出るということはわかりました。

ですけれども、対象に合わせては、それぞれの組織の中で、ある程度理解できれば、組織の範疇でもって、この路線を崩さなければ、いろいろな形で活用していっていいんだろうかということをお伺いしたいです。

もう一つは、今はやはり健康フロンティアの場合でもそうですけれども、健康寿命の2年の延伸ということを言っております。そして、高齢者の転倒予防を含めまして、運動の問題も盛んにやっています。

そうすると、ここの中で見たら30~60歳代ぐらいで切ってしまって、本当の意味におけるそういう問題に対応するときは、私どもはこの中から対象別にいささかの変更もしていかなければならないのかなというような思いを、今、見ながら思っているところなんです。 ですから、今日の課題という問題と結び付けた問題を、やはりこの中で、この路線は外さないけれども、自由に任されてやっていっていいのかということをお尋ねしたかったわけなんです。

吉池座長

発表したツールをどういう形で展開し、どこまでの応用が可能かということについては、最後に情報官の方から御説明ありますので、そこで整理をしたいと思います。 例えば、今、高齢者のお話が出ました。私は厚生労働省の母子保健課の方で、今、妊産婦に対する食を通じた健康支援という検討をしてございまして、特に妊婦にターゲットを当てた指針的なものを食事バランスガイドを基に、その応用編としてつくっていくことを考えています。そういう意味で各団体も含めて、いろいろな幅広い活用というのが本来あるべきではないかと思っています。

実際的なことについては、後ほど事務局から御説明いただきたいと思います。

宮川委員

ただいまのお話と関連するかと思うんですけれども、ちょっと話は早いんですけれども、今後の展開を想定したときに、いろいろと準備も始めています。

実際に食品とか食材を購買される場面で、一般の消費者の方にこの辺のフードガイドの情報を基にした、情報提案、情報提供といったことを考えときに、武見先生の方から出していただいたものは、非常にありがたいんですけれども、例えば、一般の消費者の方々にメッセージとして使われるときに、この辺は表現として活用させていただけるのかどうかということです。

継続的にこの辺は浸透を図っていくということになりますと、資料にもございますように、短期的に終わるのではなくて継続しなければいけないというふうなことですので、ちょっと先の話かもしれませんけれども、この辺の情報を適時新しい情報のシーズと言うんですか、情報が新しく継続的に発信されるというふうな、そういったことも考慮いただいて、継続的な消費者に対するアピールが、仕組みとして確立できるというのが一番理想的かなというふうに思いますので、その辺のところも併せて御検討いただければと思います。

吉池座長

大変貴重な御指摘ありがとうございます。

今の御発言内容については、次の議論の「今後の普及活用に向けて」ということになりますので、ちょっとそこで扱わさせていただきたいと思います。

今、ここでは先ほど早渕委員、武見委員から御説明いただいた内容について、特に修正等の必要があれば御意見をいただきたいのですが、その点については、いかがでしょうか。よろしゅうございますか。

それでは、今、話が出たところでもありますが、パートIIの2の「今後の普及活用に向けて」について、武見委員から御説明をお願いいたします。

武見委員

では、16ページからのところの内容について、説明させていただきたいと思います。

ここも基本的には、前回と大きく変わった点を中心に報告させていただきたいと思いますけれども、まず「今後の普及活用に向けて」の前段と言うんでしょうか、総論的なところの部分では、一番下の段落です。3つのパートに分かれておりますけれども、前回も伊藤委員の方から学校教育について、具体的な記述をというようなことがございましたけれども、最後の一文に、ちょうど今年度より栄養教諭の制度がスタートしておりますので、そうしたことも入れながら、学校教育の現場でも活用していただきいというふうなメッセージを少し強く入れております。

(1)の「都道府県、市町村等における活用法」というところについては、前回から大きな変更はしておりません。

17ページの方に進まさせていただきます。

17ページのところでは、今、宮川委員から御質問が出たようなところについて言えば、例えば前回もこれは入っていたんですけれども、2つ目の段落のところには、スーパーマーケット、コンビニエンスストアにおいては、商品の名称、価格などが書かれたいわゆるポップに食事バランスガイドの内容を表す文字情報とか、あるいは場合によってはイラストなど、いろいろな形での情報提供を行うことができると書いてございますので、当然こうした中で出てきたメッセージとか、いろいろな形で活用していただけるのではないかと思いますし、単に情報だけではなく、その段落の一番最後で食事バランスガイドに沿った商品やセットメニューの開発等、実際に商品そのものも食事バランスガイドに合った形で、展開していただくことが可能ではないかという、この辺は前回、中村委員からも御指摘いただいた辺りだと思いますが、書かせていただいております。

(2)のところの下の方で、下から2つ目の段落になります。「食品事業者は、健康に関する情報への関心の高まりといった顧客側のニーズを」という段落なんですけれども、その3行目のところから、例えば具体的な活用の例として、サービング数の異なるサイズの料理を選択できるようにする。つまり、いわゆるサービングを選べる。1つのもの、2つものと選択ができるようにするとか、食事バランスガイドと併せて、総エネルギー量とか脂質とか食塩とか、従来栄養成分表示として進んできた、これまでの取組みと併せた展開をしていただきたいということを書かせていただいておりますし、更には、こうした取組みが、いわゆる食べ過ぎ、食べ残しなどを減らす方向で、ごみの増加など環境問題も意識しつつ、そうしたことにも貢献していくことが期待されるといったことまで書かせていただいております。

次に18ページにいきまして「管理栄養士等専門家による活用法」のところです。

ここは、一番最後の段落を追加させていただいております。前回、松谷委員からも御指摘がありましたように、まさに養成施設において、こうした食事バランスガイドの使い方について、きちっと学生に教育すべきという、私にとっては非常に耳の痛いありがたいお言葉をいただいたんですけれども、そうしたことについて、一番最後の段落に入れさせていただいております。

そして、19ページ目にまいります。

最後(4)というところで「地域における食生活改善ボランティア活動の取組等による活用法」というところなんですけれども、ここにも2つ目のパラグラフの真ん中辺りに、具体的な活用のイメージを書いてございますけれども、2つ目の段落の6行目の終わりから「『食事バランスガイド』は、参考資料で示しているとおり、コマの中に入る料理を差し替えることが可能である。例えば、各地域で作られた食材を使った郷土料理や伝統料理等を組み併せて、地域の食文化の特徴を捉えた『食事バランスガイド』を使用することも可能である」というふうにして、食文化の継承などということにも役立つだろうといったことを入れております。

そして、一番最後には先ほど申し上げましたけれども、食育基本法との関係で、こうした食事バランスガイドの普及啓発が一層進むことをというふうな形のまとめにしております。

一番最初の「『食事バランスガイド』作成の目的」のところで、食生活指針を具体的な行動に結び付けるツールとして、何をどれだけ食べたらよいかということをわかっていただくためのものだということでつくってまいりましたけれども、活用のところをごらんいただくとおわかりいただけますように、いわゆる食生活指針の中では、今ここの活用の中にあった環境のことであるとか、文化のことであるとか、地域産物とか、いろいろな多様な食の面が入っておりますけれども、そういうことともつながった食事バランスガイドの活用ができるといった辺りを意識してまとめたということになっております。

以上です。

吉池座長

ありがとうございます。

今、御説明いただきましたように、前回までに委員の先生方からいただいた意見はできるだけ反映させて整理をしております。食品とともに情報を提供する側、またそれを選択して食べる側、それらをサポートする専門家やボランティア等の3者が相まって、息の長い取組みができるような仕組みを進めていくということで、基本的な整理をしています。、より具体的なことについては、先ほど宮川委員がおっしゃったようなことについても、次のステップで整理をしなければいけないことがあるかと思いますが、基本的に現時点で確認すべきこと、記録にとどめておくことは盛り込まれているのではないかなと思っております。いかがでございましょうか。よろしいでしょうか。

それでは、報告書に資料等がございますので、一通りの説明をさせていただきます。御確認をお願いしたいのですが、34ページからでございます。34ページの参考資料3と36ページからの参考資料4に関しては、これは針谷委員が大変膨大な作業を担ってくださいました。本日は御欠席ですので、代わりまして私の方から簡単に御説明をいたします。

まず、料理として今回イラストに示したもの以外に、国民栄養調査のデータに基づいて、主な料理ということで、約100をピックアップいたしました。これは、いろいろ食が多様化している中、特に外食でさまざまなものが出されている中で、どこまでまずカバーするのかというと、当然全部はとても難しいわけです。そこで、最初のステップとしては、100 を押さえようということで、十分吟味をした結果、挙げたものがこれでございます。

参考資料3でございますが、右に1.5 というのは、基本的には使わないということですが、御飯のお茶わんに普通に盛ると1.5 ですから、ここだけ1.5 ということで置いております。基本的には1、2、3、4ということでSVを示しております。

次のページをごらんいただきますと、35ページの脚注のところを御確認いただきたいのですが、1でそれぞれがどういう基準に沿っているのかということを示しています。

また、料理については食材料ごとに区分をし、低カロリーのものから高カロリーのものへの番号を付しています。副菜の野菜は、緑黄色野菜、淡色野菜の区分に分けています。

また、前回松谷委員から御指摘がございました脂質と塩分については、こういう整理をすると表にはあらわれずに隠れてしまうということがございますので、今回参考的な情報として、1つの料理の中で脂質に10g 以上含む料理には●、食塩相当量3g 以上を含む料理については☆を示しています。

また、括弧は複合的料理ということで、例えば主食と副菜にまたがるもの等については、括弧を書いて、どういうふうな関係にあるかを整理しているということです。

また、参考資料4ですが、今お示しした約100 の料理について、これはもう完全に専門家の方に御参照いただきたいものとなりますが、36~41ページまで続くものでございます。

脚注のある40ページをごらんいただければいいかと思いますが、各料理区分、料理名、主材料、料理名に加えて、主材料について挙げさせていただいております。

基本的には、これらの主材料を基にして計算をして、大まかな単位として副菜1とか、主菜2とか、そういうものの整理をしているということです。

また、先ほどの●、☆に相当するものにつきましては、それぞれ脂質、食塩相当量のところを黄色でマーキングをしています。これは参考までということで、今後の活用やより具体的な食事との結び付きについては、今後充実させていきたいと考えています。現時点では、このような整理でお示ししたいと思っているところでございます。

以上、この資料について何か御質問等ございますでしょうか。よろしいですか。

松谷委員

これは、もうよけいなことかもわかりませんけれども、お隣にいらっしゃる宮川委員ともさっきから話していたんですけれども、どう考えてもおむすびを1単位でやってしまうと、どの程度のおむすびになるんでしょうという話から、もうこれは非常に無理があって、御飯の茶わん1杯を1.5 にするんだったら、おむすびというのは1.5 であってもいいのではないかと思います。これは非常に雑談的な発言で申し訳ないんですけれども、現実の問題の中で、本当にその辺を1単位でやっていくというのは、わかりやすくて非常に結構なことなんですけれども、現実の問題との調整の中で、特にこの辺が1.5 というのは、たまたま茶わん1杯を1.5 にしていくんだったら、おむすびはいかがなんでしょうかという形で、今、話していたところなんです。これは取り上げなくても結構ですけれども、いささかの疑問がありますということを申し上げたわけです。

吉池座長

御指摘ありがとうございます。

作業部会でもいろいろな検討、議論をしたわけですが、例えば36ページをごらんいただきますと、世の中おにぎりもいろいろなものがある中で、国民栄養調査等のデータや世に出回っている実際の規格的なもの等を勘案して、平均値とは言いませんが、代表値的に考えられるものを整理した訳です。

例えばエネルギー量で表すと、御飯Sは茶わん軽く1杯が168 kcal、これが飯で100gにおよそ相当するということですが、大体近い値としてデータを整理をしたということで、御飯茶わん中盛りというものが252 kcalですから、そこの部分は少し違うんだなと。

あとは、こういうのは連続的なものですから、どこかで切らなければいけないと。切る議論をしていると、例えば、切りのいいのが食パン5枚切りなんて話が出てきてしまって、5枚切り、一部はそういうものも多く出回っているようですが、なかなか私自身のイメージは、ある程度幅を持たせながら考えていくんだということで、ある程度の割り切りをしながら整理をしたというものでございます。

勿論、100 点をいただけるものではありません。61点ぐらいかもしれませんが、そこはまずスタートをしなければいけないのかと思っていますので、また特に松谷委員、中村委員、御専門の立場から、今後展開していくときには、またこれを使ったいろいろな発展的応用事例もお知恵をいただきたいと。現時点での整理は、このようにさせていただきたいと思っております。

ほかに何かございますでしょうか。

それでは、まだ資料がございますので、次に進みたいと思います。

イラストがたくさん並んでいる参考資料5、またイラスト等をどう書くかのガイドラインについて、42ページからございますので、尾坂委員から御説明をお願いいたします。

尾坂委員

それでは、42ページの参考資料5を御説明いたします。

これは、作図規程と申しまして、大体コマの形が書く人によってどんどんずれてくると。実際、昔はコンパスを使って書いていまして、その名残で作図の規定は一応しておこうということで、正方形の中に、正三角形を少しずらして入れるという、大体ずれない程度の作図規程を設けています。これを細かくやりましても、今はもうデジタルの時代なので、ダウンロードできてすぐ使えますので、これを細かく0からつくる人は滅多にいませんが、立体でつくりたいとか、いろんなときに使えるために簡単な作図規程をつくっております。 アメリカの場合は、今の作図規程よりもっと簡単で割合だけしか書いていないんです。何対何しか書いていません。ですから、余り細かくやっても意味がないので、この程度の一応形が崩れない程度の作図規程をと思って、ここにまとめてもらいました。

あと、私ちょっとさっきから気になったことが1つありまして、下の色の部分で、「基本色」と「学童色」と書いてあって、「学童色」というのは、実は作業部会の中でわかりやすくて使っていた言葉で、できればこれを「強調色」というふうに「学童色」を変えていただければというふうに思います。

あと、先ほど言いました色のずれの範囲というのがございます。これも今ちょっとある程度何%ぐらいのずれ、これは色で書いておきますので、C、M、Y、K、これは国際標準の色、本当は日本の色なんですけれども、こういう標準のカラーがあると。

これと多少のずれは認めるぐらいのことがないと、ここのコピーの色も見ていただきますと、この色とこの色とコピー機の調整でこれだけずれが出ます。ですから、これを認めないと言いますと困りますので、基本的には認めるということを入れたいと思います。

これも国の事業としては、ちょっと問題あるなと思いましたのは、42ページの下に書いてあります「『モリサワフォント丸フォークB』」と。これは非常に微妙なんですけれども、今、商品名になっているんです。いろんなところのいろんな書体が商品名として出していますので、この部分は削って、フォークBとか、一般呼称に近い形の表示にしたいというふうに思っておりますので、この部分はカットした方がいいです。モリサワというと、企業商品名になってしまいますので、これはちょっとカットした方がいいのではないかなというふうに思っております。

あと、簡単に絵のところだけいきますと、46ページをちょっとごらんください。これは「縮小・簡易化パターン」です。これは実際にラベルに貼ったり、もしくはラベルプリンターで印刷するということがあります。値段の側にラベルプリンターで印刷とか、そういう場合に表記が見えなくなったりしますので、これは簡易表現を設けておりまして、Aが平面的表現、Bは恐らく文字が落ちていて半立体的表現という形の表現になっておりまして、それにもう一つ料理図入りです。

49ページを見ていただきますと、平面的表現、半立体的表現、その下に立体的表現というのがあります。これは先ほどこういうオブジェクトをつくりたいとか、おもちゃをつくりたいというときに、立体表現が要りますので、実際の立体表現はCということです。こういう形の3つの表現を使っていただければいいようになっておりまして、この図形については、もうダウンロードできて、だれでも色を付けたりできるという形のデータの整理をしたいというふうに思っております。

ちょっと戻りますが、47ページと48ページにつきましても、白黒でやりたいというのも結構ございますので、あとは白黒で1か所だけ業界として色を付けたいとか、こういう要望もかなりありましたので、こういうものに対応したものを一応用意しております。

大体、私からビジュアル的なものは以上でございます。

吉池座長

基本形の作図規程、またガイドラインのほかに、いろいろなパターンをお示しいただきました。これだけでも随分いろいろなものができそうだなということでありますが、今、御説明いただきましたように、これからの議論の中で、今、紙に書かれているものから、学童色を強調色として、またモリサワフォントと書いてありますが、これは削除をした形で案として、この後御審議いただきたいと思います。

また、これについての補足説明を事務局の方からお願いいたします。

姫田消費・安全局消費者情報官

参考資料6に基づいて、御説明いたします。

食事バランスガイドの思想をきちっと守っていただければ、できるだけ使いやすいように使っていただくというのが基本的な考えでございます。ですから、できるだけ多くの方々により食生活の改善の場、あるいは企業の食品産業、流通や外食の場でも使いやすいように考えております。

ただ、一方で私どもの方で著作権の登録をしており、保護されておるという状況でございますので、商標登録等はできないという状況になっております。

あと、ここに本ガイドラインは予告なく変更されることがあるということで、これは先ほど宮川委員の方からもお話がありましたように、使いやすいようにということで、今後やはりいろいろと使い方については、今日こうしたからということで、ずっと変えられないということにはしたくないと考えているところであります。

今のガイドラインについて、具体的には尾坂さんの方からお話があったような作図規程においてしていただくということ。そして、食事バランスガイドのイラストそのものがバランスよい食事を摂るためのガイドであるということで、コマの本体の主食、副菜、主菜、牛乳・乳製品、果物といった料理区分とか、料理区分の配置は変えないということです。 ただ一方で、イラストについては、これは基本的な考え方を入れただけでございますので、サービング数とかそういうものが適切であれば、あるいは全体の総エネルギー量のバランス、整合性があっていれば、イラストを差し替えるということは十分していただいて結構だと考えております。 勿論、先ほどありました100 の料理例だけではなくて、それぞれの商品に置き換えられるということも考えられると考えております。

食事バランスガイドを使う際に、これでいいのかなという疑問がございましたら、これから厚生労働省、あるいは農林水産省の方での窓口を設けたいと思っておりますので、そのときに相談していただくということでいいのではないかと。ですから、できるだけ食事バランスガイドの基本的な考え方に沿ったものであれば、広く使っていただける方向で考えていただきたいと思います。

多分、仕事が順調にいっておりましたら、食生活情報サービスセンターで、今日専用ホームページがアップされているはずでございます。そういう予定にしておりますので、今の基本形から全部、一応ダウンロードできるような状況にもしているところでございます。具体的には、右の方に見ていただいたようなイラスト構成なり基本形を守って、そして尾坂さんからいただいたバリエーションを中心に考えていただければいいかと思っております。

吉池座長

ただいま御説明いただきましたように、幅広く活用するための規定であり、ガイドラインであるということで、また窓口も設けてくださると。まずは、こういう形でやってみて、またいろいろな状況を見ながら、よりよく活用できるような形でガイドラインを変更することもあるという御説明でした。

ただいまの尾坂委員、また姫田情報官からの御説明について、何か御質問、御意見ございますでしょうか。

尾坂委員

1つ補足させていただきたいのは、今の料理イラストの差し替えの話なんですが、これはいろいろな料理が出てまいります。今、検討された料理というのは、ほとんど私どもでつくってインターネットからダウンロードできるようになっておるんですが、それでもないような組み合わせの料理があります。それについては、写真を今デジカメで撮って、すぐ載せることができるので、写真も可というふうにした方がいいのではないかなというふうに私は考えておりまして、料理についてはイラストの代わりに写真でもいいということを一文入れた方がいいかなというのを今、思いました。

以上でございます。

吉池座長

今、新たな御提案というふうに受け止めましたが、写真もといったときには、参考資料4のどこかを少し表現を変えれば、そのままいく話でしょうか。

宮川委員

具体的に消費者向けの情報を発信するとき、例えば店頭で表現するときです。この表現については、妥当というか表現的に適切、不適切というような判断のところがちょっと微妙な場合があるんですけれども、例えば今、健康についての情報について、表現上の制約と言うか、明らかになったものでないと表現できませんということがあるんですけれども、こういう面での御相談というか判断をしていただける場所というのは、あるんでしょうか。

吉池座長

事務局から、そこはちょっと御説明いただきたいのですが、基本的に今回の食事バランスガイドというのは、ある特定の食品の機能性をうたうものではないと。今、宮川委員から御指摘があったのは、そういうある食品に含まれる何とかが病気に効くとか、そういうところのものが多いかと思います。基本的には、全体の食事の構成ということですので、かなりゆがめなければ、そういうことは余り起こらないかなとは思うのですが、今日、43ページで事務局から御説明いただいたように、窓口も置かれるということですので、ちょっとその辺の御説明をお願いします。

姫田消費・安全局消費者情報官

むしろ今、吉池座長からお話あったとおりだと思います。

ただ、食品の機能性ということになりますと、私が答えるのかどうかあれですけれども、基本的には薬事法なりの規定が当然かかってきます。

それともう一つは、あまり食品の機能性を強調するというのは、むしろ食育なり食事バランスガイドの精神と逆の方向、反対の方向ではないかと思っておりますので、それは十分注意していただくというか、多分機能性についての表記はお断りすることになると思います。 むしろ食事バランスガイドをうまく使いながら、商品を宣伝される、ここに当てはまるということが基本だろうと思っておりますが、食事バランスガイドの中で、この商品はこういうところに当てはまるからしっかり摂るんですということが基本の考え方ではないかなと思っております。

松谷委員

たびたびごめんなさい。

すぐにやる気がいっぱいなものですから、お尋ねするんですけれども、ごめんなさい。栄養表示を厚生労働省は勧めています。スペースがないときは、どちらを優先すればいいんでしょうかというところがちょっとお尋ねしたいところなんです。バランスガイドの方を優先させていった方がいいのか、栄養表示を優先させていった方がいいのか、皆さんが選択するときには、どちらを選択した方がいいということです。例えば、普通の人に話をするときは、そこまでいかないとならないことが非常にあるわけなんですが、その点がいかがなものかということが1つです。

54ページに食生活指針が出ております。食生活指針では、主食、主菜、副菜を基本に栄養のバランスをと。当然こういうものができる前の段階は、日本の食文化でいけば、主食、主菜、副菜の流れが出てきております。

そして、これを今度は12ページで見ていただきますと、真ん中の辺に「食事別、各料理区分における摂取の目安」で主食、副菜、主菜となっておりまして、副菜が先に出て、主菜が後になってきております。

ですから、これから先は、食生活指針の言葉が皆さんの頭の中に徹底的に入っているんですけれども、これをこちらではこういう流れになっているというところの、こういう小さいことのようですけれども、普通の生活者に対しては、やはりある程度どうなのという形が必ず出てくると思うんです。

その辺のところは、いろいろ食生活改善推進あるいは栄養士もどのようにお考えになってやるかということになるんですが、ここでいけば、主食、副菜、主菜と量としての多さから言ってきているんですけれども、前の食生活指針が背景に一応あると考えていったときに、どちらをやったらいいのか。やはり12ページで言っているように、主食、副菜、主菜という、なかなか言葉がすらっと出ないような流れになるわけなんですけれども、こういう形になるんでしょうね。

吉池座長

よろしくお願いいたします。

中島生活習慣病対策室長

食事バランスガイドについては、いわゆるポピュレーションアプローチの新たなツールを提示していただいたものだと思っています。

したがいまして、これまでの栄養成分表示等に新たに、こうした形でのプレゼンテーションを通じて、国民の御理解を得るということでございます。基本的な考え方は、武見委員の方から御説明がありましたが、既存の栄養成分表示と併せて食事バランスガイドを活用していただくということが大変ありかだいと。

しかし、一方でいろいろな制約等からどちらを優先させるべきなのかということは、それは恐らく各事業者等でケース・バイ・ケースで使っていただくんだろうということが1つです。

2つ目が松谷委員からの御質問で、食生活指針は、主食、主菜、副菜と言っていたのに、食事バランスガイドでは主食、副菜、主菜となっているではないかということで、どちらを優先させるのかということです。基本的には、私どもの考え方は、今後のPRは主食、副菜、主菜という形でやっていただきいと思っています。

と言いますのは、食生活指針というのは平成12年でございます。現在が平成17年でございまして、その間の5か年間の国民の食生活の現状等々を踏まえますと、やはり副菜というものの不足ということが、特に生活習慣病対策という点では、かなり憂慮すべき事態ではないかと思っております。

本来であれば、食生活指針の方も食事バランスガイドを併せて、文言等の序列、修正をしなければいけないのかもしれませんけれども、基本的には、特に野菜不足というものが大きな課題となっている中では、今後のPRの手法としては、副菜といったものの不足というものが、かなり憂慮すべきなんだという意味では、ちょっと順番というのが舌をかみそうなんですが、副菜を優先していただくような形で、普及啓発をしていただければ大変ありがたいと思っています。

吉池座長

よろしいでしょうか。

ほかに何かございますか。

武見委員

先ほど宮川委員から出た意見のことなんですけれども、恐らくいろいろな業者からこういうようなことというのは、疑問に出てくると思います。

逆に言うと、これなのか、あるいは次のマニュアルかわかりませんが、そうしたことへの相談として、食事バランスガイドの趣旨に合致しているかどうかは今回設置された窓口だけれども、例えば、それ以外の具体的な表示については保健所なりという、そういうような筋道みたいなものを少しどこかで示してさしあげることも、具体的には必要なのかなという気がしました。

姫田消費・安全局消費者情報官

基本的に食品の表示については、厚生労働省と農林水産省と共同で設けておる表示の窓口がございます。特に機能性をうたうとか、そういうことについては、そちらにご相談いただければと思います。

それから、先ほどの尾坂委員の写真の話なんですけれども、基本的にはここのガイドラインの内容のところのイラストの変更を行う場合の留意点ということで、コマ本体に挿入する料理例の差し替えというもので、特にイラストと書いていないので、もともと写真はありということで考えているということでございますので、特に変更は必要ないのではないのかなということです。

吉池座長

わかりました。解釈上のこととして、今回確認をしたということにさせていただきたいと思います。

ほかにございますでしょうか。

伊藤(廣)委員

先ほどの宮川委員と武見委員のことに若干関連したことですが、問い合わせ窓口の必要性ということに関しては、例えば、お弁当や何かの料理をつくったときに、適切なサービング数を問い合わせできるような窓口も必要かなと思います。例えば、幕の内弁当のような色々な素材を組み合わせた商品を出したときに、主食、副菜、主菜のサービング数の問い合わせ窓口をきちんと持っておいていただいた方が、混乱しないと 思いますので、よろしくお願いいたします。

吉池座長

今のことにつきましては、いろいろな活用のところでも整理が必要かと思います。基本的に細かい栄養価の計算をしなくても主材料で、例えば卵を1個使っていたらとかにより整理をすることになります。そうしますと、そこで大体の判断をしていただければ良いことになり、基本的な考えとしては、1.49が0.01ずれていたから問題が生じると言う話ではないと思います。

そういう意味で、基本的にはある大まかなルールに基づいて、各事業者に御判断いただくことが望まれます。お問い合わせ窓口でこの弁当は何だろうとすべて聞かれたら、窓口はパンクしますし、お互いにとって時間の有効利用ということにならないと思います。基本的にはそういう整理を次のステップで行うということになろうかと思います。

ほかに何かございますでしょうか。

それでは、ここまでの部分についは、これで終わりにさせていただきます。最後に資料がもう一つございまして、50ページの参考資料7です。これは、コマの絵本体で表している料理のデータを新しい食事摂取基準と照らし合わせてというものです。前回御説明をしたとおりのものでございますから、本日新たな説明は省略をさせていただきたいと思います。

ここまで報告書案を一通りさらってまいりまして、それ以降のページは付録、参考資料として、食生活指針ですとか、本検討会の開催要項、設置要綱等でございますので、特に御確認いただく内容ではないかと思います。

一通り、報告書案についてさらわせていただきましたが、これについて特段の御意見ございませんでしょうか。

服部委員

冒頭に栄養バランスの英語版というのがありまして、3ページです。

「本イラストの『コマ』の部分を英語では『Japanese Food Guide Spinning Top』」となっているんですが、実はこれは食事栄養バランスガイドという名称に決まりました。それを英語に直すとJapanese Food Balance Guide になるわけです。これにSpinning Topを付けますと、後ろに付いているんですけれども、これは割と日本的な考え方かなと思ったので、「Japanese Spinning Top Food Balance Guide」というのが正式だと思います。ですから、今、英語が出ていますが、あとの「Japanese Food Guide ST」というのは、これに決めたということにしていただければいいんだと思うんですけれども、その前を正式にやるんだったら、そういうふうに変えてもらえないのかなと実は思いました。

吉池座長

ここはどちらに置くかということで、長くなるとなかなかインパクトが弱くなるので、STとして置くとしたら一番下しかないだろうということでした。

本名のところで"Spinning Top"をどこに置くかという御提案だったわけですけれども、ここについては、尾坂委員の方から、"Spinning Top"をうまく表したらというような御意見もあったかと思うのですが、今の御意見についていかがでしょうか。

尾坂委員

私は、今、先生のおっしゃられた「Japanese Spinning Top 」というのが先にきた方がコマのイメージはするとは思いますが、この辺は外国の方が耳にしたときにどうかというものがありますので、その辺は慎重につくられた方がいいと思います。

吉池座長

今回こういう形にさせていただいたのはSTの位置ということと、まずはオーソドックスにいこうということでした。そうすると「Japanese Food Guide 」となり、附帯的なものとして、"Spinning Top"ということで表させていただいております。

服部委員の今の御指摘もごもっともなのですが、「Japanese Food Guide 」というものはしっかりつなげていきたいという私自身の判断もありまして、このようにさせていただきました。どちらがいいか、余り長く議論する話ではないと思うんですが、ほかに御意見があれば少し伺って、どちらか判断させていただきたいと思います。

服部委員

一応、私はこれを全部訳してみたんです。訳したときに、私の友人の外国人と話し合いをしたら、これはコマが先にくるのが当たり前だろうと言われたんです。もし、正式に外国人にこれを見せる場合に、そうやった方がいいのかなと、ちょっとこれは日本的な発想でひゅっとできているんです。これで勿論外国人にわからないことはないけれども、もっとこういうことだと思います。それだけなんです。ですから、あとで検討してください。

吉池座長

フードガイドピラミッドという言い方もありますので、ピラミッドが一番下にきているのと、それと同じ形です。

一応、私としては、この原案のとおり「Japanese Food Guide Spinning Top」ということで御提案させていただいて、今、御意見はいただきましたが、皆様から更に逆にした方がいいという御意見がなければ、全体として御承認いただきたいと思います。

ほかにいかがでございましょうか。

報告書につきましては、少し「てにをは」の修正が必要かもしれません。また針谷委員からたくさんの細かいデータ、数字をいただいておりました。その辺の確認を更にしたいので、多少の細かい数字等の微調整、修正等が必要になるかもしれませんし、幾つか訂正等の御意見はいただきまきしたが、基本的に本日お示しした案について御承認いただきたいと思いますが、いかがでございましょうか。よろしいでしょうか。 (「異議なし」と声あり)

吉池座長

どうもありがとうございます。

それでは、あとの細かいことにつきましては、事務局の方と私の方に御一任をいただきまして、最終の報告書として出させていただきたいと思います。

それでは、本日、資料2として用意しているものですが、4月に実施したパブリック・コメントの実施結果について、事務局から御報告をお願いいたします。

姫田消費・安全局消費者情報官

お手元の資料2に基づいて御説明いたします。

まずパブリック・コメントは、4月13日~22日の間に意見募集をいたしました。

ホームページと私どもで出しております1万数千に及ぶメールマガジン、あるいはプレスリリースで募集いたしました。

延べ件数といたしまして、これはそれぞれの項目についていただいていますが48件、意見提出者21名からいただいています。政府系のパブリック・コメントとしては、多くの意見をいただいた方だと考えております。

1枚めくっていただいて「フードガイド(仮称)の名称」でございます。

これはかなりばらつきましたが、「ガイド」ということに対して支持が結構多かったということ。「バランス」についても、ある程度是認していただいたというようなこともあったかと思います。

最終的には、皆さん方委員がこういうことも参考にしつつ、食事バランスガイドになったのは、御存じのとおりでございます。

「フードガイド(仮称)の区分」ということで、これはおおむねこのままでよいのではないかというようなことが多かったのではないかということで、それぞれいただいております。そういうことで、そのままにさせていただいております。

「フードガイド(仮称)の示し方」ということで、特にこの中で基本的にはその方向ということだったと思います。

油脂について、これは松谷委員からもお話がありましたが、御意見のとおり、あるいは先ほどもお話があったように、油脂、食塩相当量に併せて情報提供をしようというようなこととした次第でございます。

あと、ここの検討会と同じ意見ですけれども、ピラミッド型ではなくて、逆三角形にした方がよいというような御意見があったので、そのとおりになった次第でございます。

「摂取量の表し方」でございます。これは、最終的に「つ」ということに決まりましたが、これについては、いただいた御意見がそれぞれ全部違う方向性でございましたので、これは検討会の最終的な御検討の成果を採用させていただいたということでございます。

「フードガイド(仮称)の普及啓発方法」については、それぞれ皆様方から真剣に考えた御意見をいただきましたので、これを一つひとつ受け止めて、これからの普及に努めてまいりたいと考えているところでございます。これはそれぞれ良い御意見をいただいたと、私どもは思っております。

「その他」の項目でございますが、1つはサプリメントに頼るべきではない、というようなことがありました。やはり、これは食事の重要性ということを参考資料の単身者へのメッセージの中で表現いたしましたし、フードガイドそのものが健康食品とかサプリとは違う方向性で発していることが基本的な考え方だと理解していただければと思っております。機能性ということではないと考えております。

それ以外のお菓子とか、嗜好飲料についての位置づけについて、非常にたくさんの意見をいただいております。最終的には、そういうことも踏まえて、コマを回すためのひもだということで、「楽しく適度に」という表現にさせていただいた次第でございます。

以上、簡単でございますが、フードガイドについてのパブリック・コメントの結果について御説明させていただきました。

吉池座長

ありがとうございます。

たくさんの御意見をいただいたということは、大変ありがたいことで、恐らく本検討会が本日終わりまして、今後の活用、普及を考えたときに、また参考となるような御意見も多くあったかと思いますので、是非とも活用していきたいと思っております。また事務局におかれましては、これをホームページで公表されるということですから、よろしくお願いしたいと思います。

それでは、本日議事として用意したものは、これで終了ということになります。本日最後の検討会ということでございますが、特に本日御発言のない先生方、特に最後に何かあれば、今後に向けてのことでも結構ですので、少しお話しいただけたらと思います。

津志田委員、お願いいたします。

津志田委員

私は食品総合研究所で、先ほど話題になりました食品機能の研究をしておるものなんですけれども、やはり健康に関する表示というのは、非常に難しい面がありまして、法律で規定されていますので、そのことはやはり守るべきだというふうに考えていますが、ただ、立場上できれば、バランスが崩れたときにどういうふうな形で健康的な食生活ができるかというのも、フードガイドに将来的には取り込んでいただければいいのかなというふうに考えていまして、私たちもそのために一生懸命頑張りたいと思っています。 今回、提案いただきましたものについて、非常にバリエーションもたくさんありますし、世界的に見てもすばらしいものになったのではないかなというふうに感じております。

吉池座長を始め、作業部会の方々には大変御苦労様でした。お礼を申し上げます。ありがとうございました。

吉池座長

中村委員、お願いいたします。

中村委員

大変すばらしいフードガイドができたのではないかなと思っております。

先日、アメリカ栄養士会のスタッフが、私の大学に来まして、ちょうどこれが公表された日にいらっしゃいました。私は自慢そうにこれを見せました。どうだと言ったら、これはすばらしいとお褒めの言葉をいただきました。恐らく国際的にもかなり話題になるのではないかなと思っております。日本栄養士会としても、早速広範囲な普及活動を進めたいと思っております。

指導者向けの活用マニュアルの策定の委員会を立ち上げたいというふうに今、考えております。ここでは、食事計画や食事の評価にこれをどう使っていくか、あるいはこれはポピュレーションアプローチのための大きな武器になるわけですが、もう少し対象別に展開する場合の活用を考えなければいけないというふうに思っております。

特に、健診事業というものの教育効果がなかなか上がっておりません。病気を発見するレベルまでにしかなっていなくて、健診後の栄養指導への活用も検討したいと思っております。

飲食店や外食産業への栄養表示を支援していきたいと思っています。

そして、最後に、これはかなり大きな問題になるかなと思うんですが、従来から栄養の指導方法は、たくさんの種類があるわけであります。何とか式、何とか式というのがあります。この何とか式の教育方法がコマに統一できるのかどうか。どこに従来の方法と差があるのかどうかというふうなことを少し比較、検討してみたいというふうなことも考えております。

以上でございます。

吉池座長

ありがとうございます。

遠藤委員におかれましては、途中から御参加いただきましたが、何か御感想、その他あれば、最後にどうぞお願いします。

遠藤委員

特にございません。

吉池座長

ほかに先生方、何かございますか。伊藤委員、どうぞ。

伊藤(俊)委員

ちょうど昨年12月から半年、今日で7回目ということで、当初日本フードサービス協会の方からは、悪いけど伊藤さん、1、2回会議に出席してくれないかというようなことで受けた記憶がありまして、3月までに多分2回やればいいばすなんだからということで、では、わかりましたということで来たんです。

そうは言いながら、本日7回目ということで、なかなかすばらしい報告書案ができたというふうに私は考えております。

ただ、外食産業に従事する中で、勿論今日でき上がったばかりですから、まだまだ一般的には普及していないというのは当然なんでしょうけれども、我々関係者の中でもフードガイドという言葉、また前回の食事バランスガイドで正式に決まったことは、正直言って余り話題になっていないというのが現状でございます。

今後のところで、これをいかに消費者に普及されるかによって、我々外食も取組みやすくなると言うんですか、なかなか役所の方から来てやりなさいと言われても、なかなかはいわかりましたというような業界ではないことは、これはたしかなんです。本当にもう正直申し上げております。

だから、逆に言うと、消費者の方からなぜこのチェーンレストランは表示していないと言われること、そういうふうになってくれば、一挙に普及していくのかなと。

何となく人任せのようで、非常に消極的な意見というふうには受け取ってほしくないんですけれども、それが一番の早道かなというふうに感じましたもので、一言述べさせていただきました。

吉池座長

ほかにございますか。横田委員、どうぞ。

横田委員

今回、このガイド作成に参加させていただきまして、消費者の立場としては、余り作成の段階ではお役に立たなかったのではないかと思っております。

ただ、これができました段階で、これから一般消費者に認知させていくというところで、消費者団体とか一消費者の役割がかなり大きなものになってくると思います。今後の活動を期待しておりますが、こういうものをどの程度普及して、店頭で表示されているかというのを団体の活動の一環として、今後見ていきたいと思っております。

法的にできないということではありますが、私たちの活動の一環としては、今おっしゃったように、この店には出ていないとか、この程度しか普及していないとか、そういうことを見極めていくことができると思うので、今後そういう方面で御協力したいと思っております。

よろしくお願いいたします。

吉池座長

力強い味方になりそうで、大変期待しております。よろしくお願いいたします。

ほかに何かございますでしょうか。

加藤副会長

外食と言いますか、飲食店の代表でございますが、今日の最後まで、途中から参加させていただきまして、最後の言葉に出た主菜か副菜かということが、我々の業界の中で、まさに私はバランスをとる食事だということをアップにして、何か1つ皆さんにアピールできればいいなということです。

まさにバランスをとらなければならないんだよということで、だれもが考えついたことは、昔から主菜、副菜というのは普通なんですが、世の中で、私は副菜を摂るということが、1つのPRになるのではないかということを感じています。

今回ちょうど我々の業界も約款制度導入で、この問題が提起されておりますので、併せて何とか皆さん方のお役に立ちたいなという決意でございます。どうぞよろしく御指導のほど、お願いししたいと思っております。

吉池座長

ありがとうございます。

それでは、この会もそろそろ最後になってまいりましたが、事務局の方からごあいさつがあるようですので、どうぞよろしくお願いいたします。

姫田消費・安全局消費者情報官

今、最後に加藤副会長からバランスなんだということを言っていただいたのが、一番いい締めくくりになったのではないかと思います。

これからテレビの物知り番組で何がいいと言っても、それに流されないような時代、特にその売れ行きが変わらないというような時代が来ればいいなと考えております。是非、皆さん方の御協力よろしくお願いいたします。

吉池座長におかれましては、どうもありがとうございました。

本日、半年余りの検討会ということで、皆様7回、作業部会の方は更に熱心な御検討をいただいたということで、あるいはそれぞれ途中ではパワーポイントまでつくって御提示をいただいた委員もいらっしゃったということで、非常に皆様熱心に御協力いただいたことに感謝申し上げます。

おかげさまで、特にカラーで載せていただいた新聞もございまして、非常にさい先よい手応えを感じているところでございます。遠藤委員におかれましては、これから是非よろしくお願いしたいと思っております。

これから、それぞれの普及をどうやっていくかという課題がございますが、私ども厚生労働省と農林水産省が手を携えて、そして政府全体で進めてまいりたいと考えておるところでございます。

今日、やっと第一歩が踏み出せたと考えておりますので、これからも皆さん方の御協力を得ながら、積極的に普及に図ってまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

それでは、最後に厚生労働省と農林水産省の両省を代表いたしまて、厚生労働省の岡島審議官から一言ごあいさつをお願いいたします。

岡島審議官

それでは、厚生労働省、農林水産省両省の検討会ということで、当初2回程度ということで始まったわけでございますが、大変中身も難しいということが検討するにつれてわかったということで都合7回、そして作業部会の皆様にはメールのやりとりも含めまして、大変膨大な時間をかけて、御熱心に御検討していただきまして、ありがとうございました。

このような形でつくっていただきました食事バランスガイド、そして報告書を、しっかり受け止めまして、活用していくことが私どもの責務だというふうに思っております。

また、お願いでございますが、国、都道府県、行政を通じての啓発普及するだけではなくて、委員の皆様を初めとしまして、生産から消費の各段階の方々、管理栄養士・栄養士とか調理師、そういう方々の関係団体を含めた啓発普及、そしてそれを活用して、実際健康づくりにまでつなげていく。また、農林水産省でいきますと、適切な食生活を通じて、例えば農業に対する理解を深めていくということも含めまして、それぞれが努力するということでお願いしたいと思います。

また、食育基本法も議員立法で制定されたところでございますので、農林水産省、厚生労働省だけではなくて、関係省庁、政府を上げまして、取り組んでいくことになります。この食事バランスガイドを活用させていただきたいと思いますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。最後になりましたが、この検討会において、吉池座長はじめ委員の皆様、本当にありがとうございました。お礼を申し上げます。

吉池座長

それでは、第7回「フードガイド(仮称)検討会」をそろそろ閉会とさせていただきたいと思います。

本当に、半年間にわたりありがとうございました。私のつたない進行で皆様方には御迷惑をかけることが多々あったかと思います。最後におわび申し上げます。

また、作業部会の先生方には、本当に夜中までメールその他でやりとりをしながら、ここまでつくり上げてきたということで、本当に感謝を申し上げたいと思います。また、普及啓発に向けて、これから宿題がたくさんありますので、少し場は変わるかと思いますが、引き続きよろしくお願いいたします。

また、事務局におかれまして、今日ごあいさついただいた方々の後ろにおすわりになっている事務局の方々、勝野補佐、古畑指導官、清野係長、そのほか本当にたくさんの方々が、この報告書を仕上げるに至るまでの間、御尽力をいただきました。それらの事務局の方々に激励されて、何とかここまで作業部会、また委員の先生方もまとめ上げることができました。ようやく半年間、この大役を果たすことができてほっとしております。

それでは、これで検討会を閉会させていただきたいと思います。どうもありがとうございました。(拍手)