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農業資材審議会 第15回 種苗分科会 議事録

1.日時及び場所

平成28年1月20日(水曜日) 13時53分~15時01分
農林水産省 第3特別会議室(7階)

2.議事

「重要な形質」の指定について(諮問)

3.概要

○杉中知的財産課長
それでは、定刻より前でございますけれども、委員の先生の皆さんもおそろいになりましたので、ただいまから農業資材審議会種苗分科会を開会させていただきたいと思います。
まず、私の自己紹介ですけれども、知的財産課長を拝命いたしました杉中でございます。
委員、専門委員の皆様におかれましては、ご多用中のところご出席を賜りまして本当にありがとうございます。議事に入るまでの間、進行を務めさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、開会に当たりまして、農林水産省を代表いたしまして食料産業局審議官の岩瀬からご挨拶を申し上げます。

○岩瀬審議官
食料産業局で審議官をしています岩瀬です。農業資材審議会種苗分科会の開催に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げたいと思います。
茶園分科会長を初め、ご出席の委員の皆様方におかれましては、平素より農林水産行政に対しまして種々ご指導賜っておりますことを、この場をかりて御礼申し上げたいというふうに思います。
食料産業局は、平成23年9月に設立したわけですが、それ以来、食と食を生み出す農山漁村に関連する活動を幅広く担当し、第1次産業の成長産業化を目指してさまざまな施策を行ってきているところであります。昨年10月には大幅な組織再編を行いました。国内外の需要フロンティアの拡大及び需要と供給をつなぐ付加価値向上のためのバリューチェーンの構築を効果的に実現するための体制が整ったというところであります。この一環として、先ほどもありましたけれども、新事業創出から知的財産の保護活用を担当する課として知的財産課に変わりました。
知的財産をめぐる情勢といたしまして少しご紹介いたしますと、昨年5月に農林水産省知的財産戦略2020というのが策定されております。平成31年までの5年間を実施期間としておりますが、その中で地理的表示の活用によるブランド化の推進でありますとか、海外市場における模倣品対策、それから種苗産業の競争力強化等について具体的な対応方向を盛り込んだところであります。
また、今の地理的表示保護制度ですが、昨年6月から開始したわけでありますけれども、昨年末には第1弾として夕張メロン、あおもりカシス、神戸ビーフ等、7品目が登録をされました。また、昨年11月末には、政府が取りまとめた総合的なTPP関連政策大綱を踏まえまして、農林水産物等の輸出を戦略的に推進するために、諸外国と相互にGIを保護するためのGI法の改正に向けた準備も進めているところであります。
次に、植物品種登録制度につきましては、これも本当に皆様のご尽力によりまして、植物新品種の出願及び登録でありますけれども、UPOVの加盟国の中でも引き続き上位を占めさせていただいております。また、昨年7月には北海道帯広市で農作物技術作業部会が開催をされました。また、これも報道等で話題になっていますが、果樹作業部会、及び観賞植物及び林木技術作業部会の議長が初めて日本から任命されたということであります。このように、UPOV関連会合の運営に関しまして日本も貢献しているということでありますし、この植物品種保護制度に注目がさらに高まっていただければいいんじゃないかなというふうに思っております。
一方で、海外で我が国の品種が適切に保護されるということも重要であります。これもご案内だと思いますが、ASEANと日中韓から成る東アジア植物品種保護フォーラムというのを開催しておりますけれども、そのもとで各国の制度整備を進めているところであります。私も去年9月に韓国・ソウルで開催された年次会合に参加させていただきました。ことしはUPOV加盟10周年を迎えるベトナムがホストをするということで決まっておりますので、ベトナムはASEANで2つしかないUPOV加盟国でありますけれども、ほかの加盟国にもインパクトを与えていただければいいんじゃないかなというふうに思います。
ちょっと長くなりましたが最後に、本日は、これまで出願がなかった新たな植物の出願に対応するとともに、品種登録の審査の国際的な調和を推進するため、植物の品種登録審査の根幹となる重要な形質の作成、改正等について、種苗法第2条第7項の規定に基づきまして農林水産大臣から諮問を受けて、専門家である委員の皆様にご審議していただくということになっております。
どうか委員の皆様におかれましては、十分なご審議を賜りますようお願い申し上げまして、私の挨拶とさせていただきます。

○杉中知的財産課長
それでは、審議官におかれましては所用によりここで退席をさせていただきます。
それでは、お手元に配付してございます資料の確認をお願いいたします。
資料につきましては、資料番号が1から3まで、あと参考資料として参考資料1から3までのものが用意しておりますので、ご確認をください。不足している資料、落丁などがございましたら、事務局のほうまでお申し出ください。
それでは、委員の皆様方のご紹介をさせていただきます。お手元の委員名簿をごらんいただけますか。
委員の皆様におかれましては、昨年度で任期の2年を迎え、本年度改選させていただいたところです。引き続き委員をお願いする方、新たに就任された方がいらっしゃいますので、委員の皆様をご紹介させていただきます。
まず、元千葉県農林総合研究センター暖地園芸研究所果樹・環境研究室主任上席研究員であられます神田美知枝様でございます。よろしくお願いいたします。

○神田委員
神田です。よろしくお願いします。

○杉中知的財産課長
それから次は、神奈川県農業技術センター所長の北宜裕様でいらっしゃいます。

○北委員
北でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

○杉中知的財産課長
株式会社田中農園代表取締役社長の田中勇人様でいらっしゃいます。

○田中委員
田中でございます。よろしくお願いします。

○杉中知的財産課長
それからちょっと飛びますけれども、国立大学法人大阪大学大学院高等司法研究科教授、茶園成樹様でいらっしゃいます。

○茶園分科会長
茶園でございます。よろしくお願いいたします。

○杉中知的財産課長
次に、ことしより果樹のご担当として新たに就任されました国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構総合企画調整部研究管理役の中村ゆり様でございます。

○中村委員
中村です。どうぞよろしくお願いいたします。

○杉中知的財産課長
続きまして、国立大学法人東京大学大学院農学生命科学研究科准教授、山岸順子様でいらっしゃいます。

○山岸委員
山岸です。よろしくお願いいたします。

○杉中知的財産課長
なお、八幡平市花き研究開発センター所長の日影孝志様は所用によりご欠席との連絡をいただいております。
続きまして、専門委員の皆様をご紹介申し上げます。
まずは、有限会社矢祭園芸代表で全国新品種育成者の会の会長をされております金澤美浩様でいらっしゃいます。

○金澤専門委員
金澤です。よろしくお願いします。

○杉中知的財産課長
続きまして、カネコ種苗株式会社くにさだ育種農場課長の清水一様でいらっしゃいます。

○清水専門委員
清水です。よろしくお願いします。

○杉中知的財産課長
次に、神奈川県農業技術センター企画経営部専門研究員の栁下良美様でいらっしゃいます。

○栁下専門委員
栁下でございます。よろしくお願いします。

○杉中知的財産課長
なお、国立大学法人信州大学農学部農学生命科学科教授、福田正樹様は所用によりご欠席との連絡をいただいております。
また、今年度より新たに就任されました国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所
薬用植物資源研究センター筑波研究部育種生理研究室主任研究員の河野徳昭様におかれましても、本日は所用によりご欠席との連絡をいただいています。
本分科会は、委員の定数7名のところ本日は6名にご出席をいただいておりますので、農業資材審議会令第7条第1項の規定により、本分科会が成立していることをご報告させていただきます。
なお、本日の分科会の議事及び議事録は公開いたしますので、その旨、あらかじめご承知いただければと思います。
それでは、本日のご審議いただく前に、前回、平成26年12月1日の種苗分科会として新規の植物として重要な形質を新設した18種類の植物を初めとする重要な形質の改正についてご審議をいただきましたが、昨年2月18日付で告示の改正を行い、昨年4月1日から施行しましたことをご報告させていただきます。告示が掲載された官報を参考資料の1に添付しております。改正後の重要な形質につきましては、広く一般の方にもごらんいただけるように品種登録のホームページ上で公開しておりますことをあわせてお知らせいたします。
では、これからの議事を進めるに当たりまして、審議会議事規則によりまして、分科会長の茶園委員に議事の進行をお願いいたします。それではよろしくお願いいたします。

○茶園分科会長
それでは、早速、議事に入ります。
農林水産大臣から本審議会に対しまして、資料1のとおり農林水産植物の重要な形質の指定につきまして諮問がございましたので、本日はこの諮問についてご議論をいただきます。
まず、資料2につきまして、事務局より説明をお願いいたします。

○杉中知的財産課長
それでは、私のほうから資料2についてご説明をさせていただきます。内容につきましては、重要な形質の見直しについてお諮りするというその理由、あわせまして来年度予算、補正予算等につきましての種苗関連についての行政の動き等についても共有をさせていただきたいというふうに思います。
まず、1ページ開いていきまして、上下1ページ、2ページとなっておりますので、ページ番号でごらんをいただければと思います。
まず1ページでございますけれども、品種登録と育成者権の付与・保護につきましては、我が国は種苗法に基づきまして、新たに植物品種を育成した者は、国に─担当は我が知的財産課でございますけれども─登録することにより、知的財産権の一つである育成者権を得て、登録品種の種苗、収穫物、加工の販売等を独占するという仕組みになっております。
その根拠といたしましては、国際条約であるUPOV条約、これは1968年に発効いたしまして、締約国は全世界で74カ国・地域が入っております。UPOVにつきましては、78年条約及び91年条約、日本は91年条約に批准をしておりますので、全植物についてUPOV条約に基づく育成者権の保護を行うということになっております。
3ページで植物品種の登録等についての状況でございますけれども、出願件数・登録品種数の推移ともに右肩上がりでふえておりましたけれども、平成20年前後のリーマン・ショック後の世界的な景気の低迷の後で若干減少をいたしておりますが、基本的に出願件数は1,000件程度で近年は推移をしているところでございます。
4ページをごらんください。
作物分野別の登録割合でございますけれども、分野別で見ると草花と観賞樹で全体の8割を占めて、この2つが大宗を占めているところでございます。
5ページをごらんください。
出願者の業種別に見ますと、種苗会社が約半数、あと個人が4分の1強を占めていると、この2つで4分の3以上を占めているということになります。
6ページでございますけれども、登録品種作物分野別・業種別の内訳でございますけれども、作物によって特徴がございます。まず食用作物、穀類等につきましては、特に都道府県の数が多いと。あと野菜につきましては種苗会社と都道府県、果樹では個人と都道府県の登録が多いと。花き・観賞樹につきましては個人、種苗会社の登録数が多いというような登録内訳の特徴がございます。
7ページをごらんください。
UPOV加盟国における出願登録数でございますけれども、出願登録件数で日本は全世界の5位、圧倒的にEU、アメリカ、中国とが多いわけですけれども、それでも相当高い順位を保っております。存続中の権利数では第3位の世界全体の8%を占めるということになっております。
8ページでございますけれども、このピンクの棒グラフが全体の出願件数で、青が、そのうち外国育成の出願件数というふうになっております。折れ線グラフは外国育成の出願の割合でございます。外国育成の出願割合というのは、近年増加傾向にあると。近年では4割程度を占めるようになっていると。
その内訳でございますけれども、9ページをごらんいただければわかりますが、オランダからの出願が3分の1、続いてドイツ、米国、イスラエル、英国、デンマーク、フランスという順になっております。
10ページ以降は重要な形質の見直しの説明でございますけれども、先ほど言ったようにUPOV条約の91年条約に基づきまして、種苗法におきまして農林水産物の生産のために栽培される全植物を対象として保護すると。いかなる植物であっても、出願があれば審査を行う必要があるというふうになっております。キノコ等、さらに保護をするというふうにしている分野もございます。
11ページをごらんいただきたいと思いますけれども、その品種登録の要件、全ての植物について申請があれば審査をしなければならないということですけれども、その審査に当たっては、ここに挙げている5つの基準、区別性、均一性、安定性、未譲渡性、名称の適切性というものの基準をもとに審査を行うと。そのうちの区別性、均一性、安定性はいずれも重要な形質に係る特定の要件として規定をされております。
12ページに、重要な形質についての説明を書いております。重要な形質は品種登録の要件である区別性、均一性、安定性の審査に用いられ、品種登録の適否を判定するための重要な要素でございます。重要な形質以外の形質で差異があっても区別性は認められないということになっております。我が国は、UPOVの指針に基づいて重要な形質を具体化したものを審査基準として使用するということになっておりますので、これに基づいて審査を行う必要があると。
なお、参考資料の3として審査基準は配付しておりますけれども、これは重要な形質ごとに調査するに当たって必要な具体的な調査方法や判定基準を定めたものでございます。
13ページをごらんください。
今回、諮問させていただきます重要な形質の見直しが以下のような分類になっております。まず、新しく出願されてきたということで、区分を新設する必要があるものが21種類でございます。また、UPOVのテストガイドラインに準拠するために改正する必要があるというものが4種類でございます。次に、審査の運用の結果、新しい品種グループや特性を持った品種の出願に対応して改正する、もしくは審査実績を踏まえてUPOVの一般指針に沿って形質を整理する必要があるものというものが5種類でございます。
具体的な審査する個別の植物ごとの重要な形質の見直しの内容につきましては、資料3で後ほど詳しく説明をさせていただきたいというふうに思いますので、よろしくご審議をいただければというふうに考えています。
14ページは、今回見直しが行われた後、審査基準の種類数は赤色の数字になります。日本の審査基準、UPOVテストガイドラインがともに作成済みの植物が217種類のうち、日本の審査基準がUPOVテストガイドラインに準拠しているものというのが約7割強の161種類ということになると。UPOVテストガイドラインに準拠するメリットが大きい作物、例えば海外から日本への出願が多い植物とか、日本から海外への出願が多い植物については、おおむね準拠をしているということになるのではないかというふうに思っております。
以降の内容の詳細については、資料3で説明をさせていただきます。
15ページ以降は、来年度予算等に向けたトピックについてこの機会をもちまして紹介をさせていただきます。
まず15ページでございますけれども、昨年度の審議会でも紹介をさせていただきましたけれども、一昨年12月に施行された花き振興法に種苗法の特例が規定をされております。特例の内容でございますけれども、耐病性、高温耐性など国際競争力の強化に資する新品種につきましては、出願登録料の減免を行うという内容となっております。
現在、その新しい品種をつくるための事業計画の認定が10件採択されていると聞いております。今後、事業計画に基づいて新品種が育成され、出願されれば、出願料の減免の対象になるということでございます。また、具体的な新品種等が出てきたときにあわせてご紹介をさせていただきたいというふうに思っております。
次に16ページ以下は、来年度予算等のご紹介でございます。
まず種苗特性分類調査委託事業。
これは、今説明いたしました花き振興法の施行を受けて高温耐性等新しい生理的特性を有する新品種の育成、品種登録出願が増加することが予想されますので、これらの特性を評価するための審査基準、具体的には調査方法であるとか判定基準の作成が必要となっております。このための調査を行う委託事業を行うものでございます。
次に17ページ。
17ページは、輸出種苗病害検査手法実用化促進委託事業でございますけれども、これは国内種子の検査体制の強化を行うために、我が国で検査可能な種子病害の種類数を増加させるとともに、他種類・多件数の種子検査に一元的に対応できる総合的な種子検査システムの構築を目指すものでございます。
次に18ページでございますけれども、種苗産業におけるオープンイノベーションの推進委託事業でございます。これは中小企業である規模の小さい種苗会社、個人育種家も多い我が国の種苗産業界の国際競争力を強化するということを目的といたしまして、育種力を強化するというために種苗会社等を対象としたセミナーやDNAマーカー育種のモデル試験というものを実施する環境を整備していくということをするものでございます。
次に19ページでございますけれども、品種保護に向けたDNA品種識別技術の実用化でございますが、これは品種の侵害対策に向けた事業でございます。海外への輸出を図る農産物のDNA品種識別技術及び産地判別技術の実用化を促進していくために品種保護を図る取り組みというのを支援していこうというふうに考えております。
次に、国内種苗生産基盤強化技術でございますけれども、これは国内の播種地の基盤が弱っているということで、その基盤を強化していくために種苗生産関係者のマッチングによる新たな採種地の開拓に向けた検討、採種技術の維持・向上のための研修の実施、種苗安定供給体制の構築等を踏まえた取り組みを支援していきたいというふうに考えております。
最後に21ページになりますけれども、これは今年度の補正予算として既に採択しているものでございますけれども、ジャガイモシロシストセンチュウ対策と。ことし国内初の発生が北海道で確認をされましたけれども、これの対策を進めるために抵抗性品種の栽培を進めていくということでシロシストセンチュウの密度低減・封じ込めを行っていくために早期に抵抗性品種を普及させていくというために、種苗管理センターの中に植物工場技術を用いたエアロポニックスによるミニチューバーの大量増殖のための植物工場設備等を導入すると。それによってシロシスト抵抗品種の普及を、このままでは10年後に本格的に開始するのを4年間に短縮したいというふうに考えております。
いろいろ雑多な説明になりましたけれども、私のほうからは以上でございます。

○茶園分科会長
どうもありがとうございました。
では、ただいまの説明に対しまして、ご質問、ご意見等がございましたらお願いいたします。
よろしいでしょうか。
それでは続きまして、資料3につきまして事務局より説明をお願いいたします。

○山口室長
種苗審査室長を務めています山口と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
では、資料3によりまして重要な形質の指定に関する説明をさせていただきます。
まず、資料3をめくっていただきまして、諮問植物について3つの区分で新設あるいはUPOVガイドラインの準拠、あるいは運用によるということで諮問をお願いしております。
まず、区分を新設するものでございますが、全部で21種類ございます。それから、UPOVのテストガイドラインへの準拠等により改正するものが4種類ございます。3番目としまして、これまでの審査の運用の結果等により改正するものが5種類ございます。合計で30種類の植物について諮問をお願いしているところでございます。
では、まず最初にこれまでに出願のなかった植物種類について、審査の必要上から審査基準を作成するため、区分を新設するものについてご説明をさせていただきます。
3ページをごらんください。
まず1番目、アルブカ スピリリスという植物でございます。これはアルブカ属の原産は主に南アフリカ、中東でございまして、加湿に弱く、日当たり、乾燥を好む球根植物ということで、国内での用途としましては鉢物として出荷されて、観賞用に使われるものだということでございます。
これにつきましては、ヨーロッパの植物品種庁(CPVO)、それから米国で今回の出願品種が登録されておりまして、それらの審査結果のデータを参考にしまして試験栽培結果を踏まえ、形質を設定しております。細長い葉の巻き方に特徴がありまして、葉の縦断面の形の形質を指定しております。本種の既存品種は、出願品種のほかに現在のところ知られておりませんので、このスピリリスという種に限定した審査基準とさせていただいております。
次、4ページですが、アメリカホドイモですね。
これは原産地は北アメリカ北西部ということで、用途としては塊茎ですね。それから葉、花の食用を行うというのが願書に記載されているような用途になっております。
このアメリカホドイモにつきましては、新規に出願があったため、種苗管理センターにおいて特性調査を行い、専門家のご意見をいただいた上で基準を作成しております。この植物につきましても、標準品種の設定が難しく、六戸在来という在来品種を参考に栽培試験を実施しておりまして、今後、アメリカホドイモについて出願があればデータを蓄積して標準品種の設定を目指していきたいというふうに考えております。
続きまして5ページ目をごらんください。
カレクス トリフィダという植物でございますが、これは原産地はニュージーランド、南米あるいは南米のフォークランド諸島とされておりまして、用途としましては花壇苗あるいは鉢物が想定されております。この品種につきましても、CPVO、ニュージーランド、米国等で登録されておりまして、CPVOの登録データを参考にしつつ基準を作成いたしました。斑入り葉の品種が園芸的に利用されているので、葉の斑に関する形質を指定しております。
次が6ページ目でございますが、ハナズオウでございます。
これは原産地は中国から朝鮮半島にかけてが原産地となっておりまして、用途としましては植栽用あるはい観賞用ということになります。この葉っぱの斑あるいは色、あるいは樹姿ですね、垂れるということに特徴がありまして、それらをもとに形質を検討しまして基準に反映してございます。
次が7ページ目でございますが、カスマンティウム ラティフォリウム。
カスマンティウム ラティフォリウムは原産地はアメリカ合衆国あるいはメキシコ北部ということになっておりまして、これの用途は花壇苗あるいは鉢物ということになってございます。これはオランダでの審査基準がございましたので、それを参考にいたしまして葉の斑の形質を日本で追加して基準を作成しております。主に斑入り葉の品種が園芸的に利用されているということもありまして、葉の斑の形質を指定しております。
それから8ページ目、エリシムムでございます。
エリシムムにつきましては、原産地はヨーロッパ、アジア、北アメリカなどが原産地とされておりまして、用途は花壇、鉢物ということでございます。これは、平成11年度ににおいあらせいとう種という植物について基準をつくっておりまして、この基準をベースにいたしまして対象植物の拡大ということで、エリシムム属、これまでは種が対象だったんですが、属を対象として対象を拡大して基準を作成しております。
エリシムムの重要な形質につきましては、諮問させていただいた諮問案から字句の変更をさせていただいております。このエリシムムの重要な形質の改正案の5行目に「葉の波打ち」というのがございますが、諮問案では「葉の波打ちの強弱」というふうにしておりましたが、「強弱」を削除いたしまして、「葉の波打ち」というふうに修正をさせていただいております。
続きまして9ページ目でございますが、エスカリョニア ラエウィスでございます。
これは原産地は南米となっております。代表的なこの種の一般名称としては、エスカリョニアラービスという名前が使われておりまして、用途は観賞用ということになります。
この植物につきましても、CPVOで登録されておりまして、その審査基準を参考にいたしまして現地調査を行い、基準案を作成させていただきました。植物の特徴といたしましては、枝のアントシアンの着色の強弱、あるいは新葉の表面の主な色というものに特徴がございまして、これらを形質として追加しております。
さらに事前に各委員の先生方から、ご覧いただいて意見をいただいておりまして、このエスカリョニア
ラエウィスにつきましては、柳下委員からのご指摘を踏まえまして、改正案の9行目、「花序の長さ、花序の幅」という形質を追加させていただいております。諮問案からそこが変更になっております。
さらに、先ほども申し上げましたように字句の修正ということで、この1行目の当年枝のアントシアンの着色につきまして、諮問案では「着色の強弱」となっておりましたが、「強弱」を削除しております。
次に10ページ目でございますが、ユーフォルビア アミグダロイデスでございます。
これは原産地はヨーロッパあるいは南西アジア、北アフリカということになっております。代表的な植物の一般名としましては、ユーフォルビア カラキアスあるいはユーフォルビア マルティニというふうな形で呼ばれております。腋花序が特徴的でございまして、その腋花序について形質を指定しております。
続きまして11ページでございますが、ジャカランダでございます。
これは原産地は中南米でございます。用途としましては植栽あるいは観賞用ということでございます。この植物につきましては、特に葉に特徴があるということで葉っぱ、それから羽状葉、小葉の形質等を基準に反映させていただいております。
続きまして12ページ、アメリカイワナンテンでございますが、これは原産地は北アメリカ、用途としましては、植栽あるいは観賞用でございます。植物の特徴としましては、葉の斑の有無あるいは冬期のアントシアニン着色という特徴がございますので、これらを基準に反映しております。
このアメリカイワナンテンにつきましても、柳下委員のご指摘を踏まえまして、諮問案から改正案の5行目に「葉身の表面の主な色、葉身の斑の有無、葉身の斑の色」というのがございますが、諮問案では「葉の表面の」というふうな表現をしておりましたが、全て「葉身の」というふうに字句を修正させていただいております。
続きまして13ページでございます。オカトラノオでございます。
これは原産地は北海道から九州、朝鮮、中国にかけて分布しているということでございます。用途としては切り花であると。これにつきましては、CPVOの審査結果を参考にしまして基準を作成しております。国内で流通している原種をその際に参考といたしました。
これにつきましては、神田委員からのご指摘を踏まえまして、諮問案の形質名を修正しておりまして、4行目にその修正を反映した形で「葉身の表面の色、葉身の表面のアントシアニンの着色、葉身の表面のアントシアニン着色の分布」というものを追加し、従前ありました「葉身の表面の先端の色、葉身の正面の先端のアントシアニンの着色、葉身の表面の基部の色、葉身の表面の基部のアントシアニンの着色」というものを削除しております。さらに、最終的なチェックの中で、形質の横並びを見まして、この「葉身の表面の色」の後ろに「葉身の表面の斑の有無」という形質が3行目のところにございますが、これを「葉身の表面の色」の後ろに移動をさせていただきたいと考えております。
それから14ページ目でございますが、マグノリア スーランジアナでございます。
これは原産地は太平洋を挟んでアジア大陸及びアメリカ大陸に隔離分布しているということでございます。用途は庭木あるいは公園樹として使用されている。これにつきましては、CPVO及びニュージーランドの審査情報を参考にしまして、基準を作成いたしました。花色及び花形に幅広い変異があるために花形、花被片の表面の色と花のタイプを中心に形質を指定しております。花が観賞目的であるということで、果実の形質は今回は指定をしておりません。
これにつきましても、諮問案から若干字句の修正あるいは形質の順序の変更をお願いしたいところがございます。まず、3行目の「葉身の表面の光沢」につきまして、諮問案では「葉身の表面の光沢の強弱」となっておりましたが、「強弱」を削除しております。それからさらに一番下の行の「花の香り」につきましても、諮問案では「花の香りの強弱」としておりましたが、「強弱」を削除しております。さらに、「葉身の表面の光沢」という3行目の形質の後ろに、4行目にございます「葉身の表面の色」を移動させていただくようにお願いしたいと考えております。
続きまして15ページでございますが、メセンブリアンテムム クリスタリヌムでございます。
これにつきましては、原産地は南アフリカということで、用途としましては葉及び側枝の先端部分を染色あるいは調理材として利用するものでございます。一般的にはアイスプラントという名前で知られているものでございます。これにつきましては、茎葉の表面に表皮細胞が変化したいわゆる塩を集積する細胞ですね、プラッター細胞というのですが、これが形成されるということで、葉の先端部にさらに赤紫色の色素が蓄積するという特徴があることから、これらの形質を指定しております。
16ページ目ですが、ムサ アクミナタでございます。
これは一般にバナナですね。原産地はマレー半島ということで、用途としては食用ということでございます。これについては、UPOVの審査基準がございますので、これをベースに基準を検討させていただきました。このムサ アクミナタにつきましては、下から4行目に「果皮のはく皮の難易」というのがございますが、「はく皮」の「はく」が常用漢字でございましたので、諮問案ではひらがなにしておりましたが、漢字に修正させていただいております。
さらに17ページですね。続きましてワスレナグサでございますが、これは原産地はヨーロッパ、アジアということで、用途は鉢花、花壇等と。種間交雑種も流通しておりますことから、ワスレナグサとこの全ての品種を対象とした基準としております。茎が伸長しない種があったりしますので、草型を群生型と茎葉型の2区分に分け花冠裂片基部の付属体についても副花冠と表記して形質に取り上げてございます。
続きまして18ページ、タイワンモミジでございます。
タイワンモミジ、原産地はポリネシアからインドにかけてでございまして、その用途は観賞用ということになります。植物体の特徴としましては、葉に特徴がありまして、葉、羽状葉、小葉のケース等を基準に採用させていただいております。
続きまして19ページですが、プロスタンテラです。
これは原産地はオーストラリアになります。ハッカ様の香りを発する常緑性の低木になります。これにつきましては、CPVOの審査情報を参考に基準を作成しておりまして、がくあるいは花冠の色に幅広い変異があるために、それらを形質として取り上げております。さらにハッカ様の香りを有するために葉身の香りの強弱も形質として取り上げました。
さらに諮問案の字句の修正をお願いしたいと考えておりまして、1行目の「樹幅」というのがございますが、これを「株幅」に変更させていただきたいと考えております。
続きまして20ページですが、セイヨウニワトコでございます。
これは原産地はヨーロッパ、北アフリカ、あるいは西南アジアに分布しているということでございまして、通常、混植され、低木の縁取り植栽に用いられるということでございます。イギリスで審査経験があるということで、イギリスの特性表を参考に基準を作成しております。花、果実が特徴的な植物であることから、花型、花の色、果実等に関する形質を指定させていただきました。
続きまして21ページ、ビャクブでございます。
ビャクブは原産地は中国ということで、代表的な一般名としましては、利休草ですね。千利休の「利休」という字を書きますが、利休草というふうに呼ばれております。用途としましては切り花及び塊根が、いわゆる咳を静める効能があるというふうに言われております。基本的に用途は切り花で、葉を観賞するということから、今回の出願品種については葉色に特徴があることから葉の形質を中心に取り上げておりまして、薬用成分については取り上げてございません。
それから諮問案とまた字句の修正をここの部分についてはお願いしたいところでございますが、まず字句の修正としまして3行目の「葉身の光沢」につきまして、諮問案では「葉身の光沢の強弱」となっておりましたが、「強弱」を削除させていただきたいと思います。さらに、4行目の「葉縁の波打ち」につきましても、「葉縁の波打の強弱」で、まず「強弱」を削除していただいて、「波打ち」の送り仮名の「ち」がございませんでしたので、「葉縁の波打ち」というふうに修正をさせていただいております。さらに形質の並びを考えまして、2行目にあります「葉身の斑の有無」を3行目の「葉身の色」の次に移動をお願いしたいと考えております。
続きまして22ページ、ウンキニア ルブラでございます。
これは原産地はニュージーランドということで、用途としましては鉢物あるいはプランターでの寄せ植えなどが考えられております。CPVO及びニュージーランドの審査経験がございまして、それらのデータを参考に基準案を作成いたしました。葉身の色が特徴的だということでございまして、葉身の色等に関する形質を指定しております。
それから次の23ページがヨウシュカンボクでございます。
ヨウシュカンボクの原産地はイギリスから北アフリカということでございまして、一般名称としてはセイヨウカンボクという名前で知られてございます。用途は観賞用ということになります。
このヨウシュカンボクに似た植物としてオオデマリ種というのがありまして、その基準を参考に葉の切れ込み等に関する形質を追加して基準案を作成させていただいております。
このヨウシュカンボクにつきましても、諮問案の字句の修正をお願いしたいのですが、1行目の「樹幅」というものを「株幅」に変更させていただきたいと考えております。
以上が新規に区分を新設するものでございます。
続きまして、UPOVのテストガイドラインへの準拠等により改正するものでございます。
25ページをごらんください。アガパンサスでございます。
これについては、現行の日本基準にある形質をUPOVの基準に追加するような形で基準を作成しております。ですから、欄外に書いてございますが、UPOVテストガイドラインに追加する形質として、これまで日本の基準にありました第二次花序の有無というものを追加して基準案を作成させていただいております。
続きまして26ページ、きんかんでございます。
これは日本がUPOVへ提案したテストガイドラインでありまして、UPOVのガイドラインに準拠して作成しておりまして、新たな形質の追加、削除はございません。
それから3番目ですね、27ページでございますが、かんしょでございます。
かんしょにつきましては、基本的にUPOVのテストガイドラインに追加形質としまして葉身の大きさあるいは葉身の斑の有無等ですね、それからさらにでん粉の歩留り、あるいは黒斑病、つる割病、ネコブセンチュウ抵抗性等の抵抗性形質を追加してございます。
このかんしょにつきましても、諮問案からの変更をお願いしたいと思います。
まずは北委員からのご指摘を踏まえまして、諮問案では「いもの形」とか「いもの長さ」とかいうふうに言っておりましたが、基本的には「塊根」とすべきだというご指摘をいただきまして、「いも」を全て「塊根」という形で語句を変更させていただいております。さらに、4行目のちょうど真ん中に「葉身の表面の色」というのがございますが、これは諮問案では、葉身の表面の色につきまして、観賞用品種に限るというものと、観賞用品種を除くというものと2つ形質を設けておりましたが、1つにまとめさせていただきました。さらに、形質の並びの関係で、「葉身の大きさ」というのを3行目の前のほうに持ってきてございます。
さらに語句の修正といたしまして、下から3行目に「塊根の主な肉色」という、あるいは「塊根の主な肉色の濃淡」というのがございますが、これを「塊根の肉の主な色」「塊根の肉の主な色の濃淡」というふうに字句の修正をお願いしたいと考えております。
続きまして28ページ目、チリそけいでございます。
これにつきましては、UPOVのテストガイドラインに対する追加形質としまして、「葉身の二次色の模様」あるいは「花冠裂片の長さ」、花冠裂片に関する形質を幾つか追加させていただいております。
UPOVに準拠する基準としましては、以上の4品目でございます。
さらに、3番目のグループとしまして、これまでの審査の運用の結果等により改正するものとしまして、30ページでございますが、アスティルベでございます。
本植物は過去に出願があったものですが、登録された品種がなく、今般の出願で初めて審査を実施するということで、UPOVの一般指針に沿って形質を整理したものでございます。
次、31ページが、くろばなろうばいでございます。
くろばなろうばいについては、重要な形質の区分はかつてあったのですが、これについては基準がなかったということで、今回の出願の審査に際しまして審査基準を新たに作成をさせていただいております。
続きまして32ページですが、ユーフォルビア ヒペリキフォリアでございます。
これにつきましては、かつて18年度に出願がありまして、21年度に種類別の審査基準を作成しており、その基準に基づいてその後7品種が登録されておりますが、25年度以降に登録された4品種の栽培試験の際に、葉身の模様、あるはアントシアニンの着色に特徴がある品種、あるいはほう葉の表面あるいは裏面に二次色がある品種が確認されたことから、これらの形質を反映するような形で審査基準の修正をお願いしたいと考えているものでございます。
33ページでございますが、かなめもちでございます。
かなめもちにつきましても、平成8年度に出願があり、10年度に種類別審査基準を作成したのですが、当該出願が取り下げられたために審査の実績がなかったということで、今回の出願によって改めて審査を実施し、それに基づいて形質の基準案を作成したということでございます。
これにつきましては、柳下委員からのご指摘がありまして、下から2行目の「花序の大きさ」という形質を追加しております。さらに諮問案の中では「小花柄の長さ」という形質を指定していたのでございますが、柳下委員のご指摘を踏まえて見直す過程で、小花柄の長さについては非常に小さいものであり、なかなか評価が難しいということで「小花柄の長さ」を削除させていただきたいと考えております。
34ページ、シーマニア シルウァティカでございます。
これにつきましては、もともとグロキシニア属のシルウァティカということで出願があり、18年度に種類別審査基準を作成してその基準に基づいて19年度に登録されているわけですが、その後、同じグロキシニア属の他の種が出願されまして、それが既存のシルウァティカ種との交雑であったということから、新たな基準の作成の必要性が生じまして、今回基準の見直しをさせていただきたいと考えているものでございます。
これにつきましては、さらにそのグロキシニア属の学名の変更もございまして、シーマニア シルウァティカというふうに名称の変更もお願いしたいと考えております。
これにつきましては、草姿、茎葉に関する形質を整理して修正案を作成させていただきました。
以上でございます。

○茶園分科会長
ありがとうございました。
それでは、ただいまの事務局の説明を踏まえまして、諮問事項についてご審議をお願いいたします。
今回は、食用作物、野菜、果樹、花き類につきまして見直し案を示されておりますので、最初にこれらをご専門とされている委員の先生方からコメントをいただきたいと思います。
本日欠席された委員、専門委員の方からのコメントはいかがでしょうか。

○山口室長
本日欠席された委員、専門委員の先生方には事前に諮問内容をご確認いただきまして、特段のご意見はない旨の連絡をいただいておりますことをご報告申し上げます。

○茶園分科会長
了解いたしました。
では、最初に食用作物につきまして、山岸委員からコメントをお願いいたします。

○山岸委員
事前に何点かお願いしまして、その点につきましては訂正していただいておりますので特に問題はありませんが、今回の説明で1点のみ、ちょっと私が聞き間違えたのかもしれませんので。
27ページのかんしょのところで、下から3行目の「塊根の主な肉色」は、これは色を取るとおっしゃったのでしょうか。

○山口室長
いえ、塊根の肉の主な色というふうに、後ろのほうで「塊根の肉の二次色」というふうな言いぶりをしておりまして、その言いぶりに合わせるような形で「塊根の肉の主な色」、次の形質が「塊根の肉の主な色の濃淡」というふうに変えさせていただきたいということで。

○山岸委員
わかりました。それなら結構です。どうもすみませんでした。以上です。

○茶園分科会長
では続きまして、野菜につきまして、北委員からコメントをお願いいたします。

○北委員
私の担当の野菜で、今回は1件だけでございまして、いずれも事前に出させていただきました質問、あるいはご指摘させていただいた事項、いずれも的確に回答をいただいておりますので、特にここではお聞きすることはございません。

○茶園分科会長
では、次に果樹につきまして、中村委員からコメントをお願いいたします。

○中村委員
私が担当させていただいているのは16ページのムサ アクミナタ(バナナ)と、あと26ページのきんかんになりますけれども、事前に幾つかご指摘を差し上げまして、修正をいただいたものが出てきておりますので、特に大丈夫だと思います。

○茶園分科会長
では、花き類につきまして、神田委員からお願いいたします。

○神田委員
草花・観賞樹は今回新設及び改正するものが26種類ありまして、事前に資料を見せていただきました。その中で18種類について質問をさせていただきまして、適切なる回答をいただき、よく理解することができましたので、問題はないと思います。
ただ、全体を見て2点ほど感じたことがありますので、この場でちょっと述べさせていただきたいんですが、1点は、やはり特性表を書く場合など、標準品種が記載されたほうがわかりやすいので、できるだけ記載していただければという印象を受けました。
もう1点は、観賞樹などの場合、鉢栽培と地床栽培のものがあるんですが、その辺が栽培条件でわかりやすく書いてあるとよいのではないかというように思いました。
以上でございます。

○茶園分科会長
ありがとうございました。
では、同じく、花き類ご担当の栁下専門委員からお願いいたします。

○栁下専門委員
私も事前に送っていただいた資料を見させていただきまして、疑問に思った点については幾つか質問をさせていただいております。質問に対しては、適切に対応していただき、また十分に説明をしていただきましたので、疑問に思った点については解消しております。
今後、観賞性を拡大していく中で想定される形質というのは幾つかあるかなという形で申し上げたんですけれども、それらの形質に関しては該当する品種が出願された時点で、また追加等でご検討いただけるということでしたので、よろしくお願いしたいと思います。

○茶園分科会長
では、他の委員の先生方からもコメントがございますでしょうか。
まず、飼料作物ご担当の清水専門委員はいかがでしょうか

○清水専門委員
私のほうから見て、特に問題ないと思います。これで結構だと思います。

○茶園分科会長
わかりました。
では、種苗生産流通ご担当の田中委員はいかがでしょうか。

○田中委員
特に私のほうから見ても問題ないと思っております。以上でございます。

○茶園分科会長
では、個人育種ご担当の金澤専門委員はいかがでしょうか。

○金澤専門委員
審査基準については問題ないと思いますが、これとはまた別に、今、個人育種家並びにその種苗登録の年代別にいろいろと審査基準とかだんだん精度はアップはしているんですけれども、旧態依然の種苗登録された品種が今非常に同じような種類を登録した際の基準と若干違っていることがございまして、いろんなところでの、違法増殖ではないんですけれども、その辺の見解の部分が多少ありまして。この前、このこととは違って別件でそういうお話をされて、例えばカラーチャートの問題だとか、そういった部分での古い時代の登録品種と最近の登録品種の色の統一性といいますか、時代、時代で仕方ないと思うんですけれども、そういった問題で若干いろんなトラブっていることが最近目につくようになりましたので、その辺の部分も改善していただいたということで、これからそういう形でいろんな諸問題に対して私たちもいろいろとお話をさせていただくような形になりましたので、理解できました。

○茶園分科会長
今いろいろ先生方からご意見をいただきまして、とりわけ全体を通した意見もいただいたのですけれども、そのようなご意見でほかに何かございますでしょうか。
よろしいでしょうか。

○山口室長
すみません。先ほど神田委員からご指摘のあった部分について若干ご回答といいますか、ご説明をさせていただいてもよろしいでしょうか。

○茶園分科会長
はい、お願いいたします。

○山口室長
神田委員のほうから、標準品種の記載が望ましいということでご意見いただきまして、これについてはまさしくそのように我々も考えてございますが、特に新規植物の場合、非常に既存品種があまりないとか、本当にその出願品種しかないということがありまして、いわゆる標準品種が十分に設定できていないものがございますが、これらにつきましては今後その出願があって、審査の経験を蓄積した上で、標準品種を逐次設定するように努めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
さらに、栽培条件についても十分に説明したほうがよろしいのではないかというご指摘をいただいてございます。これにつきましては、特に評価に大きく影響するような部分について指定をする部分については、できるだけ詳細に指定するようにしておりますが、原則としましては必要最小限の栽培条件のみを記載するような形に現在のところしておりまして、そこの部分につきましてはご理解をいただければと思っております。

○神田委員
わかりました。

○山口室長
すみません。どうもありがとうございました。

○茶園分科会長
よろしいでしょうか。何かほかにご意見等はございますでしょうか。
事務局のほうもよろしいですか。
それでは、皆様からのご意見を踏まえまして農林水産大臣に当審議会の意見を答申したいと思います。
この重要な形質の改正案につきまして改めて委員の先生方のご意見を確認させていただきます。基本的にこの改正案のとおりということでよろしいでしょうか。
ありがとうございます。
もし、誤字や脱字等があった場合の修正につきましては、告示を改正する際に反映させるということで、事務局に一任させていただきたいと思いますが、よろしいでしょうか。
ありがとうございます。
それでは、諮問に対する答申案がございましたらお願いいたします。

○山口室長
ただいま答申案をお配りしますので、しばらくお待ちください。

(答申案配付)

○山口室長
答申案、お手元に届きましたでしょうか。
では、答申案を読み上げさせていただきます。


農林水産大臣 森山 裕 宛

農業資材審議会会長

種苗法第2条第7項の規定による重要な形質の指定について(答申)

    平成27年12月24日付け27食産第3996号をもって諮問のあった標記の件については、妥当であると認める。


以上でございます。

○茶園分科会長
ありがとうございます。
委員の先生方、いかがでしょうか。よろしいでしょうか。

(異議なし)

○茶園分科会長
ありがとうございます。
それでは、お認めいただいたということで、そのように進めさせていただきます。
それでは、これにて審議は終了ということにさせていただきます。
事務局のほうに司会をお返しいたします。

○杉中知的財産課長
本日は熱心なご討議をありがとうございました。いただいたご意見等を踏まえまして告示改正を進めていきたいと思っております。
今後とも、種苗行政の円滑な推進に向けてご協力をよろしくお願い申し上げます。本日はどうもありがとうございました。

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