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農林水産省

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食品に含まれていてもよい農薬の濃度に決まりはあるの?

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掲載日:平成20年8月29日

国は、農薬の有効成分(殺虫や殺菌などの効果を持つ成分)それぞれについて、食品ごとに、含まれていてもよい濃度を法律(食品衛生法)で決めています。これが基準値です。

 

食品衛生法で決められている基準値の表の例

図:食品衛生法で決められている基準値の表の例

 

厚生労働省の検疫所や保健所における検査によって、農薬の有効成分の濃度が基準値を超えている食品が見つかったときは、法律に違反しているので、回収されたり、廃棄されたりします。

基準値を決めるときは、まず、農薬を予定している使い方に従って、試験的に使ったときに農作物に残る有効成分の濃度をもとにして原案を作ります。1

   

農薬を試験的に使用

矢印

試験中の農作物

 

次に、さまざまな農作物に、有効成分が基準値の原案ぎりぎりの濃度まで含まれていると仮定して、1日の食事からとる有効成分の量を見積もります。見積もった量が「一日摂取許容量」の80%以下であれば、原案が基準値になります。また、予定された使い方をその農薬の使い方として決定します。様々な野菜の写真

この時、「80%以下」にするのは、有効成分を大気や飲料水からもとる可能性があるからです。80%を超える場合には、使用できる農作物を減らしたり、使い方を変えたり(例えば使用量を減らす)することを考え、食事からとる有効成分の量が「一日摂取許容量」の80%を超えないように基準値を決めます。

ところで、ある食品に残っている農薬の有効成分の濃度が基準値を超えると、法律違反ではありますが、必ずしも健康に影響があるわけではありません。健康に悪い影響があるかどうかは、食品に含まれている有効成分の濃度、その食品を食べる量、そしてその有効成分の「一日許容摂取量」などを総合的に考えて決めます。

 


コラム


脚注

(1) 農薬を予定している使い方のうち、最も多く使用する方法に従って、試験的に使ったときに農作物に残る有効成分の濃度より、高めの値を基準値の案とします。これは、試験では、全国すべての使用状況を調べることはできないこと、気象などの条件によって、農作物に残る有効成分の濃度が変わるかもしれないことから、正しく農薬を使用した場合、基準値を超えないようにするためです。 

お問い合わせ先

 
消費・安全局消費者行政・食育課
担当者:リスクコミュニケーション推進班
代表:03-3502-8111(内線4600)
ダイヤルイン:03-3502-8504
FAX: 03-6744-1974