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農林水産省

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農薬を使わないでお米をつくっていたときは、害虫をどうやって防いでいたのですか。

こたえ


日本で米づくりが始まったのは縄文(じょうもん)時代の終わりから弥生(やよい)時代
にかけてですが、農薬が普及したのは戦後になってからです。

江戸(えど)時代には、クジラからとった油を田んぼにまいて油の膜(まく)をつくり、
そこに竹さおなどでイネに付いている害虫を払い落として、害虫を油の膜で包み、
息を止める「注油法(ちゅうゆほう)」が広くおこなわれました。 

収穫後(しゅうかくご)の刈り株(かりかぶ)で害虫が冬を越(こ)さないように、
刈り株を焼いたり、土の中に埋(う)めたり、冬の間は田んぼに水を入れっぱなしに
したりしていました。
また、田んぼの周りの雑草で害虫が冬を越さないように、雑草を焼いたりしていました。 

その他、塩水を使って実りの良い種もみを選んだり、田植えを遅くしたり、
米づくりと畑づくりを何年かに一度交替したりしています。

最後の手段として、害虫が発生しないように、一生懸命神様にお祈りをしていました。

参考資料

やまがたアグリネットホームページ「米づくりQ&A」(外部リンク)
https://agrin.jp/crop/suito/q_and_a/mukasi_bojo.html

米穀安定供給確保支援機構ホームページ「お米Q&A」(外部リンク)
https://www.komenet.jp/faq/sc46.pdf(715KB)

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消費・安全局消費者行政・食育課「消費者の部屋」
こども相談電話 03-5512-1115