農薬を使い続けると、害虫や雑草への効果がなくなるというのは本当ですか。

こたえ

同じ農薬を何度も使っていると、害虫や雑草が農薬に抵抗力（ていこうりょく）を
もちやすくなります。

構造が似た同じグループの農薬も害虫などに及ぼす防除の仕組み（標的としている部位）
が同じなため、農薬の効果が低くなります。

同じグループの農薬を使う回数を制限したり、
異なるグループの何種類かの農薬をローテーションで使ったりすると、
害虫などが抵抗力をもちやすくなることをある程度さけることができます。

しかし、同じ農薬を続けて使う場合、農薬への抵抗力をもちやすくなるリスクは高まる
ため、新しい農薬の開発を続けることが必要です。

参考資料

農薬工業会ホームページ「農薬の種類や成分、製造方法、農薬が効く科学的な仕組みなどについて」（外部リンク）
https://www.jcpa.or.jp/qa/a4_17.html

農薬工業会ホームページ「IRAC作用機構分類体系」（外部リンク）
https://www.jcpa.or.jp/assets/file/labo/mechanism/mechanism_irac02.pdf（1,536KB）

令和5年更新