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農林水産省

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クロマグロの養殖について教えてください。

回答


国内でのクロマグロ養殖の生産増大に伴って、
未成魚の漁獲も急激に増大したことを受け、2012年に農林水産省は、
クロマグロ養殖漁場の数や生け簀の規模を現状以上に拡大しないよう指示を出しました。

2022年のクロマグロの養殖場は186か所で、そのうち63か所は、
人工種苗(受精卵を陸上の水槽などでふ化させ種苗として育成したもの)のみを
活け込むよう制限されています。
 

2022年の養殖されたクロマグロの活込尾数は576,000尾で、そのうち
天然種苗(まき網などが採捕した天然のクロマグロを種苗として利用するもの)は
394,000千尾、人工種苗は182,000尾です。

また、天然種苗に依存しない取組として完全養殖の研究が進行中です。
人工種苗の魚から採卵して次の世代を生み出すもので、すでに商品化に成功した事例も
あります。

参考資料

水産庁ホームページ「くろまぐろの部屋(国内クロマグロ養殖の管理強化について)」
水産庁ホームページ「令和4年における国内のクロマグロ養殖実績」
https://www.jfa.maff.go.jp/j/tuna/maguro_gyogyou/bluefinkanri.html 

水産庁ホームページ「令和3年における国内のクロマグロ養殖実績について」
https://www.jfa.maff.go.jp/j/press/saibai/220331_21.html

農林水産省ホームページ広報誌aff(あふ)20158月号
「太平洋クロマグロの資源管理(4)
https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/1508/spe1_04.html

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