ホーム > 組織・政策 > 基本政策 > 宇宙から探知した優良茶園でブランド茶「衛星の恵み」を栽培


ここから本文です。

宇宙から探知した優良茶園でブランド茶「衛星の恵み」を栽培

矢印IT事例県別目次はこちら       矢印IT事例効果別目次はこちら       矢印IT事例品目別目次はこちら

取組主体

佐賀大学理工学部

課題

佐賀県嬉野市嬉野町は、盆地で霧が深く昼夜の温度差もあり、古くからお茶の栽培適地として知られている。しかし、山林を開いて造成された園地は急勾配で機械化は難しく、生産者の高齢化が進むにつれて、お茶生産者は徐々に減少している。そのため、付加価値をつけて荒茶の価格を安定させることが、必要だった。

対応

佐賀大学の新井教授は、ITの普及には都会と地方の2方向に可能性があると考え、特に、佐賀県の農林水産業への普及の可能性を提案している。平成19年4月、新井教授と佐賀県茶業試験場が協力して、JAXA(宇宙航空研究開発機構)の公募研究「宇宙オープンラボ」へ応募し、人工衛星を用いて科学的に園地の状態を把握し、園地とおいしいお茶との関係の分析を提案した。21年3月、同大学等の産官学共同研究グループは、人工衛星を利用して優良な茶園を判別するシステムを開発した。

システム概要

人口衛星による優良茶園の判別システム

  • 収穫後整枝を終えた11月から2月に、人工衛星に搭載した近赤外センサーを使って嬉野町の園地を撮影し、近赤外線の反射率から窒素含有量を調べ樹勢が良いと思われる地帯を推定した。
  • 園地を特定するために、(株)マップステーションの協力を得てGISを用いた現地調査を行い、半年をかけて衛星画像を2,500分の1の地図に表した。
  • 園地にはパンチルトズームカメラを設置しており、生産者がインターネットで茶葉の窒素含有量等の観測が随時できる。
  • 気象モニターシステムを設置し、気温や土壌中の水分・茶葉の湿り気を把握できる。
  • 同システムにより生産者は、衛星画像で樹勢を知り、園地のカメラで詳しい状態を把握して、適期に高品質のお茶を収穫することができる。優良園地で収穫されたお茶は大型製茶工場で他のお茶と区分して製茶され、さらに専用の機械で窒素含有量等を検証した上、平成21年5月、インターネットを通じて販売を開始した。また、消費者はインターネットを通じて茶園に設置したカメラの画像をリアルタイムで観察することで、安心して高品質のお茶を購入ができる。

【ITの導入初期経費】非公表   【ITの年間運営経費】非公表

衛星の恵みパッケージ

「衛星の恵み」のパッケージ

 衛星写真

衛星写真

茶園の映像

茶園の映像

茶園の品質パッケージ

茶園の品質チェック

 概要図

利用者

生産者(団体)、流通加工販売業者、消費者

効果

今後の問題点

矢印IT事例県別目次はこちら       矢印IT事例効果別目次はこちら       矢印IT事例品目別目次はこちら

 

お問い合わせ先

大臣官房評価改善課情報室
担当者:情報化推進班
代表:03-3502-8111(内線3622)
ダイヤルイン:03-6738-6159
FAX:03-3502-8766

ページトップへ

農林水産省案内

リンク集


アクセス・地図