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農林水産省

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「車座ふるさとトーク」  平成26年6月7日 (京都府)

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6月7日 江藤農林水産副大臣は、京都府京丹後市で開催された「車座ふるさとトーク」に出席し、6次産業化等を通じた農林水産物の地域ブランド化をテーマに参加者との意見交換を行いました。また、これに併せて6次産業化取組事業者(京都府京丹後市、京都市)及び「月の輪田」(京都府京丹後市)の視察を行いました。

※「車座ふるさとトーク」は、各府省庁等の大臣、副大臣、政務官が地域に赴き、現場の生の声をつぶさに聞き、政策に生かすとともに、政府が取り組んでいる重要政策について説明を行うものです。

開催概要

車座ふるさとトーク(会場:京丹後市役所 峰山庁舎(京都府京丹後市))

 

挨拶を行う江藤農林水産副大臣

江藤農林水産副大臣と参加された方々

挨拶を行う江藤農林水産副大臣

江藤農林水産副大臣と参加された方々

 

1. 参加者からは、以下のような発言がありました。

(1)6次産業化関係

  • 特別栽培米を生産してきたところ、今年から京都の菓子メーカーと契約販売することができた。来年以降も販売量を増やし、将来的には全量販売できるようになればありがたい。
  • インターネットを利用して海外にも商品を販売しているが、この商品はメイド・イン・ジャパンかと聞かれることが多い。メイド・イン・ジャパンであると答えると、多くの方が購入してくれる。海外に向けての発信ツールを活用して、北丹全域の木をブランド化して世界に広めていきたい。
  • 香港に果物を輸出する際、例えば現地の買い取り時の見積もり方法が日本と異なるなど、ハードルの高さ、個人では対応しきれない部分があることを実感した。
  • 6次産業化を進める中で、製品の良さをどのように発信していけばいいか、どのように売っていったらいいかに農業者は苦慮している。それらを支援するシステムがあるといい。
  • 農林水産省が行っている6次産業化のファンドは、農業者にとってはハードルが高い。
  • 農協改革の議論やTPP交渉が進む中で、これから米をどのように売っていくかを考えていく必要。一方で、日本茶は海外でどんどん売れており、やはり日本の食文化のすごさを感じる。農林水産省が一丸となって、日本の農林水産物の海外展開に尽力していってもらいたい。
  • 酪農だけでは先行きが不安だったことから乳製品の製造販売を始めたが、当時資金が無かったときに、京都府の紹介でアグリチャレンジ事業の補助金をもらうことができ、ありがたかった。
  • 乳価は上がらない一方で飼料代が上がり、廃業する者もいて、地域の酪農は後継者不足になっている。酪農経営者が1人でも増えるように、国でも対策に取り組んで欲しい。

(2)地元農林水産物活用関係

  • 地元の農産物や海産物、山菜などを使った「長寿食」を観光客や地域の高齢者に提供している。「長寿食」を通じて人の交流や高齢者の健康増進につなげ、おばあちゃんの力で地域を活気づけたい。
  • せっかく耕して作物を作っても鳥獣に荒らされてしまうため、特に高齢の農業者がやる気を失っており、耕作放棄地が増えている。
  • レストランで地元の食材を出していきたいと考えているが、肝心の食材はブランド化されると東京等に出荷されてしまい、地元では手に入らなくなるのが残念。また、とても心のある物作りをされている農業者であっても、高齢化のため徐々に生産を縮小してきており、段々と農産物の品目数が少なくなっていると実感。今後とも、地元の食材の仕入れ先を維持できるか不安である。
  • 日本酒製造に地元の酒米を使いたいと考え、若手協力者と共に棚田の再生に取組んでいるが、生産調整との関係で直ちに米の作付けができない、山が荒れて水が確保できないなどの多くの課題に直面している。大規模経営ができる農地はいいが、規模の小さい農地の再生はどうしていくべきか苦慮している。
  • 農業者から食材を入手しようとすると、中には商売として折り合わないほど高い価格を示してくる方もいる。農業者も、短期的な儲けばかりでなく中長期的な視点で商売を考えてもらいたい。

(3)地域活性化、観光、農業振興関係

  • 食物残渣を原材料に液肥(バイオ液肥)を製造・利用している。食べ物の再生利用、地域循環の取組であるバイオ液肥の事業を推進しながら、地域を守る取組みを前進させたい。
  • 「田舎で働き隊!」事業で京丹後市に来た。半年間の農業研修を通じて農業に興味を持ち、そのまま京丹後市で農業と地域活性化の仕事に就いている。
  • 中山間地対策では、仕事と共に住むところも紹介する仕組が必要。
  • 一緒に取り組む仲間が増えれば、商品や販路の幅が広がるし、消費者だけでなく、旅行業や旅館業といった異業種の方とのつながりも広がる。人と人の繋がりが大事。
  • 後継者や新規就農者が自立できるような支援をお願いしたい。
  • 海外で受け入れられるような付加価値の高い農産物があっても、市のレベルでは十分な量が揃えられず販路確保が難しい。府や国のレベルで集まれば量の確保も可能であることから、府や国として海外への農産物の紹介や売り込みを進めて欲しい。
  • 新規就農者の確保を目指し、京都府と京丹後市が協力して、農業者になりたい若者を募集して研修をしている。こうした取組を広めて、少しでも担い手の解消に繋げたい。

 

2. 江藤農林水産副大臣からは、以下のような発言がありました。

  • 鳥獣被害は非常に深刻であり、個人個人で対応してどうにかなる問題ではない。都道府県単位での取組も推進していく必要。政府では、これまでも対策予算を増やしてきており、積極的に活用いただきたい。
  • 全中も農協中央会も、事態の変遷と共に役割が変わってきていることは自覚しており、変わらなければいけないという意識は皆が共有していると思っている。農家のための農協組織であるべきで、そのための改革である。
  • 地域と農業を守ることは、食の安全保障につながる。中山間地域を切り捨てることは、絶対にしない。中山間地域の対策は過渡期であり、定住政策の観点を加えることも必要なのかもしれない。
  • 農業政策は、産業政策であり地域政策であるという両面を持っている。景品表示法や地理的表示保護法(GI法)などを活用して付加価値を高めると共に、農業に従事する方、流通に従事する方、販売する方、レストランや宿泊施設を経営する方など、地域全体で農業を引っ張っていって、地域に光が当たるようにしていきたい。今日いただいたご意見は、これからの政策推進の参考とさせていただく。

 

現地視察(京都府京丹後市、京都市)

「車座ふるさとトーク」に併せて、6次産業化取組事業者(京都府京丹後市、京都市)及び「月の輪田」(京都府京丹後市)を視察しました。

6次産業化取組事業者(京都府京丹後市)の視察を行う江藤農林水産副大臣

月の輪田(京都府京丹後市)で田植えをする江藤農林水産副大臣

6次産業化取組事業者(京都府京丹後市)の視察を行う 江藤農林水産副大臣

月の輪田(京都府京丹後市)で田植えをする 江藤農林水産副大臣

6次産業化取組事業者(京都府京都市)の視察を行う江藤農林水産副大臣

6次産業化取組事業者(京都府京都市)の視察を行う 江藤農林水産副大臣

 

参考

「車座ふるさとトーク」の詳細については、以下のホームページを御参照ください。

http://www.gov-online.go.jp/topics/furusato/index.html(外部リンク)

 

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