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第9回東アジア植物品種保護フォーラム及び育成者権の適切な行使に関するセミナー(エンフォースメントセミナー)の結果概要について

平成20(2008)年、我が国のイニシアチブによりASEAN+日中韓の13カ国から成る「東アジア植物品種保護フォーラム」を設立し、この枠組みの下で、東アジア各国が植物の新品種の保護に関する国際条約(UPOV条約)に基づく品種保護制度の整備・充実を行っていく上で必要とする技術的支援等を実施しているところです。各国の経験、情報の共有を促すことで、東アジア地域の品種保護制度を国際標準レベルまで引き上げることを目的とし、年に一度「東アジア植物品種保護フォーラム年次会合」を開催しておりますが、第9回年次会合を平成28年9月6日(火曜日)にベトナム(ハノイ)で開催しました。
また今年度は年次会合と併せて、UPOV条約加盟によるメリットの理解促進を目的として、米国特許商標庁(USPTO)、ベトナム農業・農村開発省(MARD)、植物新品種保護国際同盟(UPOV)と協力し、育成者権の適切な行使に関するセミナー(エンフォースメントセミナー)を開催しました(平成28年9月7日(水曜日)、8日(木曜日))。

1. 第9回東アジア植物品種保護フォーラム年次会合の結果概要について

(1)開催日程、場所

日程:平成28年9月6日(火曜日)
場所:ベトナム(ハノイ)

(2)参集範囲

フォーラムメンバー国(アセアン8カ国(ブルネイ、シンガポールは欠席)+日中韓)、UPOV、オブザーバー国(EU、米、仏、蘭等)

(3)結果概要

  • 各国の植物品種保護(PVP)制度の現状等について、メンバー国から発表されました。マレーシアではUPOV加盟に向けた法律改正についてUPOV事務局と協議中であること、ミャンマーやカンボジアでは制度運営のための実施規則を作成中であることなど、UPOV加盟に向けた前向きな発言が見られました。
  • 2016~2017年の東アジア植物品種保護フォーラムメンバー国における協力活動計画が決定されました。
  • 次回の年次会合がミャンマーで開催されることが決定されました。
(注)各国発表資料等の会合資料につきましては、東アジア植物品種保護フォーラムホームページ(外部リンク)をご参照下さい。

集合写真

2. エンフォースメントセミナーの結果概要について

(1)開催日程、場所

日程:平成28年9月7日(水曜日)、8日(木曜日)
場所:ベトナム(ハノイ)

(2)参集範囲

MARD、USPTO、UPOV、日本農林水産省、フォーラムメンバー国、欧州植物品種庁(CPVO)、仏、蘭、南米、アフリカ、種苗会社、育成者の団体等

(3)結果概要

  • 各国、機関より、UPOV条約における育成者権の行使について、侵害事例やその対応策が発表されました。その結果、次の点が再確認されました。(ア)UPOV条約に基づくPVP制度の利益を享受するためには、効果的な権利行使(エンフォースメント)が必要であること、(イ)育成者権は、権利保持者自身が行使することが基本であること、(ウ)UPOV加盟国は効果的なエンフォースメントのために適切な法的措置をとる必要があること。
  • 我が国からは食料産業局知的財産課種苗審査室山口室長が出席し、日本のPVP制度における育成者権侵害対策について発表しました。
  • 本セミナーにおいては、侵害事例として無許可での種苗の増殖や輸出入、登録名称以外での保護品種の販売等が報告され、品種は容易にコピーが可能であり、侵害の証拠を得ることが困難である点等が課題として挙げられました。また、UPOV条約に基づくPVP制度の適切な利益を育成者が享受するためには、侵害に対する関係機関と連携した対応、育成者や農業者への権利行使に関する教育・情報共有が重要であること等が議論されました。
(注)セミナー資料につきましては、UPOVホームページ(外部リンク・英語)をご参照下さい。

会場 会場



お問合せ先

食料産業局知的財産課国際企画班

代表:03-3502-8111(内線4289)
ダイヤルイン:03-6738-6444
FAX番号:03-3502-5301