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農林水産省

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農業者の取組紹介(フェイスブック)

元気な農業者シリーズ (有)FRUSIC

みなさんこんにちは。今回は東海農政局から「元気な農業者シリーズ」に(有)FRUSIC代表取締役の渡辺祥二さんをご紹介します。

渡辺さんは平成17年に建設業から農業へ参入し、岐阜県美濃加茂市でアセロラをハウス栽培する一方、冬期にはマイナス10度を下回る日もある奥飛騨温泉郷栃尾で、温泉熱を利用して土壌を20~25度、室内を10度以上に保ち二酸化炭素を排出しない温室で中南米原産のドラゴンフルーツを約30品種栽培し、その加工品を販売しています。渡辺さんの農産物は、東京の百貨店や、高山市の市場を通じて出荷し、加工品(ジャムやジュース)はハウスのある奥飛騨で通年販売しています。個人のリピーターによる注文も多く、加工品は高山市のふるさと納税の返礼品にもなっていて人気だそうです。また、サボテンの一種であるドラゴンフルーツは夜間に大輪の花を開花させることから、夜の温室内でのお花見を奥飛騨の新観光スポットにしました。そして、昨年の春には、その経験をまとめた本「奥飛騨ドラゴン」を出版されました。

さらに、今年は爽やかな甘みが特徴の珍しいオレンジ色のドラゴンフルーツを新品種として開発しました。新品種開発は、渡辺さん自ら観察しながら行い、この新品種は、現存する赤色の果皮と紫色の果肉をした「ダークスター」と、オレンジ色の果皮と薄いピンク色の果肉が特徴の「オレンジドラゴン」を交配することで誕生したそうです。新品種は、一度収穫しても、定着するまでには時間が必要で、果実の大きさや果皮、果肉の色、味などを安定させるため、初収穫から3年間試験栽培を続けたそうです。この詳細は10月20日の新聞等メディアでも紹介されています。

農業参入にあたり、農地に限界があるので、量ではなく質で勝負することを考え、新品種開発もその一つとして、やりがいと夢を持って自社で行ってきたそうです。

渡辺さんがご自身の経験から感じていることは、「農業は地域の中の生業」ということを大切にできるリーダーの育成が地域の農業の発展・継続に必要だということです。

また、就農希望者には、「農業は自らの力で新しいことができる」という希望を感じて欲しいとのことです。今後、学生が企画や農作業、営業や販売から経理まで、ひとつの農場の中で就農前に経験を積み上げる場所を作りたいと話してくださいました。

平成25年からは美濃加茂市、岐阜大学と協定を結び、山羊を活用した緑地維持及び里山研究プロジェクトにも取り組んでおり、地元高校生や小学生が地域農業へ関心を持つ機会を生み出しています。来年「全国山羊サミットぎふ」が岐阜県で開催されるため、その準備も始まっています。

このように自らの農業経営と次世代を考える渡辺さんを応援したいと思います。
オレンジ色のドラゴンフルーツ大粒のアセロラ
ふれあい教室と渡辺代表取締役

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