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農林水産省

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「シリーズ【新たな担い手!企業が拓く未来の農業】」

【新たな担い手!企業が拓く未来の農業】株式会社ジーワンの活動紹介

  みなさんこんにちは、農地政策課です。

  今回は、栃木県益子町で地域に溶け込む営農や農地集積のあり方として、新たな経営モデルとなっている(株)ジーワンの参入事例についてご紹介いたします。

  代表取締役である吉岡さんは、元々は人材派遣会社に勤務されていました。
  仕事柄、様々な業種と接する中で農業関連会社と知り合い、お話を伺ううちに農業経営を行いたいという思いが生まれたのが農業参入のきっかけです。
  会社設立の準備を始めると同時に、自ら長野県のレタス農家で半年間の研修を受けて、農業を行う準備を整えてから、平成21年に業務用キャベツの生産を主体とする農業生産法人(現:農地所有適格法人)を立ち上げました。

  参入の場として選んだのは、陶の郷 益子町。
  益子焼で有名な同町は、県外のみならず海外からも陶芸家が集まるところであり、地域性から新規参入でも受け入れてくれると直感したのが第一の理由でした。
  また、参入した芳賀台地地区は、丘陵地帯で天水に依存した地域でしたが、戦略作物基盤整備事業により畑地かんがい施設が整備され、末端の簡単な工事で農業用水を利用して計画的な生産ができるようになったこと、さらに、栃木県から離農農地3haの紹介があったこと、生産物のキャベツを買っていただける顧客がいたことなども決め手になりました。

  参入前は、法人の活動は農作物の生産が中心と思い、野菜を作ることだけを考えていましたが、実際に農業を始めてみると、生産資材・肥料などの保管場所や、1t車以上が入る道路、集出荷施設の整備が必要であることが分かりました。
  大量生産をしているため、1t車が入れる道路がないと出荷が間に合わず、また、積み込む場所がないと集荷してもらえません。
  そのため、現在は農協施設や近隣の工場施設を借り入れて対応しています。

  経営に関しては、販路が複数である方がリスクを分散させられるため、野菜加工業者、飲食店、学校給食など新たな販路を開拓して安定を図ってきました。
  また、地域に溶け込んだ営農を目指し、積極的に地域の行事に参加して住民との交流に努めてきた結果、「まじめに農業経営を行っている(株)ジーワンに、自分の農地管理を任せたい」と信頼が得られ、農地集積を行って年々経営規模を拡大しています。
  当初3haだった経営農地は、現在、3市町23.6haに拡大し、栽培品目もレタス、にら、タマネギと増えて、売り上げも伸びています。

  一方で、インターンシップ受け入れ活動や小学校での食育推進活動、障害者向け就労支援活動による農業体験の場の提供など、地域貢献活動にも積極的に取り組んでいます。
  吉岡さん曰く、最近は地域農業を引っ張ってくれるような社員も増えてきているとのこと。

  私たちも今後の更なるご活躍をお祈りしています。


(画像は、左側がキャベツへのかん水の様子、右側が飲食店への出荷の様子)

キャベツへのかん水の様子  飲食店への出荷

お問合せ先

経営局農地政策課

代表:03-3502-8111(内線5168)
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FAX番号:03-3591-5866