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農業担い手メールマガジン第138号(平成22年6月18日発行)

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インデックス

現場の皆さんへ~食料・農業・農村白書を読もう~  

さて、今回は、6月11日に閣議決定され、国会に提出された平成21年度食料・農業・農村白書の話題です。

ご存じの方もおられると思いますが、政府は、食料・農業・農村基本法に基づき、食料、農業及び農村の動向、食料、農業及び農村に関して講じた施策、動向を考慮して講じようとする施策を、毎年作成し国会に提出しています。

今回の白書は、我が国の農業・農村をめぐる厳しい状況を打開し、「食」と「地域」の早急な再生を図るために進めている施策を分かりやすく記述しております。

特集の「新たな農政への大転換」では、食料・農業・農村基本法制定以降、食料・農業・農村分野においてこれまで講じられてきた施策や動向を紹介するとともに、3月に策定された新たな食料・農業・農村基本計画の主な内容等について記述しています。トピックスでは、今年度に戸別所得補償モデル対策が導入されたことも紹介しています。

また、食料・農業・農村の動向や施策等については、第1章「食料自給率の向上と食料安全保障の確立に向けて」、第2章「健全な食生活と食の安全・消費者の信頼の確保に向けて」、第3章「農業の持続的発展に向けて」、第4章「農村地域の活性化に向けて」として、最新の情報を用いて紹介しています。

特に、第3章では、国内農業生産、農業生産を支える農業経営体・人材・農地、農業所得の増大に向けた取組等に焦点を当て、その動向や課題等について記述しています。農業所得全体が過去20年で半減するなど、農業の収益性が大きく低下し、担い手不在の水田集落が多く存在するとともに、10年後には農業者の減少・高齢化がさらに進行することが見込まれます。こうしたなかで、今後、多様な農業者の確保や、特に若者を中心とした新規就農を進めること等が必要であること、また、農地の有効利用・確保等の取組を進めていく必要があること等について記述しています。

さらに、今回は、事例やコラムを多用するとともに、「ですます」調に表現を改め、年号については和暦と西暦を併記する等の工夫もしているところです。ページの都合上、十分ご紹介ができませんが、皆さんにおかれましても食料・農業・農村白書を一度手にとって、改めて状況や課題を認識し、いろいろな活動に活かしていただきたいと思います。白書は、農林水産省のホームページからダウンロードできるほか、全国の主要書店、政府刊行物サービス・センター等でも購入できます(発売開始予定は6月下旬から7月上旬予定)。

農業を取り巻く情勢をしっかり把握して時代の変化に乗り遅れないようにすることやアンテナを広げて新たな施策の方向性をキャッチしておくことが大切であることは皆さんが一番良くご存じのことと思います。

今後のさらなる経営発展のためにも、また、多くの農業者や関係者との意見交換などの場においても、白書から得た情報はきっと多くのヒントや話題を提供してくれることでしょう。

平成21年度食料・農業・農村白書(本文及び概要版)→http://www.maff.go.jp/j/wpaper/w_maff/h21/index.html

 

担い手のための耳寄り情報~秋まき小麦新品種「ゆめちから」~   

食料自給率向上にむけて麦作振興が行われていますが、国内で生産される小麦の多くは、うどん等に用いられる中力品種であり、生産量の93%が日本麺用となっています。このため、うどん原料小麦の7割は国産でまかなわれている一方、パン用や中華麺用の小麦については、大部分を輸入に依存する状況が続いています。

そこで、(独)農研機構北海道農業研究センターでは、グルテンの力が強力粉よりもさらに強い超強力秋まき小麦「ゆめちから」を育成しました。「ゆめちから」は、中力小麦粉と等量ブレンドすることにより、優れた製パン適性を示し、できたパンは、弾力が強く、もっちりした食感が特徴です。このため、今後は需要の大きな伸びが期待しにくい、うどん用小麦をパン用に用途拡大し、さらなる国産小麦の消費拡大に貢献することが期待されます。なお、「ゆめちから」は、中華麺、即席麺、生パスタ、冷凍パン生地のほか、醤油原料としても利用できます。

栽培上の特徴と留意点は、次のとおりです。

(1)コムギ縞萎縮病に対する強い抵抗性を持ち、耐倒伏性にも優れています
(2)耐雪性が「中」であるため、雪腐病防除が必要です
(3)不良土壌環境では早期に枯れ上がり収量が低下することがあります
(4)超強力小麦としての特徴を発揮させるには、止葉期以降の窒素追肥を行う必要があります。

 

  • (独)農研機構北海道農業研究センターのHPで品種の概要が紹介されています→http://cryo.naro.affrc.go.jp/topics/yumechikara/index.html
  • 秋まきパン用コムギ品種「ゆめちから」については、以下にお問い合わせ下さい
    →お問い合わせフォームhttp://cryo.naro.affrc.go.jp/form.html
    (独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 北海道農業研究センター 企画管理部情報広報課

〒062-8555 北海道札幌市豊平区羊ヶ丘1  TEL/011-857-9260FAX/ 011-859-2178)

 

お知らせ~平成22年度「耕作放棄地再生利用緊急対策」ただ今実施中!~*優良活動団体に対する表彰式が日比谷公会堂で開催*

1農林水産省では、食料の安定供給に不可欠な農地を確保する観点から、耕作放棄地の再生・有効利用を図るための緊急対策を平成21年度に引き続き実施しています。

具体的には、耕作放棄地の再生・利用を行う農家等に対し、(1)荒れた農地の刈払、抜根、耕起、整地などの再生作業や基盤整備、(2)土壌改良のための土づくり、  (3)作付を始めるための営農定着支援、(4)実証ほ場の設置・運営、(5)農業用機械・施設の整備、(6)加工品の試作や販路拡大等について、一定の支援(補助)を行うものです。

詳しくは、最寄りの地域耕作放棄地対策協議会(市町村農政担当課、農業委員会、JA、農業公社、土地改良区等)又は市町村農政担当課(協議会が設立されていない地域)でご相談いただけますので、規模拡大や新規参入を考えておられる農家等の方々のお問い合わせをお待ちしております。

 

2また、こうした耕作放棄地の再生・利用対策を実施している優良活動団体等を表彰する「第2回耕作放棄地発生防止・解消活動表彰式(主催:全国農業会議所、全国農業新聞)」が、5月27日(木曜日)に日比谷公会堂で開催されました。

表彰された団体等は以下の通りです。

  • 農林水産大臣賞:福島県南会津町「有限会社F.K.ファーム」
  • 農村振興局長賞:香川県「小豆島町」
  • 全国農業会議所会長特別賞:奈良県「斑鳩町農業委員会」、大分県「臼杵市農業委員会」

 

3耕作放棄地再生利用緊急対策等の詳細は、次のホームページでご覧いただけます。

編集後記

各地とも昨年より遅れての梅雨入りです。咲き始めたアジサイは益々色鮮やかに映えることでしょう。草木や農作物等にとっては適度の雨は恵みの雨ですが、今年に限っては口蹄疫の被害が拡大・深刻化する中で、この雨により埋却作業等に遅れが発生するなどの影響も出ています。過日、当課からも宮崎県へ職員を派遣し懸命に対応に当たっています。雨が降る悪条件の中での作業と長期にわたり対応に当たられている多くの方々のご心労をお察しすれば、待ちわびて訪れた恵みの雨なのに、ほんの少しだけ恨めしく思えてしまうのは誠に勝手なことでしょうか。(wH) 

電子出版:農業担い手メールマガジン
発行日:毎月2回発行
発行元:農林水産省経営局経営政策課担当:橋本
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担当者:経営育成グループ
ダイヤルイン:03-6744-0577
FAX:03-3502-6007