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農林水産省

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農業担い手メールマガジン第146号(平成22年11月9日発行)

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インデックス

現場の皆さんへ~地域に根ざした農業経営~  

    農林水産省では、今般、平成22年度全国優良経営体表彰を発表しました(詳細については「お知らせ」コーナーにおいて後述いたします)。
大臣賞受賞者等におかれましては、それぞれ、地域に根ざしたきめ細かい経営を実践されており、規模拡大や法人化、新規作物の導入など、新たな経営革新にもチャレンジされている方々です。
  
    さて、今回は優良経営体表彰の選出においてもキーワードとなっている「地域に根ざす」ということに焦点をあて、地域農業がどうあるべきか表彰事例にならって考えてみたいと思います。
   
    まず表彰事例に共通していえることは、自らの利益だけではなく、地域全体の発展を視野にいれて経営を行なっていることです。積極的に耕作放棄地の解消や、地域の新たな担い手を育成したり、地域の新名物を開発するなど、まさに「地域に根ざした農業経営」を展開されています。こうした地域貢献の精神は、地域の利益、すなわち、その地域に暮らす人々の利益につながるものです。
 
    地域は人々にとって基本的な活動の場となっています。このことから、そこに住む人々の生活を応援することで人の評価が高められ、人々が意欲を持って活動するようになり、地域全体の活性化が期待できるものと考えています。
農林水産省は、これからも全国優良経営体表彰や様々な施策を通して、こうした地域発展を目指す意欲ある農業者をサポートしていきます。そして、その地域を引っ張るリーダーを後押しすることで地域農業全体の発展に結びつけていきたいと考えています。

 

お知らせ~全国優良経営体表彰の農林水産大臣賞受賞者紹介!~      

    農林水産省及び全国担い手育成総合支援協議会では、共催にて農業経営の改善に積極的に取り組み、地域農業の振興や活性化に寄与している、意欲ある農業者の優良事例を表彰しています。

    このたび、個人経営体・法人・集落営農の各部門において、農林水産大臣賞、農林水産省経営局長賞及び全国担い手育成総合支援協議会会長賞が決定されました。

大臣賞受賞者におかれましては、本年11月10日に開催する「第13回全国農業担い手サミットinしまね」の全体会において表彰式を行い、次年度の「第50回農林水産祭」にエントリーされることとなります。ここでは、皆様方の更なる経営発展に資するよう、各部門における大臣賞受賞者(3事例)についてご紹介いたします。

 

個人経営体部門

  三重県 四日市市 加藤勲氏 (63歳)

  経営規模:137.0ha(水稲+小麦+大豆)
  ポイント:
  ・妻、長男夫婦、三男夫婦6 人による家族経営協定を締結し、経営理念を共有して活動 (生産部門を男性、販売部門を女性が中心に行うなど、役割分担を明確化)
  ・『農』で社会貢献できる経営を目指し、条件不利地も受託するなど、耕作放棄地の解消に一役
  ・市内の担い手と農地利用調整を図り、規模拡大を進めている。  《平成12年(33ha) → 平成17年(65ha) → 平成21年(137ha)》
  ・新規就農者を雇用するなど、地域の農業人材の育成に寄与

 

法人経営体部門

  島根県 松江市 農業生産法人ライスフィールド有限会社

  経営規模:77.4ha(水稲)
  ポイント:
  ・地域の農地を守り活かす経営を目指し、耕作放棄地も借入れるなど、大規模経営を推進 《平成14年(42ha) → 平成19年(70ha) → 平成21年(77ha)》
  ・食農教育の一環として、保育園の園児と保護者に田植えと稲刈り体験を実施
  ・社員には、幹部養成のための積極的な教育を実施

集落営農部門

  島根県 斐川町 おきす営農組合(農家戸数43戸)

  経営規模:66.7ha(水稲+麦+野菜類等)
  ポイント:
  ・経営面積66haに対して、生産延べ面積は、88haと133%の耕地利用率を実現し、集落外の農用地の集積を含む経営規模100haを目指す。 平成23年11月を目標に法人化予定。
  ・フロンティア精神に富み、ひまわり・ハトムギなどの新規作物の導入を先駆けて実践。ひまわりは出雲空港の景観を彩るほか、食用オイルから化粧品素材、絞りかすは肥料として活用するなど、町の新たな産品として注目
  ・白ネギなど、園芸作物にもチャレンジしており、女性・高齢者の活躍の場を創出するなど地域貢献も高い。

 

 編集後記

    今号では先日発表になりました、平成22年度全国優良経営体表彰を特集させていただきました。本文にもあるとおり、受賞された皆様は地域貢献を必ず念頭にいれて農業経営をされております。今回の記事の執筆をご依頼させていただいた方は、「今の世の中は、デフレ問題や、高齢化・少子化問題など問題が山積していて、経済でいう「成長・競争・分配」、つまり「人・物・金」のバランスが崩れている。過当な競争に走るあまり、物の値段が低下して、人の評価が低下している」と仰っておりました。
私もその通りだと思います。
    農業経営の分野では地域の発展を目指す方々の努力のおかげで、人の価値がしっかりと保たれています。執筆者の方はそういった点を踏まえて「地域発展のために頑張る、本当に助けを必要とする方々の役に立てるような仕事がしたい」と言っておられました。私としてもこういった精神を見習って、これからもメルマガ編集に注力していきたいと思います。

電子出版:農業担い手メールマガジン
発行日:毎月2回発行
発行元:農林水産省経営局経営政策課担当:橋本、表谷
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担当者:経営育成グループ
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