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農業担い手メールマガジン第148号(平成22年12月2日発行)

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インデックス

  • 現場の皆さんへ~従業員のやる気を引き出すには?~
  • お知らせ~「6次産業化の推進に関するワンストップ窓口」を設置~  

現場の皆さんへ~従業員のやる気を引き出すには?~  

    最近は従業員を雇い入れている経営体が見られるようになってきました。また、就農を志す若者にとっても法人経営体に就職することは、個人経営で就農することと比べ、機械設備への投資など初期コストを低く抑え、効率よく技術習得できることから、有力な新規就農の方法として、とらえられるようになってきています。しかしながら、従業員として就農したものの短期間でやめてしまう人が多いのも事実です。これは農業に限らず他産業の会社経営においても起こっていることで、せっかく雇い入れた従業員がやめてしまえば、経営者にとって大きな痛手になります。

    農業生産法人等に就職した若い従業員は、就農してまもなく「不安」に襲われることが、農業生産法人の経営者の体験から語られています。この「不安」の正体は成長実感を感じることが難しいことに原因があるようです。さらに日頃の肉体疲労が重なり、「不安」を克服できなくなってモチベーションを保てず、最悪の場合には辞めてしまうことにつながってしまうようです。

    では、こういった状態を改善して若い従業員の能力をフルに引き出すには、どんなことが大事なのでしょうか。そのヒントとして、日頃の業務の中で従業員との間に信頼感を築き、その上で彼らが従事する仕事が、経営全体に対してどんな意味をもつかを伝えることでモチベーションをあげ、能力向上を図ることがあげられます。

    その鍵となるのが、経営者による効果的な従業員教育の実践です。農林水産省が全国農業会議所に委託して作成した、「農業法人人材育成プログラム」では、以下の5つのポイントがあげられています。

    一つ目に従業員のレベルに応じた指導・支援を行うことがあげられます。個々の従業員はその置かれている状況や、能力の習熟レベルが異なります。経営者はこれを踏まえ、従業員とのコミュニケーションを重視し、個人毎にタイミングを考えて支援を行うよう心がけることが大切です。
    二つ目に仕事を任せることがあげられます。ただし仕事を任せる時には、従業員との間で明確な取り決めを行いましょう。さらに、任せた後にはその様子をしっかりと観察、把握して、必要な場合には従業員に対し支援の用意があることを伝えましょう。
    三つ目は従業員のモチベーションを高めることがあげられます。モチベーションは従業員の能力等とともに、仕事の成果に大きな影響を与えます。そのため、経営者は日頃から従業員の希望や欲求に留意して、従業員が納得して仕事に臨んでいるかを確認する必要があるのです。
四つ目は褒めることと、叱ることがあげられます。褒めるためには従業員の役割や、その能力を鑑み、従業員毎に基準を考えねばなりません。一方で叱る時には、従業員を育てる責任感をもつことが求められます。また、結果ではなくプロセスに関して叱ることが大切です。褒めることと、叱ることのバランスは3時01分ぐらいがよいでしょう。
そして五つ目として成長するチャンスを与えることがあげられます。これは従業員に同じ仕事ばかり繰り返させるのではなく、時に仕事環境を変えたり、いつもと違う面からの質問をして考えさせることで、思考や、行動のパターンに変化をもたらし、刺激を与えることで成長を促すということです。

    以上、紹介した人材育成のポイントは、頭の中で考えると簡単なように思えますが、実際に経営者として社員に対して実践するのは非常に難しいものです。しかし、これを手助けするツールとして、現在は多くの人材育成や人事管理に関する書籍が出版されていますし、また、前述の「農業法人人材育成プログラム」のように経営者が実践しやすく体系立てられたプログラムも用意されています。こういったツールを有効に活用しながら、従業員のやる気を引き出すことで、より経営を発展させていくことができるのではないでしょうか。

★「農業法人人材育成プログラム」に関するお問い合わせはこちらへ

○ 全国農業会議所新規就農・人材対策部担当:堀部
   TEL:03-6910-1126
 
○ 農林水産省 経営局 経営政策課 農業法人班
    代表:03-3502-8111(内線5134)
    直通:03-6744-2144

  

お知らせ~「6次産業化の推進に関するワンストップ窓口」を設置~      

    11月26日に6次産業化法が可決、成立しました。農林水産省では、農山漁村に由来する農林水産物、バイオマスなどの資源を有効に活用し、地域ビジネスの展開や新産業の創出を図ることを通じて、農山漁村の雇用の確保と所得の増大を図る「農山漁村の6次産業化」を推進しています。
    このため、農林漁業者をはじめとした6次産業化に取り組む意向を持つ方々の相談に応じ、きめ細かなサポートを行えるよう、「6次産業化の推進に関するワンストップ総合受付窓口」を下記のとおり地方農政局等に設置しましたので、積極的に御相談ください。

★ 6次産業化の推進に関するワンストップ窓口の連絡先等→http://www.maff.go.jp/j/soushoku/sanki/6jika/1stop.html

 

 編集後記

    いよいよ12月に入り、今年も残すところ後一ヶ月になりました。寒さも一層厳しくなり、体調を崩される方もいらっしゃるかと思います。どうぞご自愛くださいませ。
    さて、編集担当をさせていただいてからまだわずかではありますが、毎号メールマガジンを発行する度にお問い合わせや、ご意見をいただいており、現場の皆様方には感謝の気持ちでいっぱいです。ご返信についてはできるだけ早く対応できるように努めておりますが、ご質問の中には非常に難しいものもあり、どうしても時間がかかってしまうことあります。そういった場合にはどうぞご容赦くださいませ。また、当メールマガジンは現場の皆様方との「双方向の情報受発信を行うためのツール」として活用されることを目指しております。これからも、ぜひ問い合わせ窓口より、皆様方のご意見をいただき、より現場の役に立つ内容を盛り込んで行きたいと思います。よろしくお願いいたします。(Hy)

電子出版:農業担い手メールマガジン
発行日:毎月2回発行
発行元:農林水産省経営局経営政策課担当:橋本、表谷
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お問い合わせ先

経営局経営政策課
担当者:経営育成グループ
ダイヤルイン:03-6744-0577
FAX:03-3502-6007