トルコの農林水産業概況
1. 農林水産業の概要
- 人口は、約7,752万人(FAO:2014年)。
- 国土面積は日本の約2倍 。農用地面積は国土の約半分を占める。
- 地中海・エーゲ海地域は地中海性気候、黒海地域は海洋性気候、内陸部はステップ気候と、地域による気候差が大きく、多種多様な農業生産をもたらしている。
- 地中海・エーゲ海沿岸で果物や野菜、黒海沿岸でナッツ類、中央アナトリア地方で穀物類、南東部で綿花が主に栽培されている。
- 主要農産物のうち、ヘーゼルナッツ、さくらんぼ、いちじくの生産量は世界第1位、すいかが世界第2位(FAO:2014年)。特にヘーゼルナッツは生産量で世界の63%(2014年)、輸出量では69%(2013年)を占める。
- トルコでは、1960年代以降の経済発展に伴い、国内総生産に占める農業の比率は年々下がっているが、近年でも農業総生産額は増加しており、10年間で年平均2.7%成長している。農村を中心に、今なお労働力全体の約25%が農業に従事しており、農業分野はトルコ最大の雇用吸収部門。特に、黒海沿岸、東部・南東部では、地域経済に占める農業の比重が大きい。
- 農業政策として、穀物の価格支持政策、一部農産物・食品に対する輸出補助金を実施。国内及び周辺国の紛争に備え、トルコ国内約220カ所で小麦、トウモロコシ、コメ等を備蓄。
2.農地の状況、主要農産物の生産状況、農産物貿易の概況等(PDF : 291KB)
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